はじめに

※ここで書いていることはわたしの個人的見解＆体感に基づくものです。すべてのひとに当てはまることではないかもしれませんが、同じようなお悩みを持つかたや、展開して何かのヒントになればよいなと思います。

わたしには１０年以上付き合ってきた皮膚疾患があります。
それがこの一年ほどでこれまでにない様子で治ってきました。
そのことについて、記録として書いていきたいと思います。

それが何か気づくまで

当初は何かにかぶれたのかな？とか乾燥してるせいかな？と思っていたのですが、脚の一部が異常に痒くなり寝ているときに無意識にかきむしって、触らないように・・・と気を付けようと思いつつも、そんなことを繰り返しているうちに、徐々にその範囲が広がっていきました。具体的には片足のくるぶしを中心に足首に痒みと内側から熱を持った感じ、そして皮膚がどんどん厚くなって鱗のようになってきました。
しばらくはそれが何なのか？わからず・・・一部分だけであったのと、皮膚科でも原因がわからないのでは？と感じていたので病院はいかず、靴下を履いたり脚を出さなければ見えない箇所ということもあり、切羽詰まっているほどではないので放置していました。確かに痒いけど、気が付くと少し良くなったりもしていたので、そこまで気にしていなかったということもあります。

【乾癬について】

数年前にモデルの道端アンジェリカさんや、ももクロの作曲家で有名なヒャダインさんも自ら乾癬だと公表していたので、そこで知ったかたもいるかもしれませんが、まだご存知でない方も多いと思いますのでご説明します。

全身、腕や顔、人に見られる箇所や特に頭皮などに出ているかたは、皮膚のターンオーバー異常で剥がれ落ちるりんせつがフケのように見えたりして、誤解を受けたり、温泉などで、感染する病気に誤解され嫌な想いをされたり・・・こころにも影響してしまうこともある病気です。

わたしはごく一部分だったため、そのようなことはなかったけれど、かきむしって傷が酷いときは何度も「転んだの？」「大丈夫？」とみられる度に何度も声をかけて友達が心配してくれるので、申し訳ない気分になったりしていました。そのやり取りが気が重かったので当時はなるべく足首を見せない服装に無意識にしていたと思います。

早く病院に行けばいい！！と思う方もいると思いますが、子供の頃にある日顔がただれてしまった際に大きな病院に連れて行ってもらったけど原因がわからず、ステロイドをとりあえず処方され、アレルギーかもしれないからと・・・除去食を勧められそれでも良くならず、最終的におじいちゃん先生のような町医者の長年の経験の見立てでやっと原因がわかった（漆にかぶれていた）けど、結局、自然治癒という経験があり、うん十年前のことなんですが、子供ながらに嫌な想いをした記憶が残っていたのもあって、そのうち自然治癒するだろうと考えていたんです。結局、薬では根本的に治らないと感じていました。

それではなぜ？乾癬だとわかったのか？ということなんですが、、、
たまたま見たFacebookのどなたかの投稿で「治ってはぶり返す皮膚の症状で悩んでいたけど、それが「乾癬」なんじゃないか？と気づいた」という記事を見かけたんです。その時に初めてわたしも乾癬という言葉を知りました。７，８年前くらいのことだったと思います。ピンときていろいろ検索して患部の画像を見たり、症状について知ったところ、全てわたしにも当てはまりました。

そして当時は調べても完治するような有効な治療法はなく、難しい疾患である・・・とあり、やっぱり自力で治すしかないという直感は当たっていたんだなと思いつつ、「治らない」という言葉が胸の奥にズーンと刺さるような感じがしました。

治らない＝欠陥がある、わたしのからだ。

常にそういった「引け目」みたいな感覚が当時はあったと思います。
そしてその「引け目」は「見ないようにする」つまり、
無視する、放置する、という傾向になってしまった結果、

１０年以上、そんなわたしの一部としてずっとぶり返しつつ、そこ（くるぶし）にあったのでした。

原因も様々に考えられ、今でも完全に特定されていませんが、個人的に思い当たるところがあるので次回はそのことについてから書きたいと思います。