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希望のかなた

久しぶりに、カウリスマキの夜。

そうそう、カウリスマキの映画に出てくる人たちのこの表情。思い出した。

繕わなくて良い、正直で良い、不器用で良い。心に温かい灯がともり、かぶっていたことさえ忘れていた鎧を脱いでみる。ちょっと緊張がほどけて、住んでる世界の居心地が良くなる作品。

折り合いをつける、諦める、限界を知る…毎日飛び込んでくる不条理なニュースと身の回りに起こっているけど見えない現実。私には何も出来ることがなくて、どんどん麻痺してしまうような感覚は出来れば無いことにしてしまいたい。

でも、特別なことや立派なことをしようとするのじゃなく、私は自分の置かれている環境で「しっくりこないことはしない」こと、「一番私の近くにいる人をちゃんと大切にする」ことからだな…と、気がつく。

やっぱり、出てきたコイスティネンという名前の登場人物。でも、今回は犬だった。

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