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ようやくデンマーク株式会社のwebページができました

さて、自分の周りに 透明の箱 があることに気がついたことはありますか?

ピッチ大会に出る予定で、事業の一つである Out of Box(アウトオブボックス)事業の色の濃いサイトとなったため、デンマーク株式会社にもかかわらず、トップページの画像はルワンダ から始まりました。(Denmark株式会社のサイトはこちら!

デンマークのフォルケホイスコーレでの学びが起業を後押ししたのですが、その経験で分かったことは ヒトは透明の箱の中に入っている ということでした。(これ、今イラスト化してもらってます。)

どういうことかというと、「自分の思い込みの世界」にいて、それが自分を外部からまもるためのバリヤーになっていたり、あるいは、気が付かずに「その箱の外に出ることができない」のです。目に見えない箱の中にいて、そこにいると実は安心感もあったりします。その箱は自分だけで作ったものではなく、家族だったり、特に学生の場合は先生や親が 常識 という言葉で箱を強固なものにしてくれたりもします。

典型的なものは学校生活や受験。
・高校ぐらい卒業しないと(だから不登校はいけない)
・せめて人並みの大学には行ってよね(って、人並みの大学って何?)
・海外大学は日本の大学に入学してから一年いけば十分(と、海外進学をしたことのない教師や保護者に言われて、そうなんだと、思い込まされてしまう。)

他にも、
・離婚なんて子どもがかわいそう(本人も子も幸せな社会もあるよ!)
・男同士で手を繋ぐなんて変(欧米じゃ当たり前かもよ「!)
・そんな派手な服を着ておかしいんじゃ無いの?(いつも暗い色の服を着ている方がおかしいかもしれないよ!好きな服が着ちゃいけないの?)

学校でのツーブロック禁止や肌着の色にまで校則があることがまさに透明の箱では無いでしょうか?これまで常識、ルールだったことは日本人は正しいと思い込み、守ろうとします。それが正しくなかったり、時代にそぐわないものになっていても、です。

例をあげたらキリがありません。実は私の若い時(中高生時代含む)もそんなものでしたし、実は私自身も、自分の息子には同じことを言っていました。しかし、その頃には気がついていませんでした。

我が家は夫婦で大企業で働いていました。周りにもそんな人が多かったですね。そして言われたのが、「有澤さんちは一人っ子だし、夫婦で大企業だから、お子さんは小学校から私立大学の附属校にいけば間違い無いですよ」と。そして、私は本当にそう思ったんです。しかし、自宅からはその条件に見合った小学校がなかったので、これは中学校からそうしたら良いと思い、息子が小学校3年の3学期から、いろんな人がそういうから、塾に行かせたのですね。すると、、、彼は円形脱毛症になってしまいました。。。私にアドバイスをしてくれた人はきっと正しかったんです。その選択があっているお子さんもあったと思うんです。しかし、我が家はそうではなかったのに、私はその意見にしたがって行動して、結局息子に辛い思いをさせてしまいました。「お母さん、僕、もう勉強したく無い」と言われた時にもまだ気がついていませんでした。

私はその時、自分の思い込みの、アクリル板の厚い透明の箱に入っていたのです。どうしてその箱から出ることができたか、を少し書いていきたいと思います。

私のこの経験も Out of Box事業 をやると決めた一つの要因でした。

少し、webサイトに話を戻すと、様々な国に関わることを記載しました。デンマーク、ルワンダ 、カンボジア、、、、私が関わってきた国々ですが、自分が日本人という透明の箱の中にいることに気づかせてくれたのはこれらの国でした。それまでに約40か国を旅行や視察などで行っていたのですが、その時には気がつきませんでした。これは、タイミングだったのだと思います。

デンマークとルワンダ ・カンボジアは、どちらかというと真逆の国に見えると思います。デンマークは国民幸福度の高い国、そして、ルワンダ とカンボジアはジェノサイド(国民同士の大虐殺)が1990年代にあった国でまだまだ幸福では無い国、と言えると思います。ただ、両国ともが、今、各々の国家目標を目指して日に日に成長している、そんな国であることは間違いありません。そして、今思えば、成長の加速度も緩く、国民幸福度も高く無い、そんな日本人がそれらの国から何かを得たというのが私の昨年(2020年)でした。もしかしたら、コロナがあったことも、さらに私の背中を押したのかもしれません。

起業することになった背景と一緒に、私が感じたこと、どうして行動ができたかについてもお話をしたいと思います。きっと、以前の私同様に、行動したいと思っても、なかなか最初の一歩が踏み出せない、という方も多いと思うので、もしかしたら参考になるかもしれません。




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