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ギャップイヤーを改めて考えてみる

現在ここには、15か国の人が集まっている。そのうちの7割ほどがギャップイヤーを利用した17−20歳の若者だ。先生もいろんな国の人がいる。マケドニア、ポーランド、カナダ、フランス、ドイツ、、、もちろんデンマーク。オータムコースが始まったら、先生と生徒の国籍を列挙してみよう。

さて、若者と話すとたくさんいるいる、ギャップイヤーのboys & girlsが。大学はどこに行くかはわからない、と言っている人が多いのは、ベルギー人が多いからかもしれない。好きな大学に入学できる(=進級が難しい)から、高校卒業の後は、すぐに大学に行っても、行かなくても良いのだ。今、日本でも、じわじわと入学直後から休学する、と言う学生も増えつつあると聞いている。(良い時代になったものだ、とうらやましく思う。)

ここに集まる若者たちをみていると、試験も提出物もないので、本当に、同じ釜の飯を食う仲間、に他ならない。似たような年齢で世界中から集まっているのだから、自国との様々な比較をするだけでも面白いだろう。ベルギーでは16歳から飲酒が可能だと聞いて、私はとても驚いた。そんな国もあるのね、と。

昨日息子から「ギャップイヤーとりたいな、どう思う?」と連絡があったのだが、「大学入試の不要な国なら問題ないと思うけど、ギャップイヤーの後に大学受験をするのは大変なんじゃないの?」と言ってしまった。そして、今日になってから、様々な若者の話を聞いた後、「ギャップイヤー、好きにしたら?」と息子にメッセージを送りました。なぜか?私の人生じゃないのに、要らぬ事を言う必要はなかったとわかったから。彼がいろいろ調べて決めたら良い。つい、転ばぬ先の杖を準備してしまう。私の(日本の親の?)悪い癖だ。

親の役割は、子どもたちの背中を押すのが一番大切な事だと、改めて思った。私のデンマーク生活も、始まったところ。次はどんな体験ができるかな?

若者に混じっての日々は、私にとっては容易いものではない。が、自分で選んで来たのだから、弱音をはかずに、実りあるものにしたいね。楽しみながら努力しましょう。

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