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ブエノスアイレスの「持ち帰り」文化

先日の記事ではアルゼンチンのSDGs達成状況について書きました。今回は、こちらに来てから感じる「食品ロス」に関する日本との文化の違いについて簡単に感じたことを書きます。

必ず「持ち帰り」できるブエノスのレストラン

外食先で食べ残しが出たとき、アルゼンチンのレストランでは必ずいっていいほど、「持ち帰り」ができます。なんならお会計をお願いした際に、食べ残しがあると、店員の方から「持ち帰りますか?」と聞いてくるほどです。食べ残しを持ち帰る際に、必ず無料で容器に入れてくれます。これは「食品ロス」削減にとても有効な手段だと思います。

日本は食べ物の持ち帰りはどうなっていたのでしょうか?私の記憶では、あまり持ち帰る文化がなかったように感じます。もちろん、お願いすれば食べ残しを包んでくれる店もあるかと思います。ただ容器が有料である店もあったような気がします。記憶が曖昧ですが。

この食べ残しの持ち帰り、アメリカでも当たり前の文化として根付いているようです。持ち帰るための容器は、「ドギーバッグ(doggy bag)」といい、もともとは飼い犬の餌のために持ち帰るという建前で用意されたものらしいです。

ヨーロッパも(フランス以外は)この文化が定着しているらしく(ヨーロッパに詳しい方どうでしょうか?)、おそらくアルゼンチンもその影響を受けたのではないかなと思いますが、どうでしょうか。

「持ち帰り」の容器に関する葛藤

「持ち帰り文化」に関して気になる点が1つあります。それは持ち帰りの際に入れてもらう容器が、結構がっつりめで立派なプラスチック容器が多いということです。その容器も持ち帰ったら使い道を見いだすことができず、捨ててしまってます。フードロス削減を目指したら、プラスチックゴミを増やしてしまうというトレードオフが存在しています。

もちろん、環境に優しい紙の容器にすることで解消されるかと思います。また、家からタッパーを持参してそこに入れてもらうようにお願いするなどもよいかなと思いました。これはまだ実践したことがないので、今度試してみようと思います。

朝に食べるピザ

「持ち帰り」の文化はどんな流れでこの国に生まれたのか、もう少し調べてみたいと思いました。それにしてもこういった文化は食品ロスに敏感な私にとってはとても居心地がよく、有り難いです。

またこちらではピザが美味しいのでよく食べるのですが、満腹まで食べた次の日の朝に食べるピザは、なぜかとてもおいしいです。そもそも食べるだけしか頼まない方がよいのですが、ピザに関しては想像以上の量が出てくることが結構多いです。また朝起きてピザがあると結構幸せです。

地球上から食品ロスが少しでも減りますように。

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