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都内の小学校にて包括的性教育を実施!(前編)

先日、都内の小学4年生に包括的性教育の授業を行いました。

授業を行う前日まで、あーでもない、こーでもないとスライドを修正したり、カンペ作りにいそしんでいました。

初めて会う小学4年生たちに、どうしたら面白いと思ってもらえるか、試行錯誤し、スライドの中に、私が小学4年生のときの写真を入れたり、好きな給食の献立の話をしたりしてみました。

小学4年生の頃 兄弟と共に

そして、自分の振り返りのためにビデオをセッティングして準備をしていたら、その様子がYouTuberに見えたのか、生徒たちは私に興味津々。

「ヒカキンくるのかなー?」
「ねえねえ、あなたヒカキンの奥さん?」
「やばい、どんなYouTuber来るのかな〜」
などなど、みんな期待に胸を膨らませていましたが、現実はただの一般人(笑)

みんなのおかげで、「はーい、今日はヒカキンは来ません、看護師のわたしがお話しまーす!」と最初のつかみはバッチリで始めることができました。

包括的性教育について書かれた本

包括的性教育の授業は、1限と2限の2コマを使ってお話しました。

1限目は、黒の画用紙に穴をあけたものを配って、受精卵の大きさについてお話ししました。前日の授業で、受精卵について学習していたらしく、いのちの誕生である受精卵の大きさはどれぐらいでしょうと生徒たちに聞くと、「0.2mmぐらい!」とみんな手を上げて発言してくれました。

読み聞かせをした『あっ!そうなんだ!性と生』

他にも、今から起きるカラダの変化について絵本を読み聞かせして、身体的外見からの変化と、内面的変化があること。その変化は誰にでも起こることで、変化の起こる時期も人によって違うんだということをお話ししました。

様々なキーワードが書かれたマグネット

1限で一番盛り上がったのは、黒板に女らしさ、男らしさと書いて、様々なキーワードが書かれた10枚のマグネットを女らしいキーワードか、男らしいキーワードかグループで考えてもらい貼ってもらった学習です。

ピンクが好きな男の子もいれば、ボール遊びが好きな女の子もいる。男女差をつける必要がないにも関わらず、知らずのうちに「女の子なんだから」、「男の子なんだから」と決めつけられて周りから言われていることも。

でもこどもたちはとても素直に考えて、発言してくれました。

最初は男らしいと思ったキーワードもみんなで話し合って、女らしさも男らしさでもないことを知り、とてもたのしそうにマグネットを貼ってくれたのでした。



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