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コンプレッションタイツの普段着のススメ

冬場に防寒対策をした上での動きやすさのために着用していたスポーツタイツですが、今日では日焼けを防止しながらも動きやすさを追求するというように、年間を通して使用するものになりました。

特に締め付け効果の高いコンプレッションタイツは、履くだけでパフォーマンスが上がるため、運動をする際に多くの人が着用しています。
特にマラソン大会ではほとんどのランナーが着用しているため、ジャージで走ったならばすっごく目立ってしまいます。(笑)

デザインもカッコいいので、スポーツ以外でも、ディズニーランドに行くなど、たくさん歩く日や、年末の大掃除、雪かきなど体を動かすときに使うこともおすすめです。

コンプレッションタイツの主な効果

筋肉を圧迫することで、運動時に筋肉が揺れることで無駄なエネルギーを消費することを抑えてくれるために、疲労を軽減することができます。長時間のランニングでも脚の筋肉が揺れて上下しないので疲れにくいという効果が得られます。

また、足首、ふくらはぎ、太ももと段階的に圧迫する力を変えて血流を良くするタイプのものは、血液の循環を促進するため疲労回復を促す効果が特に大きくなります。

他には、骨盤を締めることでコルセットのように体幹を安定させたり、伸びにくい生地をテーピングのように配置させることによって膝を安定させることで筋肉の働きをサポートしてくれる効果もあります。自分の筋肉を使う割合が減りますのでやはり疲れづらくなります。

多くの選手はトレーニングの際に運動のパフォーマンスアップや疲れづらさを目的にコンプレッションタイツを着用しますが、中には、コンプレッションタイツの締めつけ感が、「運動を始めるぞ!」という心理的スイッチとなり気合が入る選手もいます。

トレーニングの目的は体に刺激を入れること

トレーニングをすると当たり前ですが疲れます。しかしトレーニングの目的は体に刺激を入れることです。結果的に疲れるのであって疲れることが目的ではありません。

心拍数を上げて、酸素が少なくなるような刺激を入れたり、重たいウエイトを上げることで、筋力が不足しているような刺激を入れることで、体に変化のキッカケを感じさせることが目的です。

そのため刺激さえ入ったら、トレーニングで生じた疲労はすぐに回復に務めることが大事です。

疲労を回復するには、縮んだ筋肉をストレッチをしたり、マッサージや入浴、軽いジョグで血行を良くします。血行が疲労物質を回収して、筋肉を作る材料を送り届けてくれるからです。

二の次になってしまうクーリングダウン

しかし、多くの場合ウォーミングアップと主のトレーニングは一所懸命おこないますが、回復のためのクーリングダウンは二の次になることが多くあります。

トレーニングで体を追い込むことが終わると、選手は心理的にも「あー今日の練習も終わったー!」となります。また、コーチも「ストレッチやクーリングダウンは各自でやっておけ!」となったりしがちです。

特に部活動では、終了時刻が学校で決められていたりするので、どうしても練習時間は運動することに目一杯時間を使ってしまう傾向があり、クーリングダウンまで時間を取ることができないのです。

疲労回復のためのクーリングダウンやリカバリーは、誰もがやればいいのは判っています。でも時間も取られるし、強くなるための練習と違い面倒くさく感じます。
そのため疲れが溜まっていたり、試合前で調子を上げたいときなど、特別なときはおこなっても、日常的に継続することは難しかったりします。

リカバリー目的にコンプレッションタイツを履く

多くの選手が、動きやすさやパフォーマンスアップのために、トレーニングにコンプレッションタイツを履きますが、このタイツを疲労の回復を目的に日常的に利用することをオススメします。

コンプレッションタイツは足首から太ももにかけて段階的に締め付けの強さが変わっていることで血行が促進されます。そのため履いているだけで、血行がよくなって、筋肉に溜まっている疲労物質を回収してくれ、また回復に必要な酸素や栄養を全身に巡らしてくれるようになります。

トレーニング後や、普段着として履くことで、面倒くさくて二の次になってしまう疲労回復を、楽に促進する効果が期待できます。

履いているだけで効果を期待できるので、クーリングダウンやマッサージなどのように、そのための時間を確保する必要も無いですし、「やらなきゃ」という気合を入れる必要もありません。

この方法は、普段着でタイツを履くことの無い男性選手におすすめです。
女性の場合は普段着でもタイツを着用するような服装をすることもあるので、取り入れることはしやすいと思いますが、男性は特に意識して取り入れてみてください。

注意するべきこと

夏場は暑いので腰まであるタイプでなく、ふくらはぎだけに着用するタイプでも効果は大きいです。冬場はズボンの下にヒートテックタイツと同じように、防寒用として利用するのが良いと思います。

日常の歩行や自転車での移動など、軽く体を動かすことでの血行促進の効果が上がるので、特別なことをしなくても疲れの回復が期待できます。

特に練習でもコンプレッションタイツを使わない選手が、日常の中で履くようにすると一日の終りにタイツを脱いだときに、ふくらはぎなどの筋肉が柔らかくなっていることを実感できると思います。

注意することとしては、睡眠中にはコンプレッションタイツは履かないでください。
筋肉を動かさない睡眠中は、逆に血行不良の原因となってしまいます。
男性であってもサイズがあうようでしたら、メディキュットなど夜寝る時に使用するタイプのタイツもありますので、詳しくは各タイツメーカーごとに確認いただいたほうが良いと思います。


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