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読書240120「エルドアンが変えたトルコ」

年末年始、イスタンブールに旅行を決めたのち、トルコについて予習をしようと何気なく「エルドアンが変えたトルコ」を読みました。

とても衝撃的でした。

あまりにもトルコについて知らなかったと思いました。思っていたのと違うこともたくさんあり、たとえばトルコは最近まで公共の場所での女性のスカーフを(逆に)禁止してたんですね・・・政教分離ということで。なんとなく明治の日本を思いおこさせます。

またエルドアンは社会主義的というか、農村とか地方とかに手厚く(そこが人気のもとだったようですが)、最近のニュースのイメージと異なりました。

もちろん多民族国家で、一方で弾圧をしたり、経済を立て直すために難しいことをいう官僚を追い出し、結果的に政府を無能化させたりしてしまったようですが・・・

それでもトルコの民主主義もたいしたもので、権力者を批判し、あと少しでエルドアンも失脚というところで地震がおき、彼は人気を取り戻します。

中東で何かおきるたびにトルコの動きは政治的ですが、同時にシリアの難民を何百万人も引き受けていたりします。

欧州とアジアの間で、とてもユニークな立ち位置で、不思議な国だと改めて思いました。

おすすめの一冊です

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