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#33 バーテンダーはペルソナの設定が上手

山田太郎(仮名)
年齢は42歳、東京都練馬区大泉学園在住、3つ年下の妻と今年5歳になる娘と賃貸マンション暮らし、妻は都内の出版社勤務、2人合わせると世帯収入1,300万円、休みの日はお互いの趣味であるキャンプに出かける、大学時代のサークル仲間でキャンプに行ったのが出会いのきっかけで、それから付き合うようになり、その数年後結婚。お互い仕事が忙しい中で、束の間の休息時間となっている。今現在は都内在住だが子供が独立後は地方に移住して、のんびり過ごしたいと考えている。最近は年のせいか、お酒が弱くなり、健康維持に気を使って、飲みに行く回数も減っている。
#あくまで仮名
#山田太郎さん
#すいません

こんな感じで来店する人を観察し、想像を膨らませながら、その人が求めているコト、モノ(お酒)を提供するのがプロのバーテンダーである。
特に大事なのは【観察】する事で、歩き方、身振り、手振り、お酒の飲み方、話し方、身につけているもの、話している内容、などを注意深く【観察】する事でその人の【ペルソナ】をイメージしていく作業を、客との会話の中で行なっている。
それを毎日行っているのだから、バーテンダーは観察眼が鋭いだろうし、【ペルソナ】の設定も上手いと思う、現に僕も20歳の時からバーテンダーになり、既にもう20数年飲食の最前線にいるが、この【ペルソナ】作りが身体に染み付いてしまっている、自然に行ってしまうのだ、職業病といっても過言ではないだろう。
#長年磨いてきた特技の一つ

それではこの【ペルソナ】設定によりどのような効果が期待できるのかを、以下4点述べていきたいと思う

①ターゲット市場を明確にする

販売対象とする消費者層を明確にする事で、適切なプロモーション、ブランディングを行うことができる

②商品やサービスの開発に役立つ

ペルソナを深掘りする事で、商品やサービスを尖らせる事ができ、消費者に有益なものを提供することができる。

③コミュニケーションを効果的に行うため

事前にペルソナの設定をする事で、消費者にとって魅力的なメッセージを伝える事ができる。

④ブランディングに役立つ

ペルソナに沿ったブランディングを行う事で、消費者にとって魅力的なイメージを持つブランドを構築することができる。

特に重要なのは④で、なぜかというと【ブランディング】は、消費者にとっての魅力だけでなく、競合上の優位性を得るためにも重要だからで、魅力的なブランドイメージ(店の評判)を持つことで、消費者にとって選択肢から外れにくくなるからで、長期的な関係を構築しやすくなる、常連さんに長く足を運んでもらえるという利点がある。
有名店などは④が良くできている、店自体がブランド化されている、常連が多いというのは不景気にも強いという事だ、これからの時代には必ず必要な
要素の一つであり今後開店される店は、長く続いている【BAR】を参考にしてみるもの面白いだろう。
#バーテンダーは観察の名人

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