シン・ウルトラマン感想


言うまでもないがネタバレがある

まだ見てない?こんなもん読んでないでさっさと見に行け

では始める


               ◆


見終わって外に出ると、現実世界だ。しかし、空にゼットンの影が浮かんでいても違和感はないだろう。それくらい没入感があった


シンウルトラマンはカラータイマーがないが、エネルギーを消耗すると体色の赤い部分が緑色になる。


ザラブ星人
(メフィラスと比べると)やることが雑。でもガバガバ作戦でも地球人類に交渉迫れるくらい人類との力の差は歴然だった。ウルトラマンが居なければわりと人類打つ手無かったね。電子情報一方的に操作し放題なのはさすがに人類不利すぎる。

そしてそのガバさでウルトラマンを政治利用しようとしたのが運の尽き。ちょっと人類を舐めすぎちゃったかなって感じ
あと「その情報は条約締結後にね★」っていう「無料で遊べるのはここまで。続きは登録後な」的な情報アドの利用の仕方は全宇宙共通なのかな


メフィラス星人
「人類に上位存在として認めてほしい」というのが人類に対する唯一の願いで、まあ人類に対してはその通りだった。多次元に干渉して星間移動も思いのままである星人は神みたいなもんやし。腕っぷしも強い。

地球に目を付けたのも上位存在らしい、人の価値観の及ばぬ理由からで「ワオ…これが(途方もない)先進宇宙価値観…」と諦めのつく、というか説得力のある理由であった。なのでメフィラスとウルトラマンの戦いは価値観を超えたエゴの戦いで真の男の世界であった。

メフィラス、種族単位のマクロな関係はご免だけど個人同士のミクロな関係ならめっちゃ楽しくお付き合いできそう。割り勘でいいぞメフィラス。たまに遊びに来いよな


ゾーフィ
問題の人。人類にとってはヤベーやつ。ウルトラマンが人類に惚れなくても、メフィラスの思惑通り人類がメフィラス管理下で運用されてたらたぶん遠くないうちにやって来ていたであろう統制者。人類が星間レベルで通用する生物兵器として有用過ぎたので滅ぼすという決定を持ってきた。そしてゼットン(クソデカイ・クソ堅い)を起動させ1兆度の炎で太陽系ごと蒸発させようとする。ウルトラマンの故郷が星人間で「光の星」って言われてるのゼットンで文明焼くから付けられた揶揄だって説を強く推す

メフィラスがゾーフィをチラ見しただけで計画全部引き上げてそそくさと帰っていったの引き際を心得まくってるし、人類より何兆歩も進んだ星人間でも武力は正義なんだなってしみじみ感じた

絶対ゾーフィクラスのウルトラ者「金黒現れるところ乱あり…不吉な…!」的に畏れられてるよ。メフィラス君も故郷に帰って「おう、どうだった地球は?」「金黒、来ちゃってさ、パァだよ」「災難だったな…飲めよ」的なやり取りしてると思う


各国
今回、星人も禍威獣も日本にしか来なかったから悠悠自適かと思われていた諸外国だが、一番振り回されたのも諸外国だろう。各国の政治家絶対ウルトラマン嫌いだったと思う。あんな超人、存在するだけで注目せざるを得ないじゃんね、関わりたくなくとも各国が無視できないので自国も無視できない。絶対各国の禍威獣関わりたくない政治家から嫌われてるよウルトラマン。ゼットン案件で一度は確実に死を覚悟させられたし。メフィラス、ザラブ以外の星人も今後わんさか来て日本だけじゃ確実に済まなくなるだろうしね


ウルトラマン
ゾーフィ「人間どれくらいすき?」
ウルトラマン「いっぱいちゅき…」

ゾーフィ「好きすぎて実際死ぬけど?」
ウルトラマン「ウン、死ぬほどちゅき…」

ゾーフィ「そっかぁ…じゃあ、しゃーねぇな。上には私から言っておくから、まあ、じゃあな」


ゾーフィもゾーフィで中間管理職然としたしんどさがありそう。光のお偉い方どうやって説得するんだろう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?