ブルーロックで再認識した再現性の大切さ
ふと、サッカーネタから再現性の大切さを再認識したので残しておこうと思い、筆をとりました。
タイトルの画像は「ブルーロック」というサッカー漫画からの切り抜きで、世界に通用するストライカー(点取り屋)の成長を描いていく漫画で面白いので是非ご覧になってください。
さて、本日はタイトルの通り、「再現性」についてブルーロックを題材とさせて頂きながら色々な角度から重要だということを検証していきたいと思います。
まず、「再現性」とは?
再現性:
同一の特性が同一の手法により発現するとき、その結果の一致の近さのことである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
特定の条件を同じにすれば、同じ結果を生むという言葉です。
ビジネスの世界でも再現性は強く求められており、「特定の条件が分かればある結果を引き出すことが出来る」という事にも言い換えられ、新規事業や新しい会社や組織には兎角「再現性」は非常に貴重なスキルでもあり、これがあると転職にも有利ですし、引く手あまたの人材になるでしょう。
・事業が成長した
・プロダクトがグロースした
・強い組織が出来た
・良い人材が採用出来ている
ありとあらゆる場面で「再現性」が求められます。
特定のエースに頼らない「再現性」こそ万能なビジネススキルだといえます
では「再現」するためには?
これは、記事で検証していきたいと思います。
己だけのゴールの方程式を見つけろ
もういきなり核心に迫るような重要な言葉です。
タイトル画像にある絵心(えごと読みます)というコーチが言い放った言葉です。
サッカーというスポーツは点を入れないと勝てないスポーツです。
点を取るには、その場のしのぎではなく、再現性を持たせることがゴールへの近道ということを指し示しています。
その再現性ですが有難くも方程式で表現してくれています。
ブルーロック第24話 金城宗幸 (著), ノ村優介 (著)
馬狼(ばろう)選手の場合のゴールの方程式を表している図です。
これが正に宝の宝庫。
A:絶対的な武器=個人のスキルや経験、知識といったもの
B:Aが使える特定の場面=事業環境やフェーズ、組織、人員といったもの
C:得点の量産=結果
馬狼選手で表すと、
A:高精度ミドルシュート、突進力(フィジカル)
B:ゴール正面から27m射程
C:ゴール
分かりやすい!!!
補足すると、Aに2種類あり、Bを生み出すための突進力(フィジカル)とBが整った時にCに直結するアクションである高精度ミドルシュート分かれてます。
武器が多いと、Bを創り出しやすくなるというのが分かるとてもいい例です。
また、練度を高めればBのパターンも多くなるでしょうし、AとBの組み合わせが多くなればなるほど、Cに近づきやすくなります。
A自分の武器をいつどんな状態・環境・タイミングで何を感じて、考えて行動したのか、熟知して、再現する。
まさに「言語化」。
言語化:
単に頭で考えていることをそのまま言葉にするだけではなく、物事を自分なりに噛み砕いて相手に伝えるまでの一連の流れ。
相手に分かるまで自分で理解し、同じレベルで理解してもらうこと「言語化」することにより「再現性」が高まる。
ビジネスで求められることに共通しています。
VUCAという事業環境におかれ、1秒ごとに移り変わる状況で、成功の方程式を再現出来るということはかなり大切だという事が分かります。
「たまたま勝つな、勝つべくして勝ち奪れ」
ブルーロック第24話 金城宗幸 (著), ノ村優介 (著)
再現性のある成功の先にしか、進化はない。
再現性を高めるために大切な方程式を説明してきましたが、では再現出来れば終わりなのか?
いえ、再現出来ただけでは終わりません。
「新しい方程式を見つけるしかない」
ブルーロック第29話 金城宗幸 (著), ノ村優介 (著)
一度再現したものでも、上記画像の通り通用しない相手が存在します。
馬狼選手に戻ります。
A:高精度ミドルシュート、突進力(フィジカル)
B:ゴール正面から27m射程
C:ゴール
こちらが成功(ゴール)の方程式ですが、Aが通用しない可能性ももちろんあります。
よりフィジカルが強い相手がいたら?
ゴール正面をディフェンスが固めてしまい、同じような状況が再現出来ない場合は?
相手に圧倒的にボールを支配され、ボールが保持出来ないときは?
例えばですが、かなりあります。
その時には、どうするのか?
新しい方程式を見つけるしかない、つまり成功の方程式を進化させるしかない。
進化=努力してよりAが増えたり、Bが増える事を指していると思われます。
今一度、振り返ります。
「再現性のある成功の先にしか、進化はない」
方程式があると、進化の方向性も分かるものです、つまりこの言葉は自分の成功の方程式を知ることにより、どの方向に成長=進化していけばいいのか分かるという事を指し示しているのではないでしょうか。
また、偶然の成功では、方程式を理解していないため、再現性が低い。そうなると継続的な成功は出来ない。この視点も欠かせないと思います。
車輪の再発明という言葉に代表されるように、既にあるものや既存の知識やスキルを知らずに成長=進化しようとしても最短距離ではありませんし、まず過去~現在までを知り、武器や状況を整理して、成功の方程式を確立するということが大事というのは理解出来ます。
さらには、一度成功の方程式を確立しても常に状況が変わり、通用しなくなる可能性があるため、何度も何度も新しい成功の方程式を「再現」していくことが最も重要なメッセージなのではないかと考察しました。
まとめ
・「再現性」は「方程式」によって表す事が出来る
・「方程式」は「言語化」によってより洗練される
・「言語化」して終わりではなく、「方程式」は常にアップデートしていく
サッカー題材にすると例えがすらすらと出てきてとても楽なことに気づきました・・・。
ビジネスにおいてもとても価値が高い再現性というものをとても明確に語ってくれているので改めて確かにな~と思いました。
ちなみに自分のサッカー時代は、ストライカーではなく、エースキラーでした。
A:フィジカル(体感の強さ)、ポジショニング、読み
B:相手がボールを持って、1対1を仕掛けてくるとき(特にサイド寄り)
C:ボールを取る(ついでにキラーする)
という風に当てはまりました!
ゴールを取るというのは成果の象徴ですが、ビジネスと同じように一つ一つに成果がたくさんあります。
小さいところでいいからCを設定し、A・Bを整えていくのは色々な場面で活用出来そうと思いました!
次は組織図という堅苦しいイメージのあるものを置き換えて書いてみたいと思います!
では。
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