見出し画像

葉山に住んでおだやかに過ごした2021年の振り返り

どうしても2021年を振り返りたい。振り返らないと年を越せない。そんな強い気持ちでこれを書いています。

今年はシーズンプロジェクトが多くてぜんぜん仕事納めができなくて、大晦日も元旦も動いているけど、さすがに1年を振り返る時間はねじこまないと!と、いろいろ後回しにします。ごめんなさい。

今年は後半にかけてTwitterやnoteから離れてしまったから(意図的にではないけど)、ここでがっつりまとめて帳消しにしておきたいと思います。

2021年の総括

私にとっての2021年は、まとめるとすごく楽しくて良い年でした。て言うと浅いけど。

昨年にオーストラリアのByron Bayから日本に帰ってきて、神奈川県の海沿いの街「葉山」に住むと決め引っ越してきたのがちょうど1年前の年末年始。だから2021年は、何もないところから葉山で新しい暮らしをはじめて、どんどん楽しい出会いと発見があって、これからの10年の基盤となるような年になったかな。これまでの10年の集大成のようでもある。

年齢的にも30代になって、なんか、20代後半ってちょっと焦ったりもしたんだけど、もう吹っ切れるというか、焦りも周りもわりとどうでもよくなって自分なりの幸せを感じられるようになることがわかりました。達観度が増した。

もともと30代は海外で過ごすつもりだったから、日本の、しかも生まれ育った神奈川県にまたいるのは予想外だけど、これも世の中がダイナミックに動いた結果であって、運命の流れだから面白いなと思ってる。今年やっていたことを3ヶ月単位で振り返ってみる。

2021年1〜3月:ゼロからの葉山暮らしスタート

2021年になった瞬間から新生活スタート。何も家具なかったけど頑張って揃えて、はじめて自分の車も買って、と慌ただしく過ごした冬でした。

たしか2021年の1〜3月は緊急事態宣言であまり出かける空気ではなかったんだよね。それに加えて2020年末に視力矯正の手術をして、激しい動きや旅行などを少し控える期間だったのもあって、冬は雪山にも行かずおとなしく家で過ごしてた。

まだ近所に知り合いは少なかったから気ままにお店開拓をしてみたり、とにかく家の中を整えたりしてたかな。基本的なモノを本当に持っていなかったから、人並みの生活まで辿り着くのに3ヶ月かかった。仕事はフルリモートでクライアントワークは控えめに、暮らしを優先していたかもしれない。

節目だなーと思って、気合いを入れるために15年ぶりにピアスを開けたりした笑(思えばこのときから運がいい)。 10年パスポートの期限が切れて、思い立った日に海外に行けない人間になった。そういえばクラブハウスとか流行ってたよね。遠い記憶。

2021年4〜6月:人との接点が増えてワイワイしてくる

春になり空気も緩まって、友達が葉山に遊びにきてくれるようになった!この頃は葉山に住んでいる友達よりも、以前からの友達と葉山で遊んでいたかな。春もあまり遠出はしなくて、湘南〜三浦半島くらいの狭い範囲で過ごしてた。

お菓子を作ったり何かを漬けたりするような暮らしの余裕が出てきて、今までの旅暮らしでやってこなかった「腰を落ち着けているからできること」が増えていくのが楽しかった。iHerbをめちゃくちゃ買ったり、地元野菜を大量に車に積んで帰ったり、家の中にも「人並みの生活+α」のアイテムが介入してくる余地が少し生まれた。

葉山(に限らず海のある観光地)は面白くて、冬はシーンとしてひとけがないのに、暖かくなるとワッと人間が湧き出てきて、今までどこに潜んでた?ってくらい出会いが増える。だから海で友達ができた。Byron Bayと似ている。6月に入ると海の家の建設がはじまって、街の雰囲気も賑やかになってきた。

お仕事は新しいプロジェクトが同時多発ではじまってワーッとなりつつ、自分の価値観や信念に近いお話ばかりもらえるから大変ありがたかった。業務やスキルとして何をやるかより、プロジェクト自体の意義とかに共感してチームに入らせてもらう機会に恵まれて、よーーーしって感じでした。

環境やSDGs的なものについて学びを深めようと、エシカルコンシェルジュ講座の受講をはじめた。この頃から約半年間受けて、最近エシカルコンシェルジュを名乗れるようになりました。エシカルなお仕事おまちしてます。

2021年7〜9月:葉山の本番。ギュッと凝縮した夏

ついに夏がスタート。海の家もフルオープン。本番感がすごい。

今年の夏は、社会状況に翻弄されて、ちょっと大変な感じでしたね。7月にオープンしたと思ったら2週間ほどでお酒が提供禁止に。ノンアル営業に切り替えてやり切ろうー!てムードになったのも束の間、8月初旬には海水浴場と海の家のクローズが決定。いつまで持つか…!?という不安定すぎる空気の中であわあわと楽しむ夏となりました。

でも駆け込めたから、満足です。私が急かしたおかげで海が賑やかなうちに遊びに来てくれた人もいて、短いながらもギュッと詰めて夏を満喫できました。ちょうど海が終わった頃からオリンピックだったので、自宅で涼しくテレビを見る夏に切り替えました。

というのは半分嘘で、海水浴場としてはやってなくても海は変わらずそこにあるので、観光客の来なくなった静かな葉山の夏をローカルの人たちと地味に楽しみ、横須賀や三浦や湘南のほうに遊びに行ったりもしました。日本の「海開き」という文化や、海の所有権と人々の海へのアクセスについて、海外と比較していろいろ考え込んだりもしていた。

仕事は夏前からはじまったプロジェクトが渋滞していたので、合間にデスク環境の整えに本腰を入れはじめた。新しいモニターを買ってモニターアームを取り付けてデュアルディスプレイにしてメカニカルキーボードを買ったりとか。諸事情で家にいられない期間があったので、久々にカフェ作業してノマド気分を思い出したりもしていました。

2021年10〜12月:出かける機会が増えて慌ただしくなる

夏が終わると、現場に行くことが増えました。都内のお仕事があったり、白樺湖でイベント+ツアーがあったり、福岡・長崎に一週間ほど行ったり。プライベートでも小旅行や温泉におでかけして、秋を満喫できました。秋っていいよね。

私は引きこもり体質と飛びまわり体質の両方をバランスよく持っているから、ずーっと在宅を強いられても海に散歩さえ行ければそこまで苦痛ではないし、実際に散歩とスーパーしか外出しないような週もある。でも逆にこうしていろんな地域に行けるのも楽しくて、疲れはするけどエネルギー高めに吸収してこれる。お得な性質だなと思ったりした。

最近はどうしても引きこもれムードの中で2年ほど生きてきているから、現場に行ってリアルな感覚を得られたりすることは、とってもプラスに働いて良い経験でした。冬に向けて今年はスノー系のお仕事が重なってきて、スノー業界のために何かしたい気持ちがまた盛り上がってきていたりもします。

あとは全然関係ないけどDIYにハマって、キッチンの棚とか生活を便利にする木工品などを自作したりしていた。自然に近い暮らしをしていると、結局「自分で作る」が最高なことに気づきます。

仕事と学びとスキルアップの振り返り

仕事は「PRやってます」と雑に言い続けているけど、コミュニケーションにまつわること全般で進歩できた1年でした。最近比重が大きくなってきているのは、コーポレートやブランドのアイデンティティの開発、Webサイトや動画などクリエイティブ系のディレクション、コンテンツ制作のディレクションや情報開発・編集などです。フリーランスはスキルの切り売りと言われたのは3年前の話で、今は工夫しだいで横へのスキルアップは全然できるからありがたい。

このnoteに「雪と海と環境と」というマガジンがあるのだけど、最近はまさにお仕事がその領域に寄りまくっていて嬉しいです。だから環境のことを深めようと、エシカル関係の勉強を幅広くやっていました。「エシカル」って言葉にすると陳腐な感じになってしまうけど、これからの変化の時代を生き抜くための必須教養的な感じで捉えています。来年はもっと本も読みたい。

あとこれは仕事と関係あるかわからないけど、自分で車を所有して運転するスキルが向上したのはとてもよかった。今まで、免許は18から持っていて運転もできたけど、メイン運転手の代わりとしてたまーにそわそわしながら運転するくらいで、日常的に自分主導で運転するような生活をしてきていないから、思いのままにって感じではなかったんです。今もひとりで遠くに行くのは自信ないけど、車が家の前にあって運転できると世界が広がる!今年、一番よかったスキルアップは運転です。

住まいと暮らしの振り返り

葉山に住むようになったのはかなり大きい。というか、2021年はそれでしかない。住まいと暮らしに対する解像度が格段に上がりました。地域社会観みたいなものもアップデートされた。

という小難しい現代社会論みたいな話をしている余裕はないので、自分の暮らしの話だけすると、安定した家があってそこに暮らしを築けていると、できることがめっちゃ増える。今まで旅の延長みたいな暮らしをしていて、2021年から真人間ぽい生活だから、別の意味で新しい旅をしている感覚です。

「また海外に住まないの?」って500回くらい聞かれたけど、今のところ予定はないです。リモートワークが一般的になったから海外移住が流行りそうな感じもあるけど、日本人として海外で生きていくことについて多少の経験・知見があるからこそ、その難しさも乗り越えなければならない苦労も知っているし、リモートワーク歴も5年くらいだからぶち当たる壁もわかっていて、これからのウイルス共存社会をいろいろ予測してみると、あまり魅力を感じられていない、という感じ。

とはいえ、日本の平均値には全然合わせにいけないなーとよく思うから、自分にあった小さなリアルワールドの中で必要十分量の安息感と自然の恩恵を得つつ、オンラインベースで広がりを確保して生きていこうかなと思ってます。そのためにもっと発信しないとね。

身体と精神のウェルネス、食事面の振り返り

生物としての活動面でいうと、まず精神状態がめちゃくちゃ安定した1年でした。これはByron Bayで身につけてきた感覚のおかげが大きくて、本当に何事にも動じなくなった。怒ることも落ち込むことも少なくなった。

少し抽象的でスピリチュアルな話になるからここで書くか若干迷うけど、自分のまわりのエネルギーをコントロールして、アクセスしたい世界と周波数をきちんと合わせて、星や月や宇宙とちゃんとコネクトしていると、今までの苦しみは何だったのってくらい欲しいものが手に入るし引き寄せられるようになる。この人なんか変なこと言い出したよって思うよね?私も昔は思っていたけど、それがわかるステージに到達してしまった。

エネルギー調整には食生活も大きく影響していて、2021年も引き続き菜食中心の食事をしていたことで心身共に整いました。完全なヴィーガンではなくて、海の近くに住んでいるから魚は頂いていて、たまに外食時にはお肉も食べたりします。なるべくオーガニックにするとか、ケミカルなものを含まない食べ物を摂取するとかは気をつけているけど、お菓子だけは止まらない。

今書いてて思ったけど、1年の振り返りで自分の食生活を振り返っている人ほぼいないよね?やめよう。わりと健康に過ごせたことは本当によかったです。健康が何よりも大切。身体は資本。

反省:ソーシャル活動と運動と読書が足りない

2021年の反省点は、後半になるにつれてソーシャル活動(Twitterやnoteでの発信含め)が全然できなかったこと。リアルワールドを生きて仕事関係の閉じたソーシャルツール内で存在するので精一杯でした。別にフルオープンにして生きていこうとは思っていないけど、ある程度は発信的なことをしておかないと、デジタルワールドでの存在感がどんどん消えて可能性が薄れてしまう。それに、小さなことでもいいから発信していると、自分に合った人や仕事との出会いが格段に増えて生きやすくなることは実感済みです。事実、2021年に声をかけてもらったいろいろなことのきっかけは、それまでの発信によるところも大きかったりする。時間差で効いてくることもあるから、もう少しソーシャル活動をしたい。

あといつでも海に行ける環境にいるからって甘えて、運動をあまりしなかったのも反省。家に引きこもっていることも多いから、意識的に運動しないとなって思ってます。近所に通いたいジムがないとか永遠に嘆いている場合ではない。あと読書量がちょっと足りなかったなーと思っていて、読みたい本ばかり溜まってゆくので、習慣として読書できるように家のUX改善からはじめたいと思います。

そんな感じで、2021年はこんな感じだったよというまとめでした。今年いろんな形で接してくれた人、本当にありがとうございます!来年も健康にハッピーにやっていくので、引き続きよろしくお願いいたします。良いお年を。


さらに書くための書籍代・勉強代に充てさせていただきます。サポートいただけると加速します🚀