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西野亮廣さんの新刊「夢と金」を読んだ感想

西野亮廣さんの新刊「夢と金」を読了。
感想を書いてみる。
なんせ、小学生の時、読書感想文が死ぬほど嫌いだったので、感想になるのかどうかはわからないけれども、書くと決めたので思ったまま綴ってみる。

本当に正直に書くと、今まで読んだ西野さんの本の中で一番読み難かった。
なぜだろうと考えてみる。
まずは大きな文字の目次。
老眼に優しいという意見もあったが、いわゆる普通の目次ページとの違いに違和感があった。
ガチャガチャしてる感じ。
どんな意図なのかまでは解読できていないが、おそらく何かしらの意図があるのだろう。

そして、第一章、第二章、第三章とそれぞれに文面から受け取る印象が違ったのが面白かった。

第一章は西野さんの怒りの氣を感じて、ピリピリしながら読んでいた。
何度も聞いた話だし、オンライン配信でも聞いていたのに、その気迫というか、「なんで何度も言ってるのにわからないんだ」という憤りを感じて、わかってはいるのに、なかなか入ってこなかった。
ただ今まで耳だけで聞いていた内容のイラストがあったのはわかりやすくて良かった。

第二章は揺らぎのようなものを感じた。あくまで私の感覚でしかないが、具体的な数字で表されている箇所がかえってわかりずらい印象を与えていた。
私の理解力の問題かもしれないが、入ってくる内容と入りにくい内容があった。

なぜこんな感覚になるのかを読み終わった後に考えてみたら、どうやら縦書きよりも横書きの本に慣れ始めているからではと思った。
すでに携帯やパソコンでは横書きが当たり前になっていて、縦書きの文章を読む機会がめっきり減っている。
サロンの記事も当然横書きだし、SNSで読むものはほとんど横書きだ。
毎日読んでいる西野さんのサロンの記事は横書きだから、それに慣れてしまっている。
だから久しぶりに出た縦書きの西野さんの文章がとてもぎこちなく感じて読み難かったのかもしれないと考えた。
本を毎日読みなれている人には気にならないことかもしれない。

第二章の内容は図解があるとより入りやすいだろうなという印象を持った。
なぜなら対比と計算式が多いから。

第三章は一番読みやすく、個人的に響く内容が多かった。
西野さんが一番知ってほしい内容だろうなと感じた。

ここは自分事に置き換えて、これからどう活用していけばいいのか、頭を巡らせながら読み進めていた。
NFTの話もずっとサロンの記事で追いかけてきたけれど、いつもすぐには始められずに一旦様子を見て、触ってきた。
けれど、お金を得るひとつの選択肢として捉えることや、人助けの手段になることや、コミュニケーションツールとして使うことにいまだ踏み込めずにいる。
でも、10年も前からクラファンをやって、伝え続けてきた西野さんが言ってることは、間違いなくこれから先必要になってくることも肌感でわかるから、ちゃんと向き合って、自分事にしていきたいと真剣に考えている。

お金じゃないものもあるけれど、自分が守りたいものを守れるぐらいのお金はなんとかしたい。
言い訳はしたくないけど、30年以上かけてかけられた洗脳を解くのはなかなかのものである。

とにもかくにも、自分の子供たちを始め、若い子や、子育て中のパパママに読んでもらいたい本であることは間違いない。

出版記念イベントで得た6冊の本は、子育てママと、職場のスタッフさんの甥っ子姪っ子さんたちにプレゼントした。
一人でも多くの人に届くように、できる範囲で普及できたらと思う。

先日視たオンライン配信の第一章の「格差がうまれる原因を知ろう」は本の中ではさらっとしか書かれていないので、ぜひ配信で見てほしいです。
この格差の話を知った上でお金と向き合おう。
アーカイブ視聴できます。


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