才能は個人に宿り組織はそれをブーストする

私は職を変えたことが10回くらいあります。その時々の様々な事情で仕事を変えた。長い仕事は5年ほどやり短い仕事は3ヶ月です。求められるスキルとのミスマッチを起こしてクビになったこともあります。

20代はBtoCの職種を様々経験しました。自分自身が行った行動や対応が適切であったかすぐに知ることができる。ダイレクトに反応が返ってくるのでPDCAが高速に回転する。そもそも私は接客が好きなキャラクターではないです。最初の職種で私は一生懸命に組織や業種の慣習について行こうとしていた。「前向きなのは良いけれど。話聞いてるとなんか違うんちゃう、て思うけど」ととある女性が言ってくれた。その指摘は私にとってドンズバでした。あの言葉がなかったら私は的確なタイミングで判断することができなかった可能性があります。転職するときに第三者が必ずいる環境に身を置くことが安全保障につながるだろうと考えてBtoCを選び続けました。

婚姻後しばらくは楽しく飲食店で働いていましたが「自宅の近くで働いてほしい」という義母からの要請があり「自宅からの通勤距離」だけで判断した職種で働きました。BtoBの仕事でしたが休みは日曜日のみで長期休暇とは無縁でした。BtoBであっても問題なく働くことができたので今はこだわりなくやりたい仕事を選ぶようになりました。

今の仕事では定年を迎える先輩の仕事を引き継ぐのが私たちの役割です。「なぜその作業が必要であるのか」を理解して仕事の勘所を掴む。数十年ひとつの会社でいろんな職種を経験した先輩から「自分たちがいなくなった後を頼む」と時々言われます。彼らは3月末で退職される予定でしたが様々事情があり数ヶ月延長して働いてくれています。私の会社は派遣業態なので私が何年同じ業務を担うのか不確かです。私は飲食店で働いた経験が何度もありますので技術の移転は得意です。上手に教えて上手に独り立ちさせる。それができると自分自身の仕事がグッと楽になります。それぞれがやりがいを持つことで余裕が生まれて笑顔が増えるので得るものが大きい。同じパターンを今の職種で活かせるのであれば企業の成長に貢献することもできる。

私は勉強をしたり新しいことを学ぶことが好きです。自分自身の興味関心とリンクした資格の勉強をすることでスキルを上げたり知見を広げることができる。そういう会社や環境があることに気づけたことが良かったです。残念ながら私はまだPython試験の勘所を掴むことができていません。とはいえこの試験の良いところはWEBテストなので受験するタイミングを選んで受験することが可能であることです。前に進んでいることで前向きになれるし自分の上司も私の選択を前向きに捉えてくれている。万が一派遣元会社とミスマッチを起こしても資格が安全保障になる。

未来は読めないし自分の能力に自信があるわけでもない。方向性を定めて毎日前に進んでいればどこかしらに辿り着く日が必ず来ます。今ある環境を生かして自分自身の能力を最大化していきたいです。

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