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ギターを買いました(要修理)


何度か出てきているエピフォンのレスポールですが、6年前に購入しましたが、当初はこんな状態でした。

色はタバコサンバースト

いわゆる部品類がほとんど取り外されている「抜け殻」状態です。
理由は・・・

ネタばれしている

ポロリ!はい、裏側!

ギャギャーン!

さらにネック側もギャギャーン!
ヘッドが折れたから乗っていた部品は、ドナーとしてどこかへ提供されたようでした。
ネットでネック折れのギターを修理している動画がかなりの数公開されていたので、腕試しというか暇つぶしというか、マニア心をくすぐったので購入して修理を試してみました。

ネック折れ補修

とりあえずヘッド側、ネック側を軽く合わせてみると、欠けている部分はあるもののなんとかくっつきそうです。

ここで登場、みんな大好きフランクリンタイトボンド!

ヘッド側、ネック側両方とも少し水で希釈したボンドを塗ります。

塗った後はきれいに接合させて圧着させます。
どこの家庭にも数個は常備しているシャコ万力がおすすめです!
圧を掛けて1度取り外すと、余分なボンドが出てくるのでそれを拭き取ってから、再度圧を掛けてあげます。もちろん均等にね。

その際当て板を使うことを忘れずに。指板側はフレットの逃げを掘った板を用意します。1x4材の切れ端にカッターで溝を掘っおきます。
当て板にキッチンペーパーを巻いておくと、当て板がボンドでネックに張り付いてしまう事を防ぐことが出来ます。

2、3日経ってから外してみるときれいに乾いています。
タイトボンドは仕上がりがカチカチになるので、刃物で削ることが出来ます。

6絃側から
1絃側から

6年経過後です(いま撮りました)。表面は段差もなく、ツルツルに仕上げてあります。破断してる面積が大きかったからか、特に補強も入れなくてもチューニングが狂ったり再度取れてしまうようなことも無く、強度的に問題ないようです。上から塗れば判らないようにも出来るのですが、このキズがあるのもいいなって思いそのままにしています。断面萌えってヤツですよw

ボディトップ

実は購入する前に色を塗り替えようと考えていました。
塗装がちょっと割れているところがあったので、チョイチョイとカッターを当てると剥がれてしまいました。
さらにチョイチョイやっていくと……

これが・・・
こうなって・・・
さらに広がって・・・
あとちょっと!
レモンサンバーストに変身!

あれよあれよと言う間に、トップのタバコサンバーストが無くなって
レモンサンバーストになりました。
あとは表面をサンドペーパーで均して、コンパウンドできれいに磨きました。

休憩

群馬のにゃん太郎一家

マニアじゃない人が疲れちゃうので、
群馬に住んでいた時にお見送りしてくれていた猫たちをはさんでおきます。

アッセンブリ

猫画像で癒されたところで、後半行きますよ!

部品をヤフオクで探していたところ、ボディトップが大きく欠けてしまった、チェリーサンバーストのレスポールがお安く出品されていましたのでゲット!

Epiphone USA!
Gibson USA!大差ないと思いますけどね。

グローバーのペグだけでも良かったのに、GIBSONのピックアップに換装されていました。どっちがフロント側か判るかな?
コイルタップまで付いていてラッキー!

チェリーサンバーストは、欠けの部分にあわびの貝殻で象嵌を施してあげました。すると見初められてお嫁に行ってしまいました。

ラックは自作です。持ち運びが出来るようになっています。

ナット

これは一部のマニアの人しか気づいていないと思いますが、完成前の写真にはナットが付いていません。

矢印の部分です


ちょうど良いアルミの角材なんて、どこの家庭にもありますよね?(ない?)
本当は牛骨なんかが主な材料として使われるのですが、開放弦の時と1フレ押さえた時の音の違いってあるじゃないですか。アレを解消できるかと試しにアルミの角材を平やすりで削って作ってみました。


ヘッドの角度は1952年から17度!

ネックに対してヘッドは17度の角度が付いています。
この角度が付いていることで、バタンと倒した時にヘッドが折れる原因にもなっています。
そうなるとナットにはテンションが掛かります。つまり弦の振動を拾う訳ですね。おそらくストラトの3倍ぐらいの厚みがあるんじゃないかな?
そう考えると結構影響が大きいですよね。

山梨県に引っ越してきて、シカの角が落ちているような地域でお仕事しているので、牛骨ではなく鹿の角に変えてみようかと思っています。

今日はここまで!
ありがとうございました。


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