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「香港 ほんこ〜ん」vol.1(〜2019/5まで)

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中国と違い、マスメディアがきちんと追えていない香港社会事情。わたしが2019年5月末までに配信した香港事情関連の記事をマガジン形式でまとめておきます。以降は1年に1冊の形で別途マ… もっと読む
日本のマスメディアで香港に常駐記者を置いているメディアは少数です。また、記者を常駐させているメディ… もっと詳しく
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#香港自治

【ぶんぶくちゃいな】梁文道講座「北京の目に映る香港」その2

(「北京の目に映る香港」その1からの続きです)

●香港民主活動家の「遺言」梁文道:ぼくがここで皆さんにお話したいのは、「北京の目に映る香港」とはどういう意味か、ということです。

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【ぶんぶくちゃいな】梁文道講座「北京の目に映る香港」その1

香港の片隅にある小さなコーヒーショップで毎月1回、非常に興味深い文化サロンが開かれている。この「ぶんぶくちゃいな」でも昨年インタビューを掲載した周保松・香港中文大学教授が運営する「Brew Note 文化サロン」(「Brew Note」は会場になっているカフェの名前)が主催する、文化教養の向上や思考の刺激を目指す講座である。

周教授にはわたしも昨年、大きく揺れている「香港人」のアイデンティティに

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【ぶんぶくちゃいな】「香港独立」に揺さぶられるキャンパス

先日ふと気がついたのだが、昨年の今頃、香港は月初めに行われたばかりの立法会選挙で、2014年以降に出現した「民主自決派」と「香港自決派」と呼ばれる若い政治勢力から6人の候補者が当選したことでちょっとした興奮状態にあったんだった。

初当選した顔ぶれのうち、「民主自決派」に属する「香港衆志」主席の羅冠聡(ネイザン・ロー)さんは24歳で歴代最年少の立法議員となり、同じく初当選した朱凱迪(エディー・チュ

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