［香港］香港人学生7000人超が台湾の大学に入学申請　香港の大学では中国人留学生が激増

→ここ数年香港人学生の大学進学先として人気を集めている台湾で、今年約7000人を超える香港人学生の入学申請を受け取ったことが明らかになった。一方、香港の大学では私立大学で中国国内からの学生が激増しており、一部大学では留学生のうち8割を占めるに至っている。
→10日付香港紙「明報」によると、香港人学生による台湾の大学申請は2019年には4000人あまりだったのが、翌2000年には8200人あまりと激増、今年はその数字が少し下がったものの申請者は合計7400人を超えた。また、台湾に進学しようとする学生は台湾の就業事情などにも高い関心を持っており、台湾移民を意図する傾向もあると見られている。特に伸びが顕著なのは大学院修士への申請で、昨年度の458人から今年は937人と2倍に増えている。台湾の学歴は香港を含めて世界各地でも公式に認められており、そのことも安心感につながっていると見られている。
→一方で、香港の大学では2019年のデモ以降、中国国内からの学生が激減しているという噂もあったものの、少なくともトップ8大大学にはその現象は出現していない。全体に占める割合で中国出身学生が最も多いのがトップ大学の香港大学で全体の16.7％を占め、時点がやはり政府支援大学の香港中文大学で14.8％となった。