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伝わるコミュニケーションのヒト工夫~コーチング×NLP

NLPの学びを思い出す

人見知りする営業としてコミュニケーションに関して壁に直面することが多かった私ですが、2社目の人材育成会社に転職した際に、今の仕事に繋がっていく転機がありました。それは、NLPの学びです。

NLPとは、神経言語プログラミングの略です。1970年代にアメリカで始められた言語学と心理学を組み合わせた実用的な学問です。人間は五感を通して世界を認識し、情報を出し入れしています。そして、五感を通じた得られた情報をコード化し、意味を与えて思考や行動を整理し、他の人と通じ合うために言語を用いています。これからの体験や経験を通して構築されたあなたの中にもあるプログラムにアプローチするコミュニケーションです。

NLPの学びから10年たちましたが、正直意識して活用まではできていなかったなと改めて振り返る機会がありました。折角なので、今回、コーチングとの融合で活用できる伝え方について情報を発信していきます。

私は、コーチング会社でプロのコーチとして活動するノウハウを活かして情報を発信しています。コーチング実績167時間、クライアントは主に象は20代後半~40代のミドルマネジメント層がメインで、70名に対しての提供実績があります。

うまく相手に伝わらない

伝えたつもりが伝わっていなかった、苦手なあの人にどうやって報告しようか、上司への決裁をもらいたいけど、どうやったら一発で伝わるかな、結論⇒理由⇒具体っていうけどもっと効果的に伝わる工夫はできないだろうかと、思ったことは誰しもあるのではないでしょうか。

また、苦手な人とのコミュニケーションを避けがち、メールやチャットで済ませて誤解を生んで余計こじれてしまう。そんなお悩みを持った方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、コーチングとNLPの観点から相手に合わせて効果的に伝えるポイントをお伝えしていきましょう。

対策方法:コーチング×NPアプローチ

①相手のコミュニケーション特性に合わせる

コーチングの観察スキルにおける、コミュニケーションのソーシャルタイプ分けが活用できます。まず、自分のタイプを知ることで、相手の好みのコミュニケーションのスタイルに合わせて声をかける工夫がうまれてきます。
テレビのチャネルで相手が出演している番組を選ぶようなイメージです。

詳細は、以前投稿した関連記事のリンクも下記に掲載しておきます。
https://note.com/wara33/n/n40debf14c374

∟コントローラー:結論重視、カリスマ的な指導者タイプ
⇒簡潔に結論と理由セットで伝えていく
∟プロモーター :勢い重視、アイデア溢れるノリが良いタイプ
⇒褒めながらノリで伝えていく
∟サポーター :協調重視、人との協調を大切にするタイプ
⇒配慮しながら助けてほしい気持ちを伝えていく
∟アナライザー :理論重視、論理性や計画性を大切にするタイプ
⇒背景や目的を丁寧に伝えていく

②相手の優位な感覚に合わせる

NLPのコミュニケーションモデルの表層システム、VAKが活用できます。
人には使い慣れたシステム(癖)があり、視覚優位、聴覚優位、身体感覚優位なタイプに分かれています。まずは、自分自身がどのシステムを使い慣れているのかを知ることでコミュニケーションに工夫がうまれていきます。
テレビのリモコンで映像、音量、再生スピードを調整していくようなイメージです。

※下記掲載サイトに自分がどのタイプなのか、簡易テストでチェックすることができます。https://www.nlpjapan.co.jp/vak/

∟V視覚:目で見てイメージする感覚が優位
    よく使う言葉は、見える、明るい・暗い、はっきりしている
   ⇒どんな景色が見えるか情景をイメージして描けるように伝える
∟A聴覚:耳で聞いてイメージする感覚が優位
    よく使う言葉は、聞こえる、考える、思う
   ⇒論理的にどんな声が聞こえるか整理できるように伝える
∟K感触:感じ取ってイメージする感覚が優位
    よく使う言葉は、感じる、気になる、違和感、触れる
   ⇒ゆっくり感じながらイメージできるように伝える

最後にひと言

伝わる工夫はできる!でも普段から相手を知っていないと好みはわかりません。人に興味関心を持つことってやっぱり大事だなと、改めて思いなおしました。その他、相手の価値観を意識しながら伝えていく観点も持ちたいですね。


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