10代と20代が半数以上を占めるSNSであるTikTok。日常系おもしろ動画やライフハック系動画など、様々な広がりを見せるSNSですが、その特徴はやはり音楽。

JASRACやレコード会社などとライセンス契約を結び、ユーザーは好きな楽曲に乗せて自分の動画をアップすることができます。そして、他ストリーミングサービスやYouTubeには無い独特なバズり方をする楽曲が多いというのも特徴です。

2020年に話題を集めたTikTok発のバズ楽曲を軽くご紹介しておきます。

説明不要のバイラルヒットとなった香水。2019年投稿時はそれほど注目を集めませんでしたが、TikTokユーザーの間で人気となったことで、時間差でのヒット曲となりました。

また既にメジャーなアーティストが再発見されるケースもあります。AAAの末吉秀太がソロのShuta Sueyoshi名義で昨年1月にリリースしたアルバム『WONDER HACK』。その中の1つの収録曲でしかなかった「HACK」が突如TikTokで注目を浴びるようになり、こちらもヒット曲となりました。

MyraはTikTokのテレビCMにも利用されるなど大きな人気を集めましたが、元々はTikTokにワンコーラスだけアップロードしたもの。公式配信すらされておらず、広まった時点でfull verが存在していないというのは、新しい音楽の生まれ方だったと言えるでしょう。

社会的に大きな影響を与えており、大人も無視できない存在となったTikTok。今回は2021年バイラル候補の曲を人気度合い順に4つほどご紹介します。

①魔法の本より/sui

TikTokでオリジナル曲「エピソード」を公開してから、わずか数ヶ月でヒットチャート常連となった17歳のシンガーsuiの新曲『魔法の本より』。suiを知らない人もバイラルヒットした『可愛い君が愛おしい』はご存知なのではないでしょうか。

TikTokの手軽さからオリジナル曲の投稿を始めたというsui。まさにTikTokから生まれたアーティストと言えるでしょう。TikTokでの投稿数は30000videoを超えており、既に知っていないと恥ずかしいレベルかもしれません。

②あかるいみらい / Mom

シンガーソングライターでありトラックメイカーであるMom。音源だけでなく、ジャケットやMusic Videoなどのアートワークもすべて自分で担当し、そのハイセンスな楽曲は少しずつファンを増やしていました。

大きく注目を集めたタイミングはAppleのCMに採用された瞬間でした。

TikTok上では10000videoを突破。多くの人の耳に残る楽曲となり、ダンスだけでなく日常系動画のBGMとしても多く利用されています。

③シル•ヴ•プレジデント /Ｐ丸様。【ナナホシ管弦楽団】

主にオリジナル漫画アニメの投稿をしているYouTuberであり、他にも声優や音楽など多彩な活動を展開しているP丸様。。バーチャルYouTuberである輝夜月の演者をしていることでも知られています。

そんなP丸様。が2021年3月にリリースした初アルバム『Sunny!!』に収録されている『シル・ヴ・プレジデント』。作詞と編曲はボカロPとしても有名なナナホシ管弦楽団が担当しています。

TikTok上では現在6000videoを突破しており、その可愛らしい歌詞とキャッチーなメロディから、主に振り付けを踊る動画が投稿されています。

④『恋愛決壊警報 』/君に、胸キュン。

名古屋発王道アイドルグループである、君に、胸キュン。。2018年8月に結成されメンバーを入れ替えながらも、着実に人気を経て活動を続けてきたグループです。

『恋愛決壊警報』は2020年7月に発表された楽曲ですが、少しずつTikTokで利用されており、TikTok上では現在279video。大ヒット動画が出れば大きく伸びそうな予感のする楽曲です。

これからも更に伸びが予想されるTikTok。ぜひ定期的にチェックしてトレンドの初動を捉えられるようにしたいものですね。