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#87 教えずに教える!

Dr.カタリアは、いう間でもなく笑いヨガの発明者であり、それを世界中に伝えてきた方だ。

しかしながら、彼はあまり教えない。
もちろん、秘伝なので教えないというわけではない。

笑いヨガのやり方などは、やって見せるだけ。
それ以外のことも、本当にアウトラインしか言わず、後は笑って楽しそうにしている。

私は疑問があったら質問するのだが、
「あなたはどう思う?」とか「日本ではどうなの?」と聞かれ、
こちらが自分の考えを話すと「それでいいんじゃないの」という調子だ。

私は自分自身でも毎朝笑いヨガをやっているし、笑いヨガの講演や研修で笑いヨガを教えることは多い。
笑いヨガリーダー養成講座など、97回も開催している。
(※原稿は2013年7月に執筆。2023年8月9日現在では295回開催)


経験を重ねてくると、ついつい自分の知っていることを教えたくなる。

しかし教えるのが親切なのかというと、そうでもないということがやっとわかってきたこの頃だ。

笑いヨガの本質は、語ることでは伝わらない。
でも、知識が増えるとどうしても言葉が多くなる。

Dr.カタリアは多分、教えない笑いヨガをすごく教えているのだ。
言葉ではなく、実践すること。

笑いヨガを実践することで、多くを学ぶ。
自分自身が学び取ったことには間違いも正解もない。

だから、何もいわない。

Dr.カタリアのすごいところは、教えなくてもやる仕組みを考えたところだとわかる。

これは補足だが、教えないですめば講師は楽だが、 高田は講座の前にちゃんと資料を作ろうと数日前から悪戦苦闘したり、バルーン講座をやった際は、事前に道具や材料を用意し、90分の講座のために90分かけて講座の準備をして、1時間かけて後片づけをしたりした。
(日本笑いヨガ協会代表の高田は、実はバルーンについてたくさん本を書いていて、 昔はよくワークショップをやっていた。)

「教える」ということの後ろには、目に見えない部分で膨大な準備がある場合がある。

あ~!笑いヨガって奥が深いわ。

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まぐまぐ「心と身体に効く笑いヨガの力」
Vol.209 “教えない巨匠” (2013.7.30)

★★★

【高田のコメント】

この記事は、めちゃくちゃ懐かしい!
10年前ですからね。

その後、テクニックを教えることに熱心になりました。
なぜなら、志と情熱があっても、テクニックが足りないばかりに地域で継続ができない人をたくさん見たからです。

日本笑いヨガ協会の水道橋笑いクラブ(現在は活動していない)のリードを他の方にお任せして、私たちの目指すものをみんなで作る課程で何を教えて、何を受講者にゆだねるのかがわかりました。

日本笑いヨガ協会の講座は、コロナ禍を経てますますバージョンアップしています。


★★★

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テクニック習得は、オンラインが早い。そして、笑いヨガが本来持つ笑いの伝染力は断然会場!

対面講座も終了後、映像で復習ができるので、8月講座は両方を兼ね備えたものとなっています。

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