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自衛隊を退職し、転職したい自衛官へ!知っておくとべきビジネスマンの基本とは?

自衛隊を退職し、民間へ転職したいと考えた時に真っ先にブレーキをかけるのが、「民間でやっていけるのか?」、「食べていけるのか?」という不安であと思います。私も自衛隊を辞めるか辞めないか悩んでいた時は非常に不安にかられました。

正直、民間への転職も難しいですが、民間でやっていくのも非常厳しいと考えます。なぜなら、自衛官として仕事と民間での仕事では、取り組み方が全く異なりますし、求められる知識も異なります。

しかし、心配する必要は全くありません。

ビジネスマンとしての基本事項を事前に把握しておけば良いだけです。ビジネスマンは特に特別な人間ではありません。ただ、今のあなたと知識や考え方が異なるだけです。

では、自衛官は知らないビジネスマンとしての基本事項というのは何か?以下の3つに分けて紹介します。

●ビジネスマンとしての基本的知識

●ビジネスマンの基本思考法

●ビジネスマンの基本意識

1.ビジネスマンとしての基本的知識

(1)法人とは

  法律用語辞典などの定義によると「法人」とは「自然人以外で、法律上の権利義務の主体なることを認められているもの」、、全く意味がわからないですね、、。法人とは株式会社などの利益を生み出す集団を設立して法人格を与えられたものです。端的に株式会社=法人と考えてもいいかもしれません。ただし、社長?と思う人もいるかもしれませんが社長でもなく、人間でもないです。法律上の呼びになります。

(2)売上・原価・利益

   株式会社などが存続していくためには、「売上・原価・利益」は切っても切り離せない言葉になります。株式会社は利益を生み出す必要があります。利益とは何か。計算では、「売上ー原価=利益」になります。

では、利益を上げるにはどうしたら良いのか。多くの人が売上を上げると答えると思います。それは正解です。しかし、それだけではないです。売上が同じでも利益を増やすことが出来るのです。それが原価を下げることです。料理とかであれば、食材費を下げることになります。実はビジネスをする上でこの点が非常に大切になります。

(3)契約書とは

   契約書とは何か、それはサービスを提供する者(法人)と、サービスを受ける者(法人)の間で、決まり事を定めた文書になります。「提供するサービスは何か」、「費用は何か」、「責任の範囲はどの程度か」、「トラブルが起きた時の対応は?」などなどを双方で定めるものになります。契約書についてもビジネスをする上で基本知識になります。

(4)売掛とは

  売掛とは、「サービス・商品を提供した際に、その場で支払いを済まさずに後日代金を支払うこと」になります。クレジット払いや引き落としも売掛の一つになります。ビジネスの基本は、物やサービスとお金を交換することであるが、物やサービスを受けて、後日、費用を払うなど、交換時期が変わってきます。このやりとりが複雑になってくると、複雑なビジネスモデルとなっていくのです。この言葉も自衛官から民間へ転職を考えるのであれば抑えておきたい用語になります。


次に、自衛隊を退職し、民間に転職したい自衛官が事前に抑えておいた方が良いこと、ビジネスマンの思考法について2つ紹介します。

(1)ロジカルシンキングとは

   ロジカルシンキングとは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。ロジカルは、「物事を体系的に整理する」、
「物事を筋道立てて矛盾がないように考える」、「理論に当てはまっていく様子」、「筋道が通っている考え」といったことを意味します。

(2)水平思考

   水平思考とは色々な視点を変えて、問題解決のために自由にアイデアを生み出す発想法になります。例えば、新しい穴をいくつも掘るようなことで、「AをY、またはXにする」というような順番を超えて考える思考になります。


これら2つの思考方法を抑えておくことが転職を考える現役自衛官には必要になります。そして、最後に、何よりも大切な考え方がいかになります。

自衛隊ではいかに、決められた仕事をやり切るか、与えられた任務をいかに達成するのか、それが求められます。つまり、やるべきことをしっかりやればそれなりに評価されると思います。

ではビジネスマンはどうか。正直、数年前まではビジネスマンも自衛官と同様に、与えられたことをしっかりやることで生きていけました。

しかし、今は異なります。正直、激動な時代であり、戦国時代のように生き残りをかけて仕事に取り組んでいくことが大切であります。

では、何かが大切なのか。それは自分の行動によってどんな価値が生まれているのかということを意識することが大切になります。

ただ、単純に言われたことをやって満足するのは自己満でしかありません。民間では価値を生み出すということが大切です。では、価値を生み出すということはどのようなことを意味するのか。

それは利益を生み出すということになります。ここで、再度、重要になるのが「利益=売上ー原価」になります。

先に述べたように売上を上げることで利益が上がりますが、原価を下げることでも利益が上がります。原価を下げるということは何を意味するのか。

一つとしては業務効率を図るということになります。今まで2時間で行っていたことが、1時間で終わるようになった場合、1時間分の労務費(人件費)を抑えることができます。

何か仕事を進める中で、効率的に行う方法を生み出したり、もしくは無駄な工数を削減することで結果的に効率的に行うことになったりとするようにすることが大切です。

そうすることで原価は下がり、価値を提供することが出来るのです。

ビジネスマンとしては、以下に価値を生み出すためには何をするもか、どのような行動をするのかということを考えることが大切です。

意外に、民間で生きている人たちも上記のような意識が薄い人も多いのです。したがって、そのようなことを意識し、行動するようにするだけでも民間で生き抜く力を培うことができます。

以上が、自衛官は知らないビジネスマンとしての基本事項というのは何か?の答えになります。これらを今から意識するかしないかで、民間でやっていく不安は大きく変わると思います。

とは言え、私も自衛隊を退職した時は、上記のことを理解しておりませんでした。だからこそ多くの失敗を繰り返し学んだことも多いのも事実です。少しでも上記のことを知っておけたら違うのかななども思うこともあります。

これから自衛隊を退職して、民間へ転職したいと考えている自衛官であるあなたが、もし、不安を取り除きたいと考えるのであれば、電車の中でも良いし、トイレの中でも良いので「笑まち」と検索してみてください。

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