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【対応力 = 場数 × 引き出し × 変化】

どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が320日目のnote投稿です。

今日は対応力について。
応用力とも、適応力とも、社会力とも言い換えられるかもしれませんが。
そのエッセンスはなんだろうな、と昨晩ぼんやり考えていて。
場数、引き出し、変化。
このような要素が組み合わさることで、その場で臨機応変に最適解に近しいものを出し続けられるのではないか、という自分の中での整理のような記事です。

どの分野でも関わる、非常に大切な概念だと思っています。
「デキる人」や「惹きつける人」にも必ず備わっている力だと思っていますし、なにより『なぜ学ぶのか』『学ぶことの意義』にも通ずるところなのだとも感じています。

❶場数|対外的行動・対内的行動

この対応力を考えるきっかけになったのは、西野さんのVoicyです▼

日曜日には、質問に対して回答するスタイルとなっているのですが。
この回の『4. 「たとえ話」の上達方法はありますか?』お話の中での内容がもとになっています。

こちらの回答として簡潔に言えば、【場数】と【引き出し】の多さだ、ということでしたが、それはもう少し分解できるのではないかなと思って考え始めました。

まず場数には、大きく「対外的な行動」の場数と「対内的な行動」の場数があるのだと思います。

・「対的な行動」|発信(アウトプット)や受信(インプット)のように、自分ではない他者との交流の中での行動
・「対的な行動」|身体を動かすことや心のエネルギーを使うこと

また、この対外的な行動の中でも、今求められているのは「受信」側で。
西野さんも下記の動画で上手な「キャッチャー」が求められている、とも言及されていますよね。

現代が発信過多になっていることを鑑みると、うまく受けてくれる人、受けながら発信者やその周りの人をつなげる人、まとめる人、盛り上げる人が求められるのは自明の理かもしれません。

また、対外的な活動だけではその場数は説明しきれないと思ってもいます。
そのために対内的な行動でも、心や体を動かすこととしたのですが、目に見えない部分での積み上げや努力、感情の持ち込み方など、その人がどれだけ何に時間や熱量をかけてきたのか。
それも場数として、その人の魅力と実力を担保するものになりうるのだと思ったのです。

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❷引き出し|事例, "How to", "History"

そして、場数とセットで西野さんがお話をされていたのがこちらの引き出しですね。
場数を積むことで、自然と引き出しも増えるのだとは思います。
ただし、ただ漫然と場数を踏むだけでは、その引き出しは自分のものにならないとも感じます。

たとえ話、歴史、背景、裏側など、その情報についてどれをどう取捨選択して残していくのか。
それを自分の中で整理し続けることが求められる、とも感じるんです。

また場数、言いかえれば、試行錯誤を繰り返すことで「失敗する方法」も積み上げるからこそ、その整理も洗練されていきますしそのいわゆるノウハウも溜まってきます。

これらが、多種多様なことをアンテナを高くして知る意義だとも思いますし、「なぜ学ぶのか」あるいは「挑戦をする価値」としても考えられることだと感じます。

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❸変化|変わった数・変えなかったこと

こうして考えていると、場数と引き出しだけでは、対応力や即応力のようなその場での即興での受け応えや求められ"続ける"人材にはなり得ないなと思いました。

引き出しを積み重ねる失敗の中で、「変化」はとても重要な要素だとして、こちらはもう少し分解できるのではないか、とも感じたんですね。

それが、"変化"として「変わった数」と「変えなかったこと」になるのではないかとぼんやり考えていました。

時代とともに変わること、つまり1990年にAだと思っていた(あるいは技術的にそうだった)ことが、2000年にはBで、2010年にはC、2015年にはD、今はEというように。
『変わった数』は、現代までの時流の変化やテクノロジーの変化に対して、「自分がどれだけの数、適応して変わったのか」ということです。

対して、「変えなかったこと」とは、そのような変化の中でも、自分の中の軸や信念、確固たる意志のような、不変だったもの。
それをどれだけ輪郭を削り、磨き、大切にしてきたか。

これらの多さとともに、その質の高さが影響を与えるのではないか、と感じました。

もちろん、これまでの❶〜❸は相互に関連し、関わり合っていると思います。
それぞれが積み上がることで、各要素が増えるものだとも思っているので。
どれに対してアプローチするのかで、その対応力の"色"が人柄を反映してくるのかもしれないなと思っています。

経験を積むこと。場数を踏むこと。学ぶこと。変化を受け入れること。信念を貫くこと。
これらを単独で考えるのではなくて、相補的なものだと受け入れ、各要素がそれぞれの成長を促進するのだと考えています。

今後も成長するために、このようなことを考え続け、積み上げていきたいと思います。

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今日はここまで。320日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!

それではまた明日。

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【保有資格】
 博士(スポーツ医学 筑波大学)
 日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
 日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
 日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
 NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
 NSCA認定パーソナルトレーナー
 高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
 赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・日本女子体育大学
 <体育実技>
  ●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習
 <ワークショップ科目>
  ●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
 <講義科目>
  ●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い


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