香薫、美味しい

しばらくnoteもずっと放置して、
それからどうしていたかというと、


なんや普段やらない料理だなんだをしたり、
一丁前に英語喋れるようになるかと1から勉強をしだしたり、

そして、
全部一通り飽きて、めんどくさくなって挫折して笑
「慣れないことなんてやるもんじゃないな」と帰ってきた訳である。


小学4年生の頃から中3まで、ずっと同じ塾に通っていた。

中学お受験もする訳ではなかったのだが、
「長姉が小6、次姉が小5からだから、あんたは小4からやんなさい」という母の一声からだった。

それで6年間塾っ子に。
おかげ様で学校の授業だテストだは、一通り困らないくらいにはできた子であった。
まあまあ友達もいたし、先生達もちびっ子の頃からお世話してくれて可愛がってくれてて、結構楽しいお勉強ライフだった。

今でも興味深いなと思い出すのは、

大好きな算数/数学担当の先生が、
「本はいいぞ!先生も月にたくさん本を読む。面白いし、勉強にもなるし、人生を豊かにしてくれるぞ!みんなも本をいっぱい読みなさい!」
と言っていた。

へーそうなんだ、と思った塾っ子少年は、いろんな先生に「どんな本読むんですか?」と一通り聞いて回って教えてもらったりしていた。
みんな色々教えてくれた。

その中で、
国語のめちゃくちゃ怖い先生にも聞く機会があった。
寡黙そうで、声が低くて、笑顔をなかなか見せないタイプの怒らせたくないタイプの岸田先生(通称、岸ポン。本人の前で呼んだことはない)

なんか難しい本とか言いそうだなぁ、読まないだろうなぁ教えてもらっても、と思いながら、一応聞いてみたら、

「読まない。私は本を読まない」
ときっぱりと一言。

怖くて「あ、そうなんですね」と会話を終わらせてしまったので、そこから詳しく聞く事はなかったが、思い返せば興味深い話であった。

まあ大人になった今は、
本を読む読まないは自由だし、そんなこと気になる事も少ないんだけど。

理数系の算数の先生が本をいっぱい読んでいて、分系の国語の先生が本を読まないんだ。

逆じゃない?と塾っ子少年は思ったのであった。

そして、子供の前だからと、本を読むと嘘をつかず、自分のポリシー通りに答えた先生も少しかっこよかった。



まあ、それで少し話はズレるんだけど、
これも一つの「好きな事と、向いてる事は違う」というものなのかなぁ思う訳である。

そう考えると、
今から英語だったり、何かを新しく身につけることを頑張るより、
今身についているものを活かしていく方が性に合うのかなと、
まあそう思う訳である。
(まあ、もちろん自由なんだけど、そんなものは)

という訳で、
いろいろな考えをするようになった塾っ子少年は、
まあ、一通りそう思うのである。

え、何の話かって?んー、教訓?

美味しいソーセージ?それ香薫。

お後が大変よろしくないようで。

おわり

わらびー

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