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和レゲエ数珠繋ぎ-第47回-

アーティスト名 田原成貴
曲名 背中合せのセンチメンタル
発売年  1984年

今週は自分で担当。

安かったから購入して驚いたレコード。B面「背中合せのセンチメンタル」レゲエでした。クレジットを見ると作・編曲は篠原信彦。萩原健一&DONJUAN ROCK'N ROLL BANDのキーボードです。出身は五月湯のある池田市。この曲では演奏として、萩原健一抜きのDONJUAN ROCK'N ROLL BAND名義で参加しています。

歌っているのは騎手の田原成貴84年、現役時代にシングルをリリースしています。その付近ではアルバム等は出ておらず。96年にはミニアルバムをリリースしていますが、そこにはレゲエは無し。幼い頃からテンプターズ・萩原健一のファンだったそうで、そんな流れから実現したセッションなのかもしれません。

萩原健一DONJUAN ROCK'N ROLL BANDといえば80年のアルバム「DONJUAN」があります。収録曲の「お元気ですか」は最高の和レゲエ。ギター・速水清司のコーラスが印象的です。83年のライブ盤「Shanti Shanti Live」にも和レゲエ曲が多い。バンド全体としてレゲエが強く出ています。そのため、84年の今回の楽曲にも納得。バンド内でのトレンドとしてレゲエがあったのではないでしょうか。

そういえば最近、萩原健一の自伝を読みました。レゲエ曲の多いアーティストの自伝に僅かな情報を求めて、色んな自伝を読んでいます。萩原健一の場合もそうで、ほんの少しそんな話題が出てきました。もちろんDONJUAN ROCK'N ROLL BANDの事も。シノヤン。篠原信彦

83年、同様のメンツでもう1曲「もう一度抱いて」も名曲です。萩原健一名義、作曲はもんたよしのり、編曲はDONJUAN ROCK'N ROLL BAND。和レゲエ・ゴールデンメンバーによる作品、ええ塩梅すぎる仕上がりです。このライブバージョンも良い。

作曲のもんたよしのりについては当企画でも第36回第39回と紹介させていただきました。昨年、残念なニュースがありましたが、遺作が今年の2月にリリースされています。こちらにもしっかり和レゲエが収録されてます。パイセンたち流石すぎる。

もんたよしのりのニューアルバム・ジャケット

自身の更新回では購入した盤を中心に楽曲を紹介していきます。新譜から誰が興味あんねんの珍盤まで。でも…本来の趣旨に沿って出来る限りゲストは迎えていきたい。書き手は常に募集しております。

今週もありがとうございました!50回まであと少し。次回はゲスト登場です。

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