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和レゲエ数珠繋ぎ-第40回- 井澗拓真

兵庫県 井澗拓真
アーティスト名 サザンオールスターズ
曲名 恋するマンスリー•デイ
発売年 1980年


はじめまして、今回私がレゲエと感じる1曲を紹介させて頂きます(ご存知だと思いますが宜しくお願い致します)

私がレゲエと感じる1曲は、[サザンオールスターズ] の [恋するマンスリー•デイ] です。

サザンレゲエといえば、[Nude Man] に収録されている [来いなジャマイカ] や、[熱い胸さわぎ] に収録されている [レゲエに首ったけ] だと思います。数年前から"和レゲエ"に興味を持ち、上記LP(画像参照)を購入しました。
しかし、私が収集しているのは、主に7inchであったので、サザンで、レゲエで、7inchは無いものかと調べていく内に、恋するマンスリー•デイに出会いました。
曲調も、ギターの裏打ちが効いており、私がレゲエと感じる1曲です。
しかし最近まで、"曲調がレゲエで良い"とだけしか考えてなく、歌詞の意味が理解出来ていませんでした。
調べたところ、1981年桑田さんは生理用品のCMに出演し、そのCMで使用された曲がこの曲としり、再度歌詞を読みました。

"女なら誰かれも あいそのいい日ばかりじゃない 何ゆえそうであるか そりゃ ユウコのmonthly day"

私は既婚者ですが、妻の体調の変化に気づかず、イライラさせてしまうことがあります。
"Oh ! babe 女心 解んないもん"
桑田さんは男性の代弁者なのかもしれません。

昔は生理用品のCMに桑田さんが出演するなんて、今の時代難しいかも知れないですね。
平成生まれの私は、そのCMを観たことがないので、ちょっと観てみたいです。

長文になり、失礼致しました。
ありがとうございました。

♨︎

井澗さん、ありがとうございました!
またまたゲスト登場です。以前記事を募った際にご協力頂きました。随分更新までに時間がかかってしまいましたが…感謝の第40回です。

まずは今回の楽曲について、面白い動画が見つかりました。メンバー・松田弘によるサザン楽曲のドラム解説シリーズ、なんとレゲエ曲特集です。恋するマンスリー•デイ以外にもサザン・レゲエ曲を取り上げていて必見です。ボブ・マーリー、DUBなどのワードも出てきて面白い。そういえばイントロがボブ・マーリー!

続きまして…
サザンレゲエ曲は多すぎるので、恋するマンスリー•デイの主役・原由子をキーワードに進めましょう。ちなみにこの頃まだ2人は結婚前。大学時代、お互いエリック・クラプトン好きということで意気投合したそう。2人は同年・1980年には初のデュエット曲をリリースしています。11枚目のシングル「シャ・ラ・ラ」こちらはイントロを聴くと和レゲエを僅かに感じます…が、少し弱い。

しかし少し角度を変えて見ていくと…2015年Asuka Ando井の頭レンジャーズによって「シャ・ラ・ラ」レゲエカバーがリリースされています。仕上がりも最高、サザンとレゲエの相性はやっぱり良さそう。

井の頭レンジャーズのカバーシリーズは選曲がいつも渋い。余談ですがこのレコードの裏面は島倉千代子のカバー曲「愛のさざなみ」
この曲は原由子もカバーしていました。名曲故にだろうけどなんだか繋がります。そして良い曲。

脱線しましたが戻りましょう。
1981年、今度は原由子のソロ名義で和レゲエがリリースされました。タイトルは「うさぎの唄」

作曲に宇崎竜童、編曲は桑田佳祐松田弘斎藤誠…という納得の和レゲエメンバーです。ルーディーなイントロから始まるハラボーレゲエ。合いの手が良い。7インチもあります。

さらに翌年、1982年に結婚した2人。1986年には原由子が産休に入ります。そんなキッカケから生まれたのがKUWATA BAND。原由子の休暇の間に発生したバンドです。ここにも和レゲエがありました。第37回に載せきれなかったクリスマスソングです。松田弘も唯一サザンから参加のメンバー。これはしっかり和レゲエ井澗さんから頂いた写真にも写っています。

ついでにテレサテンによるカバーも連続でどうぞ。こちらも原作に忠実な和レゲエ

そんなこんなでレゲエだらけのサザンオールスターズとその周辺。桑田佳祐の好きなエリック・クラプトンボブ・マーリーをカバーしていたことも関係してそうですね。大衆にレゲエを聴かせたという点は共通しています。

まだまだ探検したいところですが今回はこの辺りで終わります。最後に…噂のCM?別バージョン?が見つかったので載せておきます。

さらにダメ押しで…
友達のDJが作った和レゲエミックスも載せておきます。井澗さんの記載にもある楽曲「レゲエに首ったけ」からスタートしています。

今回もありがとうございました!

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