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軽井沢バス事故から5年 警察とマスコミが運転手の責任にしようとしているのは訳がある

軽井沢スキーバス転落事故は、2016年(平成28年)1月15日1時55分頃、長野県北佐久郡軽井沢町の国道18号碓氷バイパスの入山峠付近(軽井沢駅約2 kmの群馬県・長野県境付近)で、定員45人の大型観光バスがガードレールをなぎ倒して道路脇に転落した交通事故である。乗員・乗客41人(運転手2人、乗客39人)中15人が死亡(うち乗員は2人とも死亡)、生存者も全員が負傷する事態となった。



こちらが概要になります

当時のニュースは運転手の事故歴や、安価なバスツアーと運転手不足、勤務時間の増大と健康診断をしていない、規制緩和が原因など伝える報道が多かったように記憶しています。


そして現在も事故調査委員会は、事故原因は100%運転ミスによるものという方針を変える気はないようです。

多くの方からの凍結によるブレーキング不良という意見があるのに、事故調査委員会はその意見を無視し続けています。




参考サイト1

事故の起きたバスは、2015年3月のメーカによる点検で、車体の床下および車輪支持部品の腐食が進み、使用が危険との報告が上げられたものの、修理されず車両が転売され運行されていた

という事故原因の核心部分が書かれていました

画像1

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ブレーキを掛ければ、当然タイヤは止まろうとしますので、路面と擦れ合うことになり、この様にタイヤの溝がしっかり路面に残ることはありません。

つまり、警察の証言「ブレーキ痕」は

現場の「タイヤの跡がくっきり残ったブレーキをかけていればそうはならなかった痕」との矛盾が生じています















参考サイト2

こちらの記事のコメント欄に、事故調査委員会よりもきちんと事故を分析している方が複数名登場しています。

運転手と関りの深い人などです。



いくつかある疑問点の一つとして、事故車の検査をするのにまずい所があったら隠蔽できる事故車の製造会社である三菱ふそうの工場に運んだことがあります。

これでは事故車自体に原因があっても握りつぶされて当然です

なぜ日本はこのようなありえないやり方をするのでしょうか







参考サイト3


画像3

ヒューマンエラーを原因とするにはあまりに不自然な難易度の低さ

居眠り、体調不良を原因とするには矛盾する現場の証拠


私の考える事故原因仮説

1 長い登りでエアー圧をほとんど使いきってしまう

2 下りでエアー圧が無いためブレーキが利かなくなる

もちろん推測でしかありませんが仮説の一つとしてあり得るでしょう

また、1,2はほとんどの大型バスで発生してしまいます

なぜ軽井沢スキーバスだけで発生したかを考えていくと

当時の気温、事故車の経年劣化、多くの要因が絡んだと思われます。

少なくとも、ヒューマンエラーを主要な原因として進めている事故調査委員会、警察、マスコミには反対です。

もう一つ、このようなメーカー側の問題が表に出ない為

同様の原因と思われる事故が最近発生しています

1月16日の事故という事は、1月15日軽井沢バス事故とほぼ同時期

メーカー側は老朽化と寒冷下でのブレーキ試験をやってないのでは?


先ほどのダンプカーの事故は、一見よくある事故と思いがち、見過ごしてしまいやすい。

しかし、現場は見通しが良い。運転手に脳卒中などの体調原因は否定されている。ガードレールを突き破って転落。あまりに不自然すぎる。


もしブレーキが利かない状態だったら?

重大な車体の問題で、これをリコールせずに何をリコールするのかという案件だろう

三菱ふそうは以前から隠蔽体質だが、これ以上犠牲者を出さない為にも不良を認めるべきだ。

いや、三菱の事故車を三菱が鑑定するという現状がおかしい

第三者による事故調査をしてほしい。

大型車のブレーキ不良事故がこんなに起こっているのは問題でしょう

わき見運転とか居眠り運転の類ではありません

運転手は正常なのに重大事故になっているから大問題です

なぜ対策が進まないのでしょうか


問題が解決に向かわない原因の一つに、大型車素人である警察が中心となって事故調査を進めているというのがあります。

軽井沢バス事故でも、周囲の声とは真逆に、ありえない方向へ捜査が進められています。










参考サイト3ではそのあたりを詳しく書かれていました。

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まとめ

今回の記事で言いたかったのは、誰でも発言する立場で自身が不利にならないように責任の押し付け合いをするという事です。

国にとっては個人の責任にするのが最も都合がいい

メーカー側を敵に回したくないので三菱車の問題にはしたくない

だから三菱車の問題をしっかり調べた人の正当な意見を無視する

そういう構造があるわけですね



1つの事件にはいつも複雑な因果関係があると思います。

マスコミが流す5分程度の情報で納得してしまう、事件の概要を全て知った気になるのは恐ろしい事です。

私はテレビを信じていません。

コメンテーターはお金を貰って発言

テレビ局はスポンサーからお金を貰って運営している事が事実としてあるからです。


この事故の例で言えば、運転手の事故歴を繰り返し報道する事であたかも運転手だけに責任があるかのように報道をする。

車両やガードレールには全く問題がないという方向に持って行けるわけです。これは偏向報道の典型であり犯罪だと思っています。


テレビをなんとなく見て、「そうなんだ」と思い込んでしまう。

そういう人が少しでも減る事を願います


そして、今回記事をまとめて私が思ったのは

他人事と事件を茶化すような人間にはなりたくない

死人に口なしと車両に問題があるという意見を無視して運転手に全責任があると言い張る人間になりたくない

国が悪いと理論的分析をすっ飛ばしてすぐ自分の政治思想に直結するまとめ方をする人間にもなりたくないです

事実に基づいて分析できる、真実にたどり着ける人間でありたいと思いました。

真実にたどり着けなければ、不幸は繰り返すと思います。

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