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【自己紹介】が大嫌いな私

はじめまして。

四人家族。神戸から東京に出てきて22年目。
子どもたちと関わることが大好きな、ねいこです。

こちらでライターとして記事を書き始めることにしました。どうぞ、宜しくお願いします。

でも正直いうと、私…。

自分のことを書いたり、話したりすることが大の苦手です。

「自分を出す」すべて苦手

私は小さい頃から、人前に出て喋ったり、作文するのが苦手。人の輪の中にいる時は、しゃべらずニコニコと聞き役にまわる。

そうすることで、「自分の意見」を言わずにやり過ごしてきました。

でも、どうしても逃れられない時があります。人生の中で幾度となく登場する「自己紹介の時間」。

自分の番を待っている間も、他人の自己紹介なんて聞いてやしない。すでに思考は停止し始めている。

そして、いざ自分の番が回ってきた時には「言うべき言葉」が何も見つからない。真っ白。フリーズ状態完了。

「私は何を考えているんだろう。」

「わかるような言葉にしなきゃ。」

「何をしゃべったらいい?」

フリーズしつつも、そんな事ばかり頭の中をぐるぐる駆け巡り、言うべき言葉は一向に浮かんでこない。

結局、自分の名前と「大人しい性格です」

なんて一言でおわり。

こんな体験を子供の頃から繰り返し続けた結果「自己紹介」というものが大嫌いになった。

でも今思えば、その頃からずっと「伝えたかったこと」が「自分の言葉」で伝えられないもどかしさ、悔しさも感じていたと思う。


「自己紹介」=嘘をついてる感じ


大人になってからは、フリーズしながらもふり絞っていくつか言葉を出せるようにはなった。

仕事だから、社会人だから、逃れられないタイミングがあるから、無理やり言葉を作れるようになった。

でも、今度は嘘をついているような違和感を強く感じるようになっていた。

私の自己紹介は、「私」がそこに居ない。
「嘘の自己紹介」をしているような違和感。
嘘をついている訳では、ないのだけど実感が伴わない。

「これは自分じゃない。」と強く感じる。

そして、罪悪感とセットでやってくる思いは「聞いた人に、どう思われただろうか?」と言う不安。

更に不幸は続く。

罪悪感と不安とでいっぱいの中、脳内で「他の人の紹介」と「自分の自己紹介」を比べる。

「しょぼい自己紹介」だったとあらためて実感し、ガッカリする。

自己紹介とは、私にとってそんな時間。「罪悪感」「不安」「がっかり」がセットでやってくる最も避けたい時間。

数を重ねた分、上手くなるどころか、逃げたい気持ちは増していった。

自分を表に現す

自分の内側の気持ちや考えという【見えないもの】を文字、行動で【見えるようにする】それを表現という。

ふとしたタイミングで、そんな考え方を知った。

表現とは「自分を表に現す」という事になる。

表に現すということをすれば「表現」となる。

つまり得意不得意はあれど、日常だれでもしているもの。

【表現】とはプロだけのものだと思っていたし、私は今まで、やろうと努力してこなかったし、その必要性を感じていなかった。

だって、自分を曝け出すなんて真っ平だったから。

でも、やろうとしなければ、上手くはならない。

衝撃だった。

私は、自分が出した表現が「他人がどう思うのか」という評価を気にして、「言葉」は出していたが「表現」をすることから逃げてきたのだと。

だから、いつまでも上手くならないし、やるほどに怖くなっていったのかと。

湧き出てくる言葉たち

今私は、自分のことを「表に現す」練習をしています。そして、少しずつですが、変化も感じています。

「評価を気にして沈黙している自分」より「自分の中から湧き出てくる言葉を表現したい自分」がでるようになってきました。

この記事を書いているのも、その一つ。

ただ、いざやってみると、【自分の中にある気持ち】と【表現した言葉】が、ピッタリと重ならない。

しゃべりはじめた子どものように、もどかしい。
ちょうどよい言葉が出てこない。

歯痒く、イライラもする。言葉が出て来なくて、止まってしまうし、泣きたくなるし、やめたくもなる。



ただ、そんな自分と根気よく向き合ってきて感じたことがある。

それは、「ポロッとあふれ出た言葉が、愛おしく感じること。」

知らなかった自分がひょっこり顔を出す感じ。

その出会いに、ちょっとワクワクしたりする。

まだまだ怖さもあるし、相変わらず「自己紹介」と聞くと、拒否反応はでる。

だけど、自分の中から湧き出る言葉を大事にして、私の言葉を一つ一つ綴ってみようと思う。



自分を表す言葉と沢山出会うために。
自分の言葉に自信を持つために。
自分が何者かを知るために。

自分を表現する扉を開けて、一歩を踏み出してみる。

【WR研究室】公式ホームページはこちら

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