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ドラゴンクエストⅤについて語りたい

 紺色わさびです。久しぶりの更新になります。今回はタイトルにもある通りなのですが、不朽の名作であるドラゴンクエストⅤについて語れるだけ語りたいと思います。
 この記事を書こうと考えたざっくりとした説明をすると、先日iOS版のドラクエⅤをプレイし終えまして、その余胤というか情熱を抑え込むためにどこかに放出したいと思ったわけでございます。そんなわけで、ぼくもわたしもこの作品好きだよーって方は是非読んでいってください。きっと楽しい無駄時間になると思います。
 しかし、愛の赴くままに書き殴ってしまうと収まりがつかなくなるので、とりあえず言いたいことを要点に纏めて整理しますね。

①筆者が好きなドラクエⅤ
 一言にこの作品が好き、と言っても色々あるわけです。ドラクエの場合、登場人物が好きだったり、楽曲が好きだったり、グラフィックや街並みなど世界観が好きだったりともう本当に色々と。皆さんもそうだと思いますが、私もドラクエはシリーズ通して基本的に全作大好きなので、その中でドラクエⅤにある良さを数点紹介したいと思います。

②もしもⅤの世界に行けたなら
 魔物の徘徊する危険極まりない世界ながら、主人公の視点で旅をすることで次第にもしもこの世界に住んでいたら……と妄想してしまうのはゲーマーの性のはず。子供の頃は冒険して魔物倒して〜なんてさながら自分が勇者かのような夢物語を思い描いていましたが、今回は少し大人的に考えてみました。

③リメイクがあった時に期待したいこと
 SFCに始まり、PS2にDS、そして移植版のiOSとAndroidと幅広く紡がれてきた作品ですが、今後switchやもっと先のハードでドラクエⅤがリメイクされた時に追加してもらえたら嬉しい要素を語っていきたいです。

筆者が好きなドラクエⅤ

 前置きが長くなりましたが、ここから先は情熱が指より先に動く時間の始まりです。頭にあること全部全部語っていきたいくらいですが、最低限ひとに読ませるものということを念頭において何とかこの溢れ出る愛を飲み込みたいと思います。
 ドラクエⅤはもう本当に幼い頃からずっと好きなので、嫌いな要素なんてさまようよろいの加入率の低さとかお嫁さんの不在時期が長すぎる点くらいしか無いのですが、好きの中でも突出した大好きを持ってきました。折角なので三つまで順位をつけて紹介しますね。きっと共感してもらえるはず!!

 まず第三位は、グランバニアに続く長い道程です。グランバニアといえば、主人公の生まれ故郷であり、元々はパパスが国王として治めていたお城のこと。勿論グランバニア自体も何度も立ち寄ることになる場所なので思い入れがあるのですが、私が好きなのはルーラも使えない初回の道のり。言うなれば、故郷への旅路。
 人生最大の選択である結婚式を終えて、選んだ花嫁と共に再び歩み出す母を捜す長旅。ルドマンから頂いた船に乗り、大海原を渡る最中、主人公一行は幾つかの大陸に立ち寄ることになりますね。砂漠の国テルパドール、メダル王の城、そしてグランバニア。
 平原の中にぽつりと佇む宿屋を訪れると、眼前に迫る峰々を超えた先にグランバニアという王国があるという情報を入手出来ます。そして、かつてパパスという男がその国を治めていたということも。その手がかりを元に、主人公は花嫁と協力してチゾットの山道を登っていくのでした。的な流れから始まる一連の道程ですね。

山道を登る様子(フローラ画像しかなくてすみません)

 次に第二位は大神殿ですね。これは別に大神殿の探索とかボス戦が好きというより、大神殿を巡るお話が好きという感じです。
 世界の中心の島、そしておそらくあの世界で最も高い山でありましょうその頂きに建てられた大神殿。主人公が初めて足を踏み入れるのは少年時代の終わり。ゲマに捕まり、パパスの死を眼前で見た後、そのまま連れて行かれて奴隷として育つことになります。
 初めて会った時はワガママで可愛げのない子供だったヘンリーや、青年期前半で力になってくれるマリアと仲を深めるのも建設中の大神殿でしたね。
 次に訪れた時には既に大神殿が完成しており、おそらくは連れてこられた奴隷の子供たちが信徒となり、立派な宗教施設と化していました。光の国だなんてよく言えたものです。実態は正反対ですよね。

イブールはやはりとてつもない強さ。


 双子を連れて大神殿を探索すると、ずっと捜していた花嫁の石像があったり、母を騙る魔物がいたりと、初っ端から驚きの連続で、最後には教祖であるイブールとの激闘が起こり、撃破後は母マーサの声が聞こえてきて、花嫁の石化をようやく解除して家族の再会。もう大号泣です。三位のサンチョ再会で涙流れると言いましたが、こちらはもっとです。マーサの声を聞いた後に子供二人と会話をすると、「おばあちゃんに会いたいよ、ぐすん」「会いに行っちゃいけないのかな」「すごく優しい感じがした」などとにかく涙腺を刺激する言葉の連発でプレイヤーの号泣を誘います。

泣きじゃくる女の子。こっちまで涙が出てしまいます。


 語っていると長くなりそうなので省きましたが、道中もすごく良いんですよね。まさに奴隷時代と同じ場所ではなすコマンドをすると、「どうしたの お父さん? なんだか 顔つきが変わったみたい……」と主人公が険しい顔をしていることが感じ取れます。苦々しい経験を思い出しているのか、怒りを覚えているのか……。
 そのほかにも「そう、お父さんここで働かされていたのね……」とか、「泣かないで、お父さん」とか、とにかく子供二人が主人公の感情をちゃんと表現してくれるんですよね。他のシリーズでもそうですが、はなすコマンドを使用しながら冒険すべきだなと感じますね〜。

女の子は主人公の血が色濃く出ているようで、
人の感情を読み取る力に長けていることが見て取れます。


 最後に、花嫁や奴隷時代の思い出より更に感情が高まる部分があるので紹介しますね。大神殿の内部に宝箱が二つ置いてある部屋があるのですが、そこには一つの白骨死体が横たわっています。調べると、あるのは誰かに向けた手紙。「マリア……兄さんはもうだめだ」から始まるそれを読めば、骸骨の正体は分かりますよね。彼は主人公たちを奴隷から逃がしてくれたマリアの兄でした。大神殿が完成した後、抵抗して殺されたのか、あるいは餓死か。この一文を読んで、ぴたりと手を止めたプレイヤーも多いはず。私もその一人です。

亡骸の正体を知り、思わず絶句した方も多いのでは?

 では最後。ドラクエⅤの好きなところ第一位は、主人公の人生をプレイヤー目線で体験出来るところ、です。他のシリーズとは異なり、少年期から始まって、青年になり、結婚して子供を授かり、魔王を倒す。奴隷になったり国王になったり石像になったりと波乱万丈の人生の中で、主人公は様々な人物らと出会い、別れていきます。


 幼い頃は強く格好良くて頼りになる父親と旅をし、村の皆んなにも可愛がられて、隣町の幼馴染とお化け退治に出かけるなど、庇護下にある冒険を続けます。しかし、とある一件がきっかけで父親は亡くなり、奴隷から抜け出してきた時にはふるさとの村は滅ぼされていて、幼馴染のビアンカも街から既に去った後。仲良くなれたヘンリーともお別れの時がやってきて、結婚を経てようやく出来た新たな家族とも離れ離れにされ、気付けば何年も経過して子供たちの成長を見てあげることも出来ず……とにかく人との出会い、別れが連続していて、一期一会を大切にしないとと思わせられる作品ですよね。
 他のシリーズもやはり人との別れは避けられませんが、Ⅴは常に一緒にいてくれる人がいないのです。最後はとても幸せになれますが、双子と合流するまではずっと離脱ありきの旅路であり、仲間モンスターのおかげで孤独ではありませんがとにかく別れの連続なんですよね。ハッサンやヤンガスのように、ヘンリーがずっと付いてきてくれればどれほど頼もしかったことか……。
 ということで、私の好きなドラクエⅤでした。

ドラクエⅤの世界に行けたなら

 長々と話してしまい、申し訳有りません。次は、もしも私がドラクエⅤの世界に行けたなら……という妄想を膨らませたおはなしをさせていただきたいと思います。
 一言にその世界に行くと言っても、条件は色々とありますよね。まず出身地、経済面などなど、個人的にはドラクエⅤの世界を愛しているので安易に自分は天空人の血を継いでいる設定で〜とかにはしたくありません。こう、現実的にいきたいですよね。
 なので私は一般村人として生まれるとして、住む場所はどこがいいでしょう。景観だけで言えばチゾットとポートセルミの二つが好きなのですが、前者は落下事故が怖いですし、ポートセルミは治安が悪いですよね。まぁ魔物が出てくる世界では治安もクソもないかもしれませんが……。
 兵士が守ってくれるという意味では、お城が結構いい気もします。グランバニア、ラインハット、テルパドールですね。ただ、グランバニアとテルパドールは立地が悪く、ラインハットは青年期序盤にやばい国になっていますから、これもどうかと。
 自分の身は最低限自分で守るとするなら、作中で特に被害も受けていないアルカパやサラボナ、妖精の村、ルラフェン、オラクルベリー辺りがいいですかね。その中でなら周囲の魔物が比較的弱いアルカパか賑やかなオラクルベリーがよさそうです。妖精の村は人間は大人になると住めなくなるかもしれませんし、サラボナなんて近くにメタルハンターいますからね。
 さて。Ⅴの世界で生きるなら、何らかの形で主人公の救けになってあげたいですよね。具体的には、パパスを死の運命から救ったり、ヘンリーの誘拐を防いだり、主に主人公の不幸周りを一つでも消してあげたいです。
 ただ、これも大人になった主人公本人がパパスの説得に失敗していたり、ヘンリー誘拐を防ぐと最終的にラインハットが止まらなくなったりしそうで、あまり手出しするのは良くない気もします。うーん、むずかしい。
 主人公の石化も、子供が勇者として少しでも成長する時間が無いと彼ら勇者無しで大神殿とかエビルマウンテン突っ込みかねませんし、時系列がズレるとルドマンの花婿選抜に間に合わなかったりしそうで怖いです。結局のところ、進むべくして進んだ未来ということでしょうか。
 もしも手を貸すなら、ストロスの杖を事前に見つけてすぐにサンチョに届けるとか、トロッコ洞窟のマスタードラゴンを解放するとか、サンタローズの村人を避難させるとかそっち方向ですかね。
 何だか不完全燃焼的な妄想になりましたが、住むならアルカパで、なるべく主人公の人生には直接関わらない程度に色々な面倒ごとを事前に進めておく、みたいな主人公援護全振りの人生を歩みたいですね。皆さんはドラクエⅤの世界に生まれたなら、どんな過ごし方を望みますか?

リメイクがあった時に期待したいこと

 最後は、リメイク時に期待したい追加機能、ダンジョンやストーリーを考えてみましたので、それらを紹介したいと思います。
 ご存知の通り、ドラクエⅤはスーパーファミコンでの発売に始まって、PS2、DSと繰り返しリメイクがされてきました。その度に仲間モンスターの数や花嫁の追加が行われましたね。今ではスマートフォンでもプレイ出来てしまうので、流石にもうリメイクされることはないのでは……とも考えられていたのですが、ドラクエⅢのHD2Dリメイクが発表されていることもあって、ドラクエⅤのさらなるリメイクもありえなくはないだろうと。
 ということで、いきましょう。

①新たに仲間モンスターの追加

 ドラクエⅤといえば、仲間モンスターですよね。ピエールをはじめ、シーザーやアプール、コドランなど、時に人間キャラより頼りになる仲間モンスターが沢山いるのが本作の魅力の一つです。リメイクごとに仲間モンスターは毎回追加されているので、次のリメイクでもまた新たな仲間が馬車に参加してくれることは間違い無いでしょう。これはもう予想とかではないので、もう好きにいきますね。
 個人的には、マーマン(マーマンダイン)、モーザ(アウルベアー)、シルバーデビル、グレイトマムーが仲間になってくれると熱いです。海で仲間になるモンスター枠としてマーマン系統、何かシリーズ通して影の薄いモーザ系統、シンプルに人気で格好いいシルバーデビル、強そうなグレイトマムー。この辺り熱いですねぇ。特技とか妄想しだすと長くなるのでやめておきますが、この辺り熱いです。皆さんもこいつ仲間になってほしいなぁみたいなのきっとあったと思います。その思いの丈、ぶつけてきてほしいです。よろしくおねがいいたします。

②新たなダンジョンの追加

 これ欲しいですね。新しいダンジョン。塔でも洞窟でもトンネルでも何でもいいですが、とにかく新規性があってワクワクするものが欲しいです。そしてそこでまた会話システムで色んな会話を家族と出来ると嬉しいですよもちろん。
 とはいえどこに追加するんだって話ですよ。別にドラクエⅤ世界ってスカスカではないですからね。それなりに密度も濃いですから。ただ、それでも、それでも新しいダンジョンくると熱いですから。
 私が追加して欲しいなと思うのは、まず一つ目にテルパドールですね。結婚してサラボナを出航し、砂漠の大陸に辿り着く主人公……で、す、が、ここ砂漠歩いてテルパドールで天空の兜みてグランバニアの情報聞いたらもう終わりなんですよね。それがちょっと勿体無いなぁと思ってしまいまして。ここ、テルパドール着く前に何か洞窟があると楽しくないですかね。流砂の洞窟、みたいな感じの名前で。で、その洞窟を超えるとテルパドールにたどり着ける、みたいな。どうですかね?
 もう一つは、海の中の遺跡みたいなダンジョンですね。他のドラクエシリーズと違って、Ⅴって割と海要素薄い気がするんですよ。深海に潜って探索するシリーズとかもあったりするのに、Ⅴは滝の洞窟と……あとエルヘブンくらいで、海の中に何かあったりとかはないんですよね。なので、青年期中盤か後半に行ける海底遺跡みたいなのがあって、そこにシリーズお馴染みのグラコスとかがいるといいなぁと思いました。

③外伝か短話もののストーリー

 最後は新規ストーリーです。これが一番欲しい。②で話したダンジョンとかもそれに該当するかもしれないですが、もっともっとドラクエⅤの世界を楽しめる話があると絶対嬉しいじゃないですか。私は欲しいです。
 例えば、息子娘サンチョの三人旅の様子を少し体験出来るとかどうでしょう。三人がストロスの杖を入手するに至った経緯を妖精の城の絵画から行くとかで体験出来るとか。
 もう一つは、テルパドールで光の教団の幹部が天空の兜を奪いに来るストーリーで、それを丁度訪れていた主人公らが撃退するとかどうでしょう。テルパドール、本当に兜もらったらはいさよなら〜な感じが凄くて勿体無いと思っちゃうんですよね。ということで砂漠の物語でした。
 次は、ラインハットに関わる話ですね。ヘンリーとマリアの馴れ初めを深掘りしてほしい!!!!!!! ……ふぅ、ただそれだけです。あのラインハット奴隷コンビは主人公がビスタ港から旅立ち、それからルーラ覚えるまでの間にこれだけの時間が経過したんだよ〜みたいなのを示すのと、結婚という人生の岐路を直喩したイベントだと思うんですが、普通に二人の馴れ初めが知りたいんですよね。絶対見たい人多いですよと。

 ネタが尽きたのであとはもうありません。私はこれからもドラクエⅤをどんどん楽しんでいきたいと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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