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どこか懐かしく、温かい街「尾道」の魅力⑥


6:00起床。
またアラームをかけずとも自然と目が覚めた。
朝の商店街や尾道水道が気になったので、散歩をすることにした。

静かな朝散歩

閑散としている。土曜の朝はみんなゆっくりだ
ここで飲んだコンビニの珈琲は格別だった


釣りをする老夫婦
煙草を吸いながら誰かとおしゃべりをしていたおじいさん


土曜日の朝。商店街のシャッターはほぼ全て閉まっていてガラガラとスーツケースを押しながら歩く旅行客や海辺を体操しながら散歩するおじいさんや釣りをする老夫婦がいたりしたが、
なんだか自分だけ別世界に迷い込んだかと思うくらい静かな世界だった。

朝の尾道水道を見ながらコンビニで買ったホットコーヒーを飲む。
あれ、珈琲ってこんなに美味しかったっけ。

尾道水道〜商店街をぐるり。
もう何度もこのコースを歩いているのに飽きない。
ただ親しみを感じるようになっていた。

やってるお店は少なかったが、賑わっているパン屋さんを発見。
「パン屋航路」さんだ。

思い出した。7年前もここでパンを買ってそこのベンチで食べたんだった。
ゲストハウスの朝食を予約していたが、せっかくなので抹茶のベーグルをひとつ購入した。

朝食は8時からなので、それまであなごのねどこの共有スペースで過ごす。

誰もいなかったので、おばあちゃん家にいるみたいだった。

部屋には犬の遠吠えと時計の秒針だけが鳴り響いていた

そしたら隣にブロンドでパーマのかかったかわいいアメリカ人の女性がひとり。
目が合うと、すっぴんボサボサ髪の私には眩しいくらいの微笑みを返してくれた。
私はヘラヘラとお返しの比にもならない、気味の悪い笑顔を返してしまった。
ここでまた英語力のなさに後悔を覚える。

そうしている間に8時。
朝食は一般公開もしている隣のカフェで頂けるようだ。

結局こういうのが一番美味しい


塩むすびと昆布とたくあん。
ほうじ茶とお味噌汁とブドウ。
日本人であることに感謝をしながら頂きます。

近くに座っていた外国人観光客の団体は、
ホットコーヒーを頼んでいたが、果たして合うのだろうか。

向島にいくよ

時刻は8:30。
部屋に戻り簡単に支度を済ませてレンタサイクル屋さんを探す。
今日のプランは向島だ。

9時。この時間からやっていたのが商店街にある「おのチャリ100」というお店。
入ると優しそうなお兄さんが一通り説明してくれ、5時間3,800円だった。
電動自転車どころか自転車自体久々だけど、
どうやって乗るんだっけ、ヘルメットっている?
と思いながらもお兄さんは、向島ならこのくらいで大丈夫!
とママチャリのような電動自転車を貸してくれた。

恐る恐る、チャリに跨り商店街を抜けてフェリー乗り場へ。
すると9時にもかかわらずたくさんの人が並んでいた。チケットなどは不要で、乗っている間に回収されるらしい。
料金は自転車で110円。やす!

いざ出発!

フェリーには、これからしまなみ海道へ行くのであろう、本格的なチャリとヘルメットを被った人たちや都内なら電車に乗って原宿にでも行きそうな若い女の子たちが自転車を持って移動していた。
自転車には尾道市の防犯登録シールが貼ってあったので地元民なのだろう。
フェリーでの移動が、尾道の女の子たちの日常なのだ。

途中でおじさんが集金しに回ってくる。もらい漏れ、絶対ある。

乗船してわずか3分ほど。
あっという間に到着した。

さて、ウシオショコラトルに向かうぞー!
と前回みはらし亭の反省をすっかり忘れた私はまたまたGoogleマップに頼り、痛い目を見るのであった……。

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