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【北朝鮮料理】牛肉と大根のスープ

新年最初の北朝鮮料理のお時間です。

こちらの【北朝鮮料理】シリーズは、日本で手に入る材料で、北朝鮮公式のレシピをできるだけアレンジせず、忠実に再現しようというもの。

今回作るのはこちら。牛肉と大根のスープ。牛肉はローストビーフ用の赤身(オーストラリア産=安いお肉)を使った。

【材料】(1人前)
牛肉 100g
大根 50g
塩 2g
醤油 6g
ネギ 5g
ニンニク 3g
唐辛子 10g
ごま 1g
コショウ 少々

一人前の材料はこんな感じ。

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★スープについて:北朝鮮のレシピはなぜか「スープ(水)」の分量が書かれていない。実際に調理したところ、500ccでの調理を推奨する。

【作り方】
①牛肉は茹でてから太めに割き、大根は牛肉と同じくらいの太さで切る。
②唐辛子は細く切る。
③ネギは斜め切りにし、ニンニクは刻む。
④牛肉を茹でたスープ(アクを取っておく)に大根を入れて茹で、火が通ったら割いた牛肉を戻す。
⑤スープが沸騰したら塩、醤油、ネギ、ニンニク、唐辛子、コショウ、ごまを入れて皿に盛る。

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必要な食材も少なく、簡単なこの料理。
1人前の量の少ない肉の量でも滋味深い出汁が出て、

めっっっちゃうまい。

マジで、めっちゃうまい。
北朝鮮料理云々ではなくおすすめしたいレシピだ。

さて、北朝鮮では牛肉を食べるのか?
日本にいる私は北朝鮮映画からでしか「北朝鮮の生活」を垣間見ることはできないのだが、映画で「牛肉」が食事として出てくるシーンを見たのは、これまでに皆無である。
「ごちそう」とされるのは基本的に鶏肉で、牛は役牛としてのみ登場する。

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現在でも非都市部では、牛が重要な運搬手段になっていると考えられるため、一般庶民が「牛肉」を(美味しい状態で)食べるのはあまり一般的でない、かもしれない。

一方で、北朝鮮料理のレシピを検索すると、牛肉を使用するものは複数出てくる。
食肉用に育てられた牛や輸入された牛肉というものが、一部の人々には手に入るのかもしれない。

そんな、北朝鮮「特権階級」が味わえる素朴な「牛肉と大根のスープ」の味。みなさんもぜひ、味わってみてほしい。

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