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【読書メモ】  『心とあたまを刺激する音読 語り継ぎたい30の教え』

図書館で借りた本を読書会で読みました。
読書メモを書きます!


選書の理由


今回選んだ本


『心とあたまを刺激する音読 語り継ぎたい30の教え』
著者は、山口謠司氏です。
書誌学、音韻学の専門家で、音読に関する本をたくさん書かれているようです。
この本は、30の偉人に関するお話が書かれていて、それを音読する構成になっています。

知りたいと思ったこと


・ズバリ、音読のメリットは?
・語り継ぎたい30の教えとは?
・「修身」とは何か?

学んだこと

■音読のメリット


①毎日音読をすることによって、脳が活性化
②音読できたら、記録する。そうしたら、達成感、満足感が得られる。これが積み重なると、幸福感につながる。
③グループで音読すると(マル読み→マルで終わるところまで読んで、続きは次の人が読む)連帯感が生まれる。また、自分の番がいつ来るかという緊張感が生まれ、これが脳の活性化につながる。

■かつて「修身」という授業があった


修身とは、「自分の行いを正すこと」「身を修めて、善なる行いができるよう、道徳を身につけること」
独立自尊の精神を養って、自分の生を全うするためには、修身の授業は大切だった。そして、教える内容は、現代にも通じるものがある。

感想


■音読のメリットは、なんとなくわかっていたものの、本書を読んで、改めてメリットを確認できてよかったです。
目次で読みたい内容を2つピックアップして、実際、大きな声で発音をはっきり目に音読してみると、なんだか気持ちよかったです。
文節を読み間違えてしどろもどろになったりしたので、ゆっくり読むといいな、とか、自分の声が耳から入ってくるので、目で追うのに加え、内容の吸収率(?)が上がるような感覚もありました!

■ピックアップして音読したのは、「人生に『遅すぎ』はない(伊能忠敬)」「人を敬う(中江藤樹)」の2つ。

・伊能忠敬は天文学者で、50歳過ぎてから20近い年下の人から教えを乞い、日本中を測量し、正確な地図を作成した。勤勉さが学べる。
・中江藤樹は日本陽明学の祖。人を敬うという考え方を、世に広めたいと活動して人々に良い影響を与えた。江戸時代においては、身分の上下を超えて人を敬うという考え方は、画期的であったのだ。

■音読の習慣をつけるのは、いいかもしれない。本書で指南されている通り、語り継ぎたいとされる内容を選ぶといいと思う。
本書の文章もいいのですが、私は、英語の練習をかけて、質の高い内容のスピーチを音読しようかと考えています(『定年英語』という本でも音読が勧められており、オバマ元大統領やキング牧師のスピーチなど、内容が素晴らしいものが良いとのこと)

うん、今回の読書を契機に、音読を始めてみよう! そうしよう!!


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