見出し画像

『私がサッカーをする理由』2年 生田七彩

今回ア女日記を担当する、生田 七彩です。
拙い文章にはなりますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです。


チームの攻撃を引率してきた去年の4年生FWが一気に抜け、不安を感じながらも「次は自分がチームを勝たせられるFWになる」と強い覚悟をもってア女での2年目をスタートした。


しかし、新チームが始動してまだ間もない練習試合のこと。
膝から鈍い音がし、足に力が入らず立てなくなった。
高校時代の怪我と全く同じ感覚だった。
次の日病院に行き、嫌な予感は的中した。


診察の結果、3度目の「前十字靭帯断裂」


絶望だった。


夢であってくれって何回も思った。
でも変えることの出来ない現実だった。
もう、このままサッカー辞めるのかな。
私の中ですぐにサッカーを続けるという答えは出なかった。
サッカーをしている未来が見えなかった。
また怪我をするのが怖かった。


いつア女のみんなに辞めることを伝えよう、辞めたら何すればいいんだろう。
そんなことばかり考える日が続いた。



しかし、私が今サッカーを辞めずに復帰に向けてリハビリをしている理由。
それは、怪我してからもサッカーがしたいという気持ちがずっとあったから。
グラウンドに行けばみんなと早くボール蹴りたいて思ったから。
また、ゴールを決めてみんなで喜びたかったから。
何度考えても結局この答えにしか辿り着かなかった。



これからサッカーを続けて行く上で、限界を感じてやり切ったと思えるのなら辞めればいいと思う。
しかし、今はまだ全然やれると思っているし、成し遂げたい目標もある。


約8ヶ月の長期離脱。
正直、長くて先が見えなくなることもある。
でも、今少しずつ前に進めているのはリハビリしてたら頑張れ、待ってるよって言ってくれるア女のみんな、怪我と一緒に向き合ってくれている人達、心配して連絡してくれる友達、そして何よりも自分がどうなろうと、決めた道を後押ししてくれる家族がいるからである。
この他にもたくさんの人に支えられて、今の私がいることを身に染みて感じている。

私がその感謝を体現出来る場、それはピッチ場である。

チームを勝たせられるFWになってピッチに戻ってきます。


●生田七彩(いくたななさ)
学年:2年
学部:スポーツ科学部
前所属:作陽学園高等学校

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?