どうも最近は「呼吸」のバランスが悪く、着想が得られそうな気さえしていない。それゆえ半ば無理やり書いているところがある。また、それはひとえに読む量が足りていないがためであることは自覚している。今日も用事があって、ほとんど読書の時間は取れなかった。

新たな考えが自分の裡に充満してくるまでの間、まさしくその「間」を繋がせてもらいたい。私は芸術家ではないが、あの「能の名人」よろしく、充実した内部の訪れを待たないと文章は書き続けられない。

では、何でその間を繋ごうかというと、今週はヴィクトリアマイルである。今のところのサラリとした見立てで狙いたい馬がいる。

◎アンドヴァラナウト(吉田隼人)17人気83.5倍
◯スタニングローズ(坂井瑠星)6人気21.5倍
◯ルージュスティリア(川田将雅)7人気23.2倍

いくら現時点でのオッズとはいえ、アンドヴァラナウトはなぜこれほどまでに人気が低いのか、サッパリわからない。1番人気のスターズオンアースは、距離が短いのかどうか不安視されるかも知れない。それに厩舎も、「前回と比べて今回の出来は85点」と言っているが、そもそも実力がほとんど怪物的である。アンドヴァラナウトとスターズオンアースで、3連複2頭軸ながし。なお、ソダシには不思議とどうしても手が伸びず、１回たりとも馬券に入れたことが無い。それなら、ここではナミュールが良い。いずれにしても、本命はアンドヴァラナウトで参ります。あとは、ソングラインとメイケイエール、はてさてどうしたものか…。

間を繋ぐと言ったが、この「間」について書きたい様なこともある。アトム、原子論、モナド、極限、微分、不可分割、非連続、空、仏教、自然数、実数など。私は理数的な知が絶望的なまでに欠落しているので、書きたくても書けないこともある。とにかく、「空」は「無」ではない。また、「間」は「空」である。すると、「間」は「無」ではない。が、本来「間」は隙間で何も無い。ちょうど自然数が離散的である様に。数学も知らなければ仏教だって知らないので、空の思想と数学の繋がりを見出せるかはわからない。が、何となく、自然数は人間のことである様な気がしている。それなら、仏教と結ばれても不思議では無い様な気もする。しかし、「空(くう)」と「空(カラ)」では、そもそも概念的に峻別されなければいけないのか。そのことも考えてやらないといけない。