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【4/13(月)オンラインイベント開催】#わたしのセーフティネット を教えて - 自然編 -

コロナの流行が始まり、ほぼ全国各地に感染が広がり、どれくらいの時間が経ったのでしょうか。

コロナに関する、武漢でのニュースが騒がれていた頃、こんなことになるなんて、思ってもみませんでした。

こんなことになるなんて」。

わたしも何度か、そう思いました。

同時に、もとくらで「自治ってなんだ?!」という特集を編んでいるのですが、自治について、こんな形で改めて考える機会が訪れるとは、思いませんでした。

当たり前だと思っていた生活が、できない。

行きたいところへ行けない。

やりたいことができない。

コロナが奪ったものは、はかりしれません。

さらに、お茶の間の人気者・志村けんさん逝去というニュースは、多くの人にとってコロナへの恐怖を一気に加速させたような気がします。

けれどコロナの蔓延で、気づかされたことも、たくさんあります。

世界が同時多発的に同じ敵(コロナ)に立ち向かわざるを得ない状況において、それぞれの地域や国の「自治力」──生きていく力──が試されているなと感じます。

同時に、個人レベルでも、「どうやって生きていくか」を選択し、実行することが求められているようにも感じます

外出するのかしないのか。

お店を開けるのか開けないのか。

家にいるのかいないのか。

さまざまな正義が、さまざまな正義とぶつかり合ったり、手を取り合ったり。

そしてそのようすを見聞きするたび、悲しくなったり、うれしくなったり。

“強制的な”シャットダウンや、“強制的な”自粛だったら、もっと事態はシンプルだったかもしれません。

強制力のない“自主的な”選択は、シンプルな出来事を、ときおり、こんがらがらせてしまいます。

本来立ち向かうべき共通の敵が、コロナから、「自分と異なる意見を持つもの」へ、変わっていく気配もしています。

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“自主的な”生活を任される今、「自治」にまつわることで一つ、気づいたことがありました。

「自治」は、「自分で生きていく力」でもあるけれど「セーフティネットがある状態」でもあるということです。

「セーフティネット」は、人によって違います。

大きな話で言えば、法律や、守られている権利そのものも、セーフティネットかもしれません。

けれど、生きていくために助けになるもの──家族、一杯の美味しい味噌汁、大好きなアーティスト、人生を変えた一冊の本、ふるさとの風景……などなど、人のよって「救い」になること、つまりセーフティネットは、違うだろうと思うのです。

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たとえば、わたし(もとくら編集部・立花)は、いまこのコロナの事態のさなか、周りに森や川があってよかった、と思いました。

わたしが住んでいる北海道下川町は、雪解けがようやく終わろうとしています。

先日、もう釣りをしている人を見つけました。

春の山菜がそろそろ芽吹き始め、先日は、山で採ったふきのとうのアンチョビ炒めを食べました。

ヒグマも冬眠から目覚め、森の中を歩き回っているそうです。

ここにいると、森や川や動物は、人間があたふたしていることなんて、知ったこっちゃないんだなと思わされます。

春が来れば雪は溶けるし、ふきのとうの芽は出るし、クマも起きるし、太陽が昇るのは早くなる。

彼らは彼らのサイクルを、なんの疑いもなく、めぐり、つむぐだけ。

自然が持つ、不動のおおらかさというか、人間以外の世界で営まれている異種の命のリズムを感じられることが、こんなに安心するものなのかと、先日森の中を散歩しながら、思ったのでした。

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わたしにとって安らぐものが、森や川なら、その写真や動画をシェアすることが、誰かのちょっとした安らぎになるかもしれない、とも思います。

何に助けられるかは人によって違いますが「いま自分を助けてくれるもの」を共有しあうだけでも、不穏な日々でも少し呼吸が楽になるのではと、思います。

そこで、いま、自分が助けられている存在や「コレがあってよかった」というものを分かち合う、オンラインおしゃべり会を実施します。

メインテーマは #わたしのセーフティーネット

その中でも今回は、植物や花、森、空、木、動物など、自然の存在に助けられた、という方、ぜひお集まりいただけたらと思います。

このおしゃべり会は、共通の敵(コロナ)に向かって「みんなで立ち向かおう!」と、狼煙を上げるわけではありません。

共通の敵(コロナ)によって気づかされたことを、ただ一緒に分かち合おうという企画です。

なにより、今の自分の状況を、誰かにつらつら話すだけでも、なにかが軽くなるなら、その会話の場こそセーフティネットになるのでは、とも思います。

参加するのは、もとくら編集部のメンバーと、「灯台もと暮らし」、そしてこのnoteの読者さんです。

追記:「顔出しはちょっと……」という方や「そんなに多くは語れないけど、興味はあるから話は聞きたい」という方も、ぜひご参加ください! マイクをミュート&カメラをオフにして、ラジオ的に聞いていただけたら、うれしいです。

日時

4月13日(月)の19:30〜20:30

参加方法

ご参加を希望の場合は、こちらのnoteをご購入いただき、時間になりましたら、指定されたZoomのURLへアクセスしてください。

もし可能でしたら、コロナの流行以降で、ご自身が癒された、ホッと一息つけた、自然の写真を一枚ご持参ください。

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