友人に薦められて「ゴールデンカムイ」(以下金カム)を読み始めたのがゴールデンウィーク。
軍服くまさん欲しいな〜でも旭川遠いな〜って言い出したのが5月下旬。
ANAさんが国内線のスーパーセールしてて気が付いたら札幌行きの座席取ってたのが6月。
北海道に飛んだのが8月。

というわけで、2022年8月に行った旭川・札幌旅行のレポートを記録していきます。
前回の記事は聖地巡礼を考えている人にオススメするつもりでピックアップして書きましたが、実際の旅程も参考になるかなと思い、日記みたいな気持ちで残しておきます。というか旅行ロスが激しくて書きたくなったので書きます。ちなみに例によって一人旅です。

今回の旅程は4泊5日。

今回のこの記事は0日目(準備)〜1日目(到着日)の内容です。中身としては飛行機乗って旭川のホテルに着いただけですのであしからず。

＜0日目＞

旭川のくまさん

そもそも、旭川行きたい！となったのは、TLに流れてきた北鎮記念館の購買部さんのツイートを見たのが始まり。↓

か、か、かわいい〜！！！！！！！！

私自身もともとオタクかつドール(10体↑)のオーナーのため、「会場限定数量販売」モノには何の抵抗もなく、しかも全身3点フルセットの衣装5,000円前後って全然お安いのでは…!!! DOLK(ドールショップ大手)ならもっとする…!!! などと述べるなどしており、「くまさん買うために旭川に行く」が視野に入ったのがこの頃。釣られｸﾏｰ!!!

調べるうちに、このくまさんは自衛隊が公式グッズとして出してるぬいぐるみシリーズで、自衛隊グッズを扱うお店で買えること、素体のカラーがブラウンやアイボリーがあることなどを知る。「自衛隊ベア」で検索すると出てきます。
お迎えするなら実物の顔を見て選びたいな〜という気持ちがないこともなかったけど、まあ仮に好みの顔じゃなくても自力でどうとでもしましょう！という気持ちで通販で色違いを2体買いました。楽天市場で。

え〜〜〜めっちゃかわいい。ちなみにこのくまさんの種類は左のホワイトが「航空自衛隊　ブルーインパルス(ヘルメットver)」、右のブラウンが「陸上自衛隊　鉄帽迷彩ベア」。種類によっては帽子が固定されてて取れないものがあるらしく、ヘルメット形のものなら着脱が簡単です。服も簡単に脱がせられる。

これで「あとは旭川で軍服を買うのみ」という状態に。気が早い。

ANAスーパーセール

「いつかは旭川。」などと言い出してしばらくした後、ANAが国内線のスーパーセールを開始したことをテレビのニュースで知る。
試しにちょっと見てみたところ、ん？夜行バスかな？という金額設定の航空券が。正気か？東京に行くよりも全然安い。やばい。スーパーセールすごい。前に定価で函館行った時この4倍の価格でしたが？

「席だけ取っておいて細かいことは後で考えよう」という悪魔の囁きがあり、気がつけば札幌行きの往復航空券を購入していた。運良く私も仕事が休みの期間があったし、あとはコロナやコロナ、コロナなどの云々の影響でどうにかならないことを祈り、季節柄台風が来ないかどうか気になるなどしながら、真っ白な旅行プランを考え始めたのでした。

旅程

いつも旅程考える時は「どこに行くか」「その次にどこに行くか」を基準に、行きたいところをピックアップして組んでいます。航空券の都合で札幌発着ではあったけど、今回は旭川が第一目標だったので、初日を移動日とし旭川で2泊、札幌で2泊の予定にしました。最初と最後の日は移動日なので、実際観光に動けるのは3日間。有効に使わねば。

とはいえ、行く1週間前まで「札幌泊まる日の予定まっしろ！」みたいなフワッとした旅程だったんだけれど、「北海道はゴールデンカムイを応援しています」のスタンプラリー詳細が出て、しかも撮影できるパネル状のバナーが設置されると聞き、がぜんやる気出て来た。でも私が行く頃がちょうど設置開始予定日を前後に挟む日程で、行く日にまだないかもしれず正直めちゃくちゃ微妙。あとは運次第。どうせなら写真撮りたい………

北海道在住民でも過酷と言われる金カムスタンプラリー。範囲が広すぎる。
エリア別にARのキャラが設定されていて、現地でチェックインするとカメラで撮れるキャラクターARを貰うことができます。札幌は杉元、網走は白石、帯広はアシㇼパさんなど。スタンプ箇所を3つ訪れるとオリジナル壁紙が貰えます。

スタンプ箇所になっている北鎮記念館と開拓の村はもともと行くつもりだったけど、もう一箇所スタンプラリー行けるのでは…というか、札幌からなら苫小牧の鯉登少尉のAR回収に行けるのでは…！？と気がついてしまい、まっしろだった3日目の予定が苫小牧への往復でほぼ埋まった。仕方ない。これは仕方ない。

言い訳としては「苫小牧に好きな男に会いに行く」という言葉がスッと出たけど「べべべ別に好きとかそんなんじゃねーし！」などと素直になれない男子中学生のようなテンションになりながら旅程を決めました。いやあの私の部屋の金カムコーナー、既に鯉登少尉グッズばっかりなんですけど…季節を巡るようにCV.小西克幸のキャラを推している自分に必死に抵抗している…シャーマンキングフラワーズアニメ化楽しみですね…

準備

「国内旅行は向こうの言語を覚えなくてもいいのか」などと、相手によっては殴られそうな暴言をTwitter上だけで吐きながら旅行の準備をしていました。前の東欧旅行がいかにプレッシャーだったか時間差で知る。あの時は巡る3ヵ国の共用語が全部違っていたね…

旅行準備として具体的には、好きなブランドの服を日程分揃えました。服。普段着よりちょっと良い服。そしてその服を満足に着るために、それまで週2〜3でやってたNintendo Switchのリングフィットとフィットボクシング2、もしくはエアロバイクを毎日に切り替えるなどしていました。人間、期限のある目標を立てると案外どうにかなるもんだと学びました。ちなみに好きなブランドはMaison de FLEUR Petite Robe canoneとF.i.n.t。

とは言え減量目標は◯日で-◯kg！みたいな派手なものではなく、ゆる〜いペースで地味にやっていたので取り立てて言うこともなく…旅行前に身体を壊すのが1番NGだったので…
結局のところ数十キロとか減量できたわけではないのだけれど、着たかった服は前より若干マシに着れるようになり、身体に見たことなかった筋肉のスジが出てきたりするなどしていたので及第点としました。やはり地道な筋トレこそが正義…

なお、私が北海道旅行の準備をしている間、兄は鹿児島にある母親の実家の墓参りに弾丸で行っていました。血争えなくて笑う。

＜1日目＞関空→札幌→旭川　

前回の東欧旅行の時にも使った関西空港へ。
「大阪空港」が「伊丹空港」なだけで「関西空港」は「関西国際空港」だよね？という疑念が全く無かったと言えば嘘になる。いくら余裕持って家を出ても空港間違えたら洒落にならん。ちゃんと合ってました。

最寄り的には関空でも愛知の中部空港でもどっちでもいいんだけど、ちょうどこの日は関東方面に向けて台風が来ており、もしかしたら中部空港まで行くフェリーは欠航していたかもしれず………いやほんと何があるかわからん。どちらにせよ今回は何の影響もなくてラッキーでした。初手から出鼻挫かれることは十二分にある。前だってうっかりレンタルWi-Fi受け取り損ねるとこだったし…

関西空港

出発時刻約3時間前、関空に到着。

ANAのアプリで既にオンラインチェックインを済ましているため、荷物を預けたら後は保安検査場を通り、搭乗口に向かうのみ。
アプリのオンラインチェックイン初めて使ったんだけど、思ったより便利だったのでご紹介↓

オンラインチェックインはスマホアプリ上で出発24時間前から搭乗手続きと搭乗券の発行ができる機能で、チェックインする前ならアプリ上で座席の変更もできる。発行した搭乗券はスマホ画面で表示して、紙の搭乗券と同じように使う。
つまり、搭乗手続きのために長蛇のカウンターにわざわざ並ばなくても良い！！！荷物を預ける場合は搭乗券を持ってカウンターに行くことになるけど、搭乗手続きと荷物預けるカウンターが別なので比較的スムーズ。すごい。

逆に、預ける荷物がない場合は、空港に着いたらそのまま保安検査場に行ける、と。すごくいいな…！どんどん便利になってゆく…！！！

空港に到着後、早々にボストンキャリー(70L)を預けて、空港内で時間を潰す。以前ここで時間を持て余しまくった経験があるので構内のエリアマップが手に取るようにわかる。お手洗いの場所を聞かれても答えられる。

ふと来てしまった国際線エリア。すっごい静か。
4年前の5月、チェイテ城行くのにドキドキしながらこの辺通ったのを思い出した。無事に行けたから4年前の私は安心しなさい。

時間あったのでゆっくり昼食をとることにしました。蕎麦と迷ってトンカツに。減量は引き続きしてるけど旅行中はノーカンということにしている。帰ってから頑張る。

お腹も満たされたので、早めに待機することに。保安検査場を通過し、搭乗口の近くに向かう。

時間通りに千歳空港行きの飛行機に搭乗。スムーズ。いよいよ北の大地へ向かう。難なく離陸。

機内

この後はずっと雲の上を飛んでて、機内ではほとんど「ほぼ日の學校」観てたんだけど、ふと外を見たら虹が見えたので、おや？と思ってよく見たら円形の虹だった。

何これ初めて見た！！！！！しかも飛行機の影が中心にある？機体に日光が反射するのかな…！？

後で調べたらこれ「ブロッケン現象」と言うそうで、山頂や飛行機で条件が重なると見られる現象だそうな。知らなかった…初っ端に縁起の良いものを観ました。

でも「ブロッケン現象」で調べたら幸運とかのワードよりも上に「死ぬ」が来てて笑っちゃった。

確かに登山中にこんなの見たらビックリして足踏み外しちゃうかも。山に登った際には気をつけよう。

千歳空港〜旭川

そうこうしているうちにあっという間に2時間。北海道札幌市、千歳空港に到着。

荷物を受け取って、バスロータリーへ向かう。今回は高速バスで札幌駅へ。
千歳空港から札幌駅までの高速バスのチケットはあらかじめらくとくスマホチケットで買っていたので楽でした。北都交通バスと中央バスが交互に運行していて、乗り場がいくつかある。公式ページを参考にしましょう。

ちなみに私は思ってたところにバス停がなくてアレッとなりましたが、それっぽい人達が並んでいたのでつられて並んできたら正解でした。高速バスで千歳空港から札幌駅まで約1時間15分。

スムーズに札幌駅に到着。バスを乗り継ぐ。

札幌駅の大きなバスターミナルから、旭川行きの高速バス、高速あさひかわ号に乗る。
予約制ではなく並んだ順に乗る感じ。平日昼間で、2列シートにほぼ各1名ずつ座っているような混み具合。
札幌駅から旭川まで約2時間。チケットはもちろんらくとくスマホチケット。もうバスの券は全部がこれがいい。

バスの道中ほとんどウトウトしてたのであまり覚えてないけど、街中でふと見た看板が地元の名産品だったので笑っちゃった。

しばらくして旭川駅のバスロータリーに到着。駅からすぐ近くのホテルにチェックイン。今回、旭川ではこのホテルで2泊します。

自分ルール

これは個人的なルールですが、一人旅する時は国内外問わず門限を19時にしています。誰に何と言われようと単純に夜に出歩くのが怖いので。
特に一人旅だと何かあると絶対に被害者のせいにされるし、そういう時に限って助けてくれる人はいないので、自分の責任は自分で取る、という気持ちでいるようにしています。万が一の時のために不意に狙いやすい人間の急所を覚えておくと心の防衛力強化のために良いです。顎や喉や足の甲など。
実際何かあった時に誰もが最善の選択をできるとは限らないけど、選択肢を知っておけばよかったと後悔するよりマシだと思うので。自分の身を第一に。心に杉元佐一を持ちましょう。

→2日目(いま書いてる!)