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U

2024.03.20 『U』@三軒茶屋グレープフルーツムーン


ライブの感想ブログなんてものを書くのは久しぶりだが、あまりにも心動いたので

セトリまとめも兼ねて。全アーティスト推し勢として頑張ってはみたが究極湯木さん以外は自信なし。大目に見てください。

1. 菅野コータ

決意の日
ひだまり
星空の帰り道
線香花火
カゲロウ
またね
春に吹く風

菅野さんについに会えた、感無量。
2017の3ヶ月連続個展の2回目、"万華鏡"で湯木さんが菅野さんの弾くギターに合わせて書いた『春に吹く音』
そのライブペイントの空間があまりに素敵で、描かれた絵があまりに素敵だった、それが彼との出会い。

左下、菅野さんのギターと湯木さんのペイント

6年の時を経てその絵が自分の手元に来ることになったのはまた別の話だが、とにかく、ずっと好きな音を作るギタリストとして曲を聴かせてもらっていた。CDも当該曲の入った1st『In my room』をコロナ禍あたりにオンラインで買ったりしていたのだが、お会いできる機会がなかった。

そんな彼に会え、ラストの『春に吹く風』を生で聞けた感動でマジで泣いてしまった。

もちろんその他の曲も「原点回帰」という名目で1stの曲ばかり、仕事のお供に何度も聴いてきた音達にブチ上がり続けていた。星空の帰り道とカゲロウ、いいぞ。いや全部いいんだけど。

終演後の会話も楽しかった。彼は色々なことに挑戦していてTwitter見てるのも楽しい、と思ってたらこっちも見られていた、おうふ。

2. 山岸健太

満開
ヒッチハイク(w 空間工房)
花火(w 空間工房)
天使(w 空間工房)
花盛り(w 空間工房)

山岸さん。湯木さんの草加時代の路上ライブのTwitter埋め込み動画。それが彼との出会い。湯木さんをdigったら必ず出てくる男。当然そんな感じなので2017には知っていたのだが、お会いしたのは2022の湯木さんの個展が初めて。そしてちゃんと本腰を入れて曲を聞いたのもそこが最初だった。湯木さんが個展で流していた恋という曲から入り、CDを個展でいただき、いくつかの曲を聴き、

恥ずかしながら他のお三方ほどdigれていなかったので、ここで新しい曲も好きになれたらいいな、という心持ちで迎えた山岸さんの出番。

2曲目にして空間工房を背中に歌う彼、心が躍り、花火という曲でマジでぶち上がった。
そしてその高揚の中で迎えたバンドアレンジの天使。曲名は聞いたことがあったが、ありえないくらい刺さって泣いた。なんでサブスクにないんだ…辛い。

"幸せはスローモーション"

信じたいですね。

曲もなんだが、山岸さんと空間工房のアイコンタクトに彼らの人生と、それに基づく信頼感を見てしまってそれにも泣けた。美しいなって思ってしまった。どんなに心が荒んだって、そういうものを美しいと思ってしまうんだから、仕方がないなって。

終演後も優しい対応で話しかけてくれて、あたたかさをもらえた。また会いましょう。

3. 湯木慧

涙スキップ
記憶
331
網状脈(w 空間工房)
火傷(w 空間工房)
道しるべ(w 空間工房)

姿を見ただけで泣くのはやめような?俺。ちゃんとしろ。

冗談みたいな本当の前置きはさておき、湯木さんもエモ懐古モードで三部作の曲をぶちこんでくる。かっかっかきっきっき、あんまりみんなの声聞こえなかったけどちゃんと歌いましたよ。

そして新曲、331

うたうこと、で先行配信された名前のない新曲についに名がついた。曲名についての考察はあるが、ここでは割愛する。

変わらず最後の一節は「うたえよ」ではなく「うたうよ」その一文字に彼女の覚悟を見て、また背中を蹴飛ばされる感じね。何回やるんだよってね。許してね。

空間工房とのコラボは最高以外の言葉がない。特に火傷がマジで良かった。苛烈な歌詞なのにオシャレなバックミュージック、音源化して欲しいくらい。

そして空間工房との道しるべは後述するけど個人的にも思いのある選曲。

見せてくれてありがとう、って気持ちでした。

4. 空間工房

ODORE
ブルーバード
Ever
バリの女
ハイウェイ
Midnight in Tokyo

今回の主催。まずは限りない感謝を。
奇跡のメンバーを集めて、奇跡のライブをやってくれてありがとう。

湯木さんがきっかけで知ることができたアーティストは数えきれない

僕の20代の音楽人生は全て湯木さんが作ってくれたと言っても過言ではない。

じゃあ湯木さんが繋げてくれた最初のアーティストが誰か、と聴かれたら

それは空間工房なんだろうなと思う。

湯木さんを知った2016年8月末
最初に見たツイキャスで彼女が話していた告知。

近日Epilogueのレコ発ライブをやるのです!サポートに空間工房というバンドが入ってくれます!

湯木さんを知った日と、空間工房を知った日は僕にとっては同じだった。もちろん、曲をちゃんと聞くのはもっと後のことになるんだけど。

でも、印象的だった。8年推し続ける最推しに出会った日に、聴いたもう一つのアーティスト名だったから。

それから、色彩ツアーの札幌にあべさんが参加したり、夕景のMVに湯木さんが参加したり、そういう景色をずっと一緒に追ってきて。

あべさんとplantsをきっかけにお話しできた2021年、初めてパフォーマンスを見た森展でCDをいただいてからは、すっかりファンになってしまった。

菅野さんもだが、仕事を家でやる気にならない時、それでもやらないといけない時、常に傍には空間の音楽があった。

Oasis, Summer Swing, バリの女, 極楽鳥花, mouScat, ODORE, MO.JI-TO, ストレリチア, 下町讃歌, ストックホルムの夢,  Spring day, Midnight in Tokyo, そして夕景…

書き出せば好きな曲は無限なのだが、何度も何度も聴いた曲達を何曲も生で聞けて永遠にぶち上がっていた

2曲目が新曲なのに気づけたし、アレンジが違うのにも気づけたのも嬉しかった

MCが永遠にエモかった。内輪といえばそれまでだけど、それでもいいんだ、美しいんだから。

Midnight in Tokyoがオリジナル一曲目なのは冗談きついです。天才か?

マジでみんなCD買って聴かないとダメよ??サブスクでもいい。俺のプレイリストあげるって。

アンコール

音楽乃歌

同窓会のようなライブ
部室のような控室

8年の積み重ねがあるプレーヤー達が、ただただ楽しんでいる、そんな光景を見る数分間。

ここ以外では絶対にありえない。彼らだから作れる空間だったと思う。

終演後、湯木さんに、「出会えたよ!!!!!!」って笑顔で報告できた。

励ましも、ありがとう。
いつだって繋がりのアーティスト、感謝を教えてくれた、俺の最推しのひと。

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