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イギリスで、明らかに怪しい宗教イベントに行ってみた

宗教イベントを勧誘している女の子。
異常にニヤニヤして、明らかに怪しい。
そんなわけで、そのイベントに行ってみることにしました。

果たして生きて帰ってくることができるのでしょうか?

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↑怪しいイベントのチラシ


イベントのテーマ
「この世界に絶望した父親がキリストに会った時、何が変わったか?」
よくわからないクエスチョンです笑

参加してみた

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盗撮。人のこと言えないぐらい、僕もかなり怪しい

[イベントの流れ]
輪になって祈る

お菓子を食べながら、えらい人の話を聞く

6人ぐらいのグループで自由に話す

感想

みんなめちゃくちゃ優しい。
これまで会ったイギリス人たちの中でもずば抜けて優しすぎ。
優しすぎて逆に怪しい。。

僕に声をかけてくれたり、たくさん質問してくれたり。
逆に僕がいろいろ質問したら、熱心に答えてくれる。

かなり失礼な質問だったのですが、
「キリスト教のイベントを開いたり、全力でいろいろ説明してくれたり、
なんでそんなに熱心なのか?」と聞くと、

「キリストが僕らのために犠牲になってくれて、天国へ導いてくれる。僕らはその素晴らしい行いをみんなに伝えたいんだ」っていう感じのことを言っていました。


「え、ほんとに神を信じている人がいるんだ」と感じてしまいました。
全く疑うことなく、全力で神を信じている。

彼を別に否定しているわけではないのですが、
「ここまで全力で信じているんだ」と驚いてしまいました。

まあ、とにかくみんなすごく優しかったし、
この国では発言力が無く、立場が弱い僕を暖かく迎えてくれました。
なんかほんとに居心地が良いコミュニティーでした。

だからもう、変なツボとか買わされてもいいや。
騙されてもいいや。って思えてきました。

まあ、僕は明らかにカモなのかもしれません。

ただ、キリスト教がイギリス人に与える影響を知ることができたり、
もちろん英語の勉強にもなるし、友達も作れるし、とってもいい機会。
まあ私はいちおう(信仰心の浅い)仏教徒ですが、
今後もこのクリスチャンコミュニティーのイベントに参加しようと思います。


P.S(おそらく多くの日本人は宗教に対してネガティブな意見を持っている人が多いと思います。オウム真理教などの新興宗教のせいで。宗教に対して、僕も未だに懐疑的な立場にいます。ただ今回のイベントに参加して感じたことは、宗教の集まりは人と人とをつなぐ素敵な場であると感じました。国籍や性別、年齢は違えど、同じ思想を持った人々の集まり。そこは居心地の良い空間。おそらくこのコミュニティーからカップルも多く成立することと思いますし、とても仲の良い友達も作りやすいんだと思います。これは日本に欠けている部分なのかもしれません。日本社会では、すべて自己責任で、誰にも助けを求められない。介護だったり育児だったり、すべて家庭の中で解決しなければならない。周りに助けを求めるのは恥。助けを求められるようなコミュニティーに属していないし、困った時に何を拠り所にして生きていけばいいのかもわからない。)
P.S 2(以前、ニーチェの思想に影響を受けた。「キリスト教は弱いものの自己正当化にすぎない。弱者に都合のいいようにつくられた思想。人間は本来強欲でありたい、誰よりも優れたい。上を目指したい。と志す残忍な生き物。キリスト教徒はそのように強くなれないと知り、弱さを正当化する、獲れないブドウは酸っぱいと言うキツネと同じだ」と、ニーチェは言った。 僕は社会的にも弱者だし、なんの権力も無く、経済力もない。だから、キリスト教が目指す世界、弱者にも優しい世界を心地よく思える。ただ同時に、ニーチェの思想にも賛成できる。なので混乱中。)

[結論]

若干怪しく思えたけど、みんないい人だった。適度に距離を取りつつ、付き合っていこうと思います

タダでもらった聖書?↓

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後日、小さなパーティーに参加。
ドーナッツという罠。まんまと引っかかる

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おわり

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