ライブがやっぱり好きだった話

この前7か月ぶりにライブに行った。

ハルカミライのツアーオブバンドスター、なんばハッチでの大阪公演。

コロナ対策で2000人弱入る会場に360人しか入れていないと言っていた。

こんなにスカスカでしかも椅子が並んでいるハッチを初めて見た。

ハルカミライを生で見るのも初めてでしかも久しぶりのライブは全く実感がなくそわそわした。

泣く泣く配信ライブばかりを見てきた最近では生で音を聴くこと、それからバンドスターがこれから自分の目の前にでてくること自体変な感じがした。

演奏が始まると鳥肌が止まらなかった。体温もぐっと上がった。みんなこぶしを振り上げた。

思い出した。私はこの空間が好きだった。

みんな各々事情は違えど同じステージを見て同じ音楽が好きで楽しみにきている。

うわー、この曲こんな風に演奏するんや。とか

まって今のMCかっこよすぎん?とか

みんなの距離が以前より少し離れていてもマスクをしていて声が十分に出せなくても

多分いまみんな同じこと考えてる、とかわかる。

このグルーヴ感はほかの何にも代えられない。

ライブが終わった後ドリチケで氷結交換してハッチの長い階段座って友だちと感想永遠に語り合うとかして。

オフラインで人と接するってやっぱすげえいいよ。

自粛期間にチケットを取っていたライブ10本近くは延期、中止。

趣味を一つ取り上げられたような悲しくて憎い感情になって

でも別に誰が悪いわけでもなくて。

7か月経って行ったライブは本当に格別で。

たった7か月と思うけれど、長かったな。

ライブがなければ死ぬ、というわけではもちろんないけれど

私にとってライブは自分のコンディションによって与えてくれるものが変わる不思議な存在だ。

落ち込んでいるときは背中を押してくれるし

条件反射的に涙がでることもあるし

幸せいっぱいのときは演奏や演出自体に集中できるし

前は全然響かなかった歌詞が今日はやけに響くってこともあるし

バンドマンと自分を重ね合わせて大きいステージに立てた喜びに、まだまだ未熟な自分を恥じる悔しさに一緒に涙することもある。

これからちょっとずつでもまた足を運ぼう。

やっぱり好きだなってまたあの空間で思いたい。

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