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【22】異世界人

こんにちは
今日は詭弁しか話さないです

僕は普段現実を生きる大学生として生きています
いや、演じてると言ったほうが正確かも

「IQが20離れている人とは会話が成立しない」とはよく言ったもので、外に出ると、いつも異世界人とコミュニケーションを取っているような変な感覚になります。一応言っておくと、僕が社会から乖離したマイノリティ側の異世界人であって皆さんの方がマジョリティ側ですよ。でも僕視点では人間のような何かに見える。

人と話す度に一言目で
「あぁ…この人も全然自分と違う人種なんだ…」

となる。住んでる世界が違う。なんというか、まず声のトーンというか喋り方が違う。現実なのに現実じゃない白昼夢を見ている感覚で生きてる心地がしない。僕はそういう精神的に違う人達と一緒に生きていくのは無理なんだとつくづく思う。

例えば、貴方は会社にいる間ずっと夢を見てるみたいで現実感がないんですと言ってくる人と一緒に仕事したいと思いますか?

仕事したいと思う人は僕に仕事を下さい。
ちなみに肉体労働は身体壊してるので無理です。

そんな僕が精神性が違う人達と関わる上で自然と身についた処世術が「敬語」です。僕はほとんどの人と敬語で話します。関西出身で方言も多少ある地方ですが、最近同じ出身の小学校の先生とお話しする機会があり「関西の特有の訛りみたいなのを全然感じない」と言われたり、大学の同級生の人間から「なんで同級生なのに敬語なん?」とツッコまれたりすることがある。僕は別に意識してる訳でもなく人と話す時は敬語になってしまう。

そんな精神性の違う人達のことが別に嫌いではなく、むしろ良い人も多い。でも心からは分かり合えない。何故なら精神性が違うから。嫌いな人なら価値観が違うだけだし別にどうでもいいと思えるのですが、良い人達だと僕が異端なせいでこの人達とは心から仲良くはなれないんだなと寂しいような悲しいような気持ちになる。

僕はマイノリティ側の人間であって非現実の世界でしか生きられない。
思えば子どもの頃から学校や病院みたいな場所に行くたびに夢を見てる感覚になる。そこで働く職員や先生、あの薄暗い廊下が僕は好きになれない。心理カウンセラーみたいな職業の道もあったけど多分その世界で僕は生きられないと気づいてしまった。

じゃあインターネットの世界なら居心地がいいのか。
いやインターネットの世界ですら僕は生きられない。
正直インターネットって川の水面に浮かんだゴミですよ。
家の横にあるゴミだらけのドブ川と変わらない。

僕は海に還りたい。
脳も血管もない神経反射だけで生きる海月になりたい。
川で海月は生きられない。
そう生きづらい。でもそう言いきれない。
心から分かり合える人と巡り会える人がいると祈り続けるしかない。



おわり


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