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保険料0円からのわりかんがん保険に加入してみた話

※この記事は保険への加入をお勧めするものではありません。


先日、保険の見直しをした話を記事にした。

私にとっては、今の保障内容が十分かつ必要最小限だと思うし満足しているけど、面白そうな保険を見つけて、つい加入してしまった。

つい加入してしまったって、お金がかかるのに…と思うかもしれないが、このがん保険、基本の保険料が0円なのである。

試しに加入してみたのは、justInCaseのわりかんがん保険である。



◇わりかんがん保険とは?

わりかんがん保険は、justInCaseが提供する保険料が後払いのがん保険だ。がんや上皮内がんと診断された場合、保険金が一律80万円支給される。

わりかんがん保険という名前の通り、誰かががんになって保険金が支払われた場合、がんになった人以外の加入者で保険金と管理費をわりかんする。

だから、加入者が増えるほど保険料は減るし、がんになった人がいなかった場合、保険料は0円になるのだ。

こういった加入者どうしの助け合いで成り立つ保険をシェアエコ保険というらしい。


◇保険料は?

保険料はがんになった人がいなければ0円だけど、もしがんになった人がたくさんいると保険料が高額になってしまうのではないか…

そういう心配をする人もいるかもしれないが、保険料は年代別に上限が決まっていて、がんになりにくい若い人ほど上限は低く設定されている。

ちなみにわりかんするのはがんになった人と同じ年代区分の人なので、がんになりにくい若い人が保険料を払う確率はますます低くなる。

・20~39歳:   500円/月

・40~54歳:   990円/月

・55~74歳: 3,190円/月

保険料がいくらになるのかは、毎月メールでお知らせが来る。

私は20~39歳の区分に当てはまるが、今のところ保険料がかかった月はない。

40~54歳の区分は先月がんになった人が1名いたので今月保険料の支払いがあるようだったが、額は上限額以内だった。


◇魅力的に感じたところ


①保険料

まずはなんといっても保険料だ。がんになった人がいなければ基本0円というのはわかり安いしありがたい。

保険料が発生したとしても、上限額が決まっているし、0円の月が多ければ一月当たりの保険料は安くなる。

がんになるかもわからない若いうちから、がんになった人がいないかもしれないのに、高い保険料を払う、ということが避けられるのはかなり合理的で良いと思う。


②上皮内がんでも保険金の支払い対象

以前保険の見直しをした際に、がんに関する保障は上皮内がん(上皮内新生物)も対象になるか確認した方がいいとアドバイスを受けたことがある。

上皮内がんは簡単に言えばがんになる手前の状態とのことで、保障の対象になるが、上皮内がんの場合は対象外という保険もあるそうだ。

その点わりかんがん保険は上皮内がんでも保険金が下りるので安心だ。


③健康であればあるほどお得という仕組み

保険はもしものときのために加入しておくものなので、あまり損だ得だと考えるものではないかも知れないが、多くの保険はがんになったら保険料の払込を免除する特約をつけることができ、若いうちにがんにかかった方が得になる。

がんにならずに健康に過ごすのが1番望ましいはずなのに、早くがんになった方が得、健康だと損というのが一般的な保険の仕組みであり、ある意味では早くがんになることを願うような仕組みでもある。

一方でわりかんがん保険は、がんにならなければ、健康であれば得な保険となっている。


◇気になるところ

年齢の区分が55歳以上と高くなると、上限額が3,180円/月となるのは気になるところだ。年を重ねるにつれてがんになるリスクは高くなるので、上限額が高くなるのはやむを得ないところではあるが、加入者が増え、保険料の支払いが毎月発生し、かつ上限額の3,180円になってしまうということであれば、わりかんがん保険でなくとも、他に保障内容がいい保険がありそうだ。

また、保険は1年更新で、保険料の区分からみて更新できるのは74歳までだ。いつまでも一律80万円が保障されるかわからないし、75歳を過ぎたら保険の対象外となる。


◇まとめ

デメリットもあるが、わかりやすく合理的な保険料の設定や加入者どうしで助け合おうというコンセプトが魅力的であることに変わりはないので、わりかんがん保険には満足している。

若いうちは、がんに対する備えはわりかんがん保険で十分かなと思う。

後悔ポイントとしては保険の見直しをしてからわりかんがん保険の存在を知ったこと。

わりかんがん保険を知ってから保険の見直しをしていれば医療保険の保険料、もう少し安くすんだのに~~と思ったり。

次に保険の見直しをするときは、そのときのわりかんがん保険の保障内容や平均的な保険料を踏まえて検討したい。

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