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経験がない仕事にもチャレンジしたっていいじゃん

「経験がないからこの仕事はできないな……」

そんな話を聞くことがある。確かにやったことない仕事はできない。そんなのは当たり前の話。でも、経験がない仕事は本当にやっちゃいけないんだろうか?チャレンジしちゃダメなのかな?

僕はそうは思わない。クライアントから新しい仕事を依頼されたときに、経験がないと引き受けるか迷うことがあるかもしれない。

求人票や募集要項には必須要件が書かれていて、要件が満たないと応募すらできないこともあると思う。

でも、経験のない仕事をやってはいけないとか、チャレンジしてはいけないってことはない。挑戦もせずにあきらめるのは、もったないなと。それに、指をくわえて待っていても自分のやりたい仕事は降ってこない。

初めからできる人なんていない

そもそも誰もが初めは未経験で、経験者なんていない。みんな初めは0からのスタートなはず。小さい頃、補助なし自転車に初めから乗れた人なんていなかったように。(いたら天才)

仕事だけじゃなくて、勉強やスポーツも初めからできる人なんていない。

僕は2020年2月にフリーライターとして独立した。ブログを書いたことはあったけど、ライター経験はなかった。でも、未経験OKの案件に応募して、何とか案件を取った。

今でも忘れない。0.7円と決して高い案件ではなかったけど、その案件が取れたから実績を積むことができ、その後文字単価が上がっていった。

ライティング初案件獲得から1年後、今度はディレクション案件を取った。ディレクションも経験がなくライティングのときと同様に、初案件はそこまで単価が高くなかった。

その1年後、記事のディレクション(構成作成〜校正・校閲)だけでなく、既存クライアントにリライトの提案をして業務を巻き取った。これによって、有料SEOツールに触れる機会に恵まれ、仕事の幅も少し広がった。

さらにその後、新規でメディア全体を見るディレクション案件を取った。でも、実はこの案件、自分が経験したことのない業務(数値改善や内部施策、ライター採用など)も含まれていた。僕にとってこの案件は、チャレンジングだった。

今だから言うと、この案件は少し背伸びして取った。もちろん面接でできることと、できないことを正直に話したうえでだけど。

ちょっと不安な気持ちもあったけど、僕は自分の業務の幅を広げて実績を作りたかったから、やったことなかったけど手を挙げた。

やったことない業務もあったから初めは手探りだったし、失敗やうまくいかないことも多々あった。(何なら今もあるよ)それでも僕には「経験」と「実績」が残ったし、何より自信がついた。

今まで心が折れそうになったこともあったけど、もしそこであきらめていたら今の僕はなかったと思う。

フリーランスは意識してスキルを拡げることが大切

フリーランスは特に、自らスキルの幅を拡げていく努力をしないと仕事がなくなるか、言い値で安請け合いするだけだと思う。(会社員の人も大切だけど)

フリーランスは会社員と違って簡単に切られるんだから、意識してスキルアップする必要があるなと、3年近くフリーランスをやっていて感じる。

経験がないからと言ってチャレンジしない状態だと、いつまで経ってもできないまま。つまり、現状維持で何も変わらない。自分では現状維持だと思っていても衰退かもしれない。

仕事をしていると、クライアントから今までやったことない業務を依頼されることがある。もちろん無理をしたり、嘘をついたりするのはいけない。

でも、多少背伸びをしてでも新しい業務を引き受けたり、やったことない仕事に挑戦したりすることは大切だと思う。

「仕事を取ったあとに、どうすればできるか考える」
そうやって仕事を取ってできることを増やしていかないと、今後フリーランスは現状維持すら難しいんじゃないかなと。

実務経験に勝るものはない

新しい仕事を始めるために、たまにいつまでも準備や学習に時間を割いてる人がいる。準備や学習は大切だしそれを否定する気はないけど、実務経験に勝るものはない。

仕事ってそもそもやりながらやり方を覚えたり、スキルを習得したりするもの。仕事と並行しながら学習して、足りない部分を補っていくのは良いと思う。(僕も今でも日々SEOの情報をキャッチアップしてる)

ただ、用意周到に準備してから仕事を獲得するようでは遅いし、チャンスを逃してしまうかもしれない。

まずは、少し背伸びしてでも案件を取る、経験のない仕事にも挑戦してみる。そうやって自分のスキルを拡げながら、徐々にできることを増やす。
僕はそれがフリーランスとしてやっていくうえで、とても大切なことだと思ってる。

できないことは調べたり、自分よりできる人に聞いたり、アドバイスをもらったりして何とか形にしていく。

それでも時には失敗するかもしれないし、クライアントや周りの人に迷惑をかけることもあるかもしれない。

でも、そもそも初めから完璧にできる人なんているんだろうか?失敗しない人なんているんだろうか?僕は少なくともそんな人を見たことがない。

初めはうまくいかなくても、新しいことに挑戦したことで得られるもののほうが遥かに価値が高いと思う。

失敗しても別に死ぬわけじゃない

やったことがない仕事は不安で、動き出せない人もいるかもしれない。僕もそんなにメンタルが強いほうではないし、むしろ心配性なので石橋を叩いて渡る性格だけど、別に失敗しても死ぬわけじゃないと思ってる。

それもあるけど、挑戦しないで現状維持のままでいるほうが不安って気持ちのほうが今は強い。今の仕事でもやったことないことや、何が正解なのか分からないこともたくさんある。

ライター採用や採用面接、マニュアル整備、数値改善や施策を考えてそれを実行するなんて今までなかった。

正直、うまくできなかったこともあるけど、そうやって自分の仕事の幅を広げていくことが、過去の経験からも大切だと思ってる。

昨日より今日、今日より明日の自分が少しでも進歩できていればと思いながら、日々仕事をしている。

僕もまだまだできないことはあるし、今でも新しい発見や気付きがある。
自分の力のなさに悔しい思いをすることだってある。でも、その分伸びしろがあると思う!(ようにしてるw)

これからもやったことのない仕事に挑戦して、手痛い失敗をするかもしれない。それでも、挑戦をやめないで自分のできることをどんどん増やしていきたいし、それが仕事というか、人生で大切だと思うよって話でした。


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