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地方版 #スポーツで稼ぐ の未来

ツイッターを見てると、少し前なにやらこの言葉で盛り上がってました。

#スポーツで稼ぐ

当たり前やん。って話ですよね。
実は結構タブー視されてきたんです。それはなぜか?
スポーツといっても解釈が広すぎるため、プロスポーツ球団運営としての稼ぐにフォーカスしてまとめて見ます。そして、それを地方に落とし込んで考えます。

1.スポーツで稼ぐ。がなぜタブー視される?
2.なぜ稼がないといけないの?
3.JリーグとBリーグがプロクラブをアップッデートする。
4.地方のスモールクラブはどう稼ぐ?
5.さあ、スポーツで稼ごう。で、何稼ぐ?

これを一回では書ききれないので今回はこれにします。

1.スポーツで稼ぐ。がなぜタブー視される?

これは、日本におけるスポーツがどう育ってきたかが深く関係しています。
細かくは書きませんが、簡単に言えば、スポーツは教育の延長にあるもの。として、独立していなかったことが原因だと思われます。
教育の科目として体育があります。体の動きを習得して、個の身体能力を高めるためにはどうすれば良いかを学ぶ科目ですね。

一方で、スポーツ。

「人間の持つ能力を駆使して、一定のルールを設けて競う遊び」

です。チェスからアメフトまで。人間の能力を駆使して、ルールを設けて、遊ぶ。全て同じです。ボーリングを一人でやっていたとしても必ず潜在的に点数で評価して誰かと競いますので、立派なスポーツです。
(対して、ルール・競うを排除して人間の持つ能力を駆使した表現活動をアートと呼びますよね)

で、その人間共通の「遊び」が体育の延長戦上で結びついたのです。
そして、指導の舞台は学校教育内のため指導者の多くは教育的価値を求めました。

これは、決して悪いことではないんです。ただ、我が国には、ある一定のところから、教育から切り離して、余暇・遊びとして育てるための仕組みを作らなかったのです。全ての管轄を、体育協会(文科省)各競技の協会(指導者=教育者運営)が行い、体育教育としての価値観が乗っかる構図になりました。
途中、ドイツを見習いスポーツ少年団や地域で行うスポーツクラブの創設なども制度として整備しましたが、うまく分けることができず、まだ不明瞭な状態です。

地方自治の中でも、地域の活動というより、教育制度の中の社会教育として位置づけられているので、曖昧な状態です。

日本では、と書いていますが、全ての手本となっているアメリカも昔はこんな感じです。ただ、アメリカの場合はプロスポーツが大きくエンタメ化し、その影響が大学、高校、地域と波及して変わっていきました。高校のチームもチケット売りまくるし稼ぎまくってますw

ヨーロッパはどちらかというと、スポーツは初めから地域に任されていて、その地域で育った競技が巨大なエンタメとして確立しています。地域で支えるので、すでに稼がないとできないですよね。

体育教育の性質が高いスポーツにおいて、ビジネスとして稼ぐとの親和性が悪かった理由は、各競技の協会などの運営機関が教育的価値観を第一義と考えること。学校教育は稼ぐという習慣がないこと。です。

施設などもその性質を持っています。
あなたの町の体育館をイメージしてみてください。ほぼ、飲食禁止、アルコール厳禁。これはすなわち、社会教育施設だから。となります。
体育的価値の行為(練習、試合)を行う場所ですね。

ということで、長くなりそうなのでまた適当なタイミングでそれ以降を書いていきます。


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