Katsuyuki Watabe

バスフィッシングにまた惚れてしまいました。 あくまで自分本位ですが、今後の人生で、この…

Katsuyuki Watabe

バスフィッシングにまた惚れてしまいました。 あくまで自分本位ですが、今後の人生で、この地に即したバスフィッシングや野遊びをより深く愉しめる構造設計を小さくですがやっていこうと思います。 プロバスケ、地域スポーツの分野で長くお世話になりました。これからは湖にいます。

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最近の記事

湖上の時間

島のピザ屋の3月は忙しい。 年末年始やゴールデンウィーク、お盆などの大型連休はもちろんだが、3月は毎日たくさんの人が来てくれる。春休みというのもあるだろうし、仲間との想い出を作りたい季節なのかも知れない。ほぼ毎日売り切れになる程たくさんのお客さんが来てくれた。 店主と僕は、3月を無事に終わり、新しい挑戦が始まる4月を前にリフレッシュ釣行に出かけることにした。 場所は金砂湖。 四国の真ん中、愛媛県四国中央市にある山上湖で、昨年初めて訪れて以来何度も通う、少し遠いけど僕たちの

    • 心の奥で共鳴する何か

      大仰な題目をつけました。 というより、あとひと月ほどで50歳になる男の目頭が赤らむほど、何か響くものを感じたnoteを勝手に紹介します。 できれば、すべてのエピソードを読んでいただきたいほどです。 中禅寺湖。 行ったことがない湖ですが、釣りをやる人であれば紅色のヒメマスが浮かぶ名です。関西で育った僕はトラウトを身近に感じることはなかったのですが、子どもの頃から奥日光=トラウトフィッシングという憧れはありました。 その中禅寺湖の物語です。 中身はぜひ読んでください。 僕

      • 映画みたいだなと思った

        タイトルと、表紙の画像を作っただけで、ずっと下書きにあったものです。 すでにアニメージュで連載されていたナウシカを読み始め、毎月楽しみにしていた頃に確かに感じた「なんか映画みたい!」と思った感情と、その後本当に映画になった時に感じたことを書こうとしたんだとは思いますが、もう1年以上ほったらかしていたので何が書きたかったのかは本当のところわからない。 散々語られ尽くしたナウシカを、素人のぼくが何が付け足すことなんて何もないわけですが、間違いなく当時のぼくに大きな影響を与え、

        • 自作の虚構から抜け出したいと思ってる私から、同じくそう思ってるどなたかへ

          興味を持って取り組んだらなんとなくできちゃうことがある。そういう経験が連続してしまうと、ある程度できてしまう自分という認識に陥る。 初めてポスターや企画書の類を作る時もデザインどこで勉強したの?と言われるくらいには仕上がったり、企画一つにしても面白く効果的なものができてしまったり。はじめに想像したような努力をした覚えがなく、面白いなと思っている間に、平均点を超えてしまったりすると、積み上げた時間が作る土台がないままに「なんとなくできる」ということが経験として積み重なってしま

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        • 湖の本棚
          8本
        • 博士と呼ばれたかった男
          23本
        • 雑多な
          23本

        記事

          「作る人」になる扉の前にいる人たちへ。

          大層なタイトルだと思う。 少し思うことがあってこんなことを書いています。 僕の好きな写真家さんのリンクを貼りました。痺れる写真を撮り、痺れる言葉を世に出し、大事なことをロバートツルッパゲという人造人間に語らせる、痺れる憧れの人です。 そんな痺れる人は、折に触れカメラを志す人や何かを極めたいと目指す人に向けて、時折わかりやすい壁を作ります。遠ざけます。 こうやったらいいよ。こうしたら上手くできるよ。ではなく、そんな情報を欲しがるお前は終わってるよという感覚です。 本題で

          「作る人」になる扉の前にいる人たちへ。

          バスフィッシングの話

          いつぶりかわからないけど、なんとなく長い文章を書きたくなってnoteを開いた。 バスフィッシングについて書いてみよう。 少し広めの視野で書いてみよう。 そう思って書いてみる。 自分がこれまでのプロバスケ、地域スポーツの立ち上げ屋家業から、この先バスフィッシング界の片隅で企画屋として生きていこうと決めたこともあって、頭の整理のためにも書いてみよう。という意図もある。 まずもってバスフィッシングは面白い。 バスという一つの魚種に、実に様々な道具、釣り方、考え方、遊び方を人

          バスフィッシングの話

          オネアミスの翼-シロツグのいのりとか

          はるか昔に 王立宇宙軍オネアミスの翼というアニメ映画があったんです。 その最後のシーンでの主人公の言葉が、大人になって見返したときにノートにメモしたりしてたんですが、なんとなくここに残しておきたくなって。 宇宙に飛び立ち、ラジオの周波数を合わせ一人で話し出す主人公。声は森本レオさんです。 ----------------------- 地上で、この放送を聴いてる人はいますか? 私は人類初の宇宙飛行士です。 たった今、人間は初めて星の世界へ足を踏み入れました。 海や

          オネアミスの翼-シロツグのいのりとか

          大塚康夫がいっぱい

          ヲタクというほど知ってるわけではないのですが、僕はアニメが好きです。いや、好きでしたが正しいかも。小さな頃自然と見ていたものを、大人になっても好きなままという感じです。 昭和49年生まれのボクが見ていたものというと、未来少年コナン、じゃりん子チエ、ルパンにコブラにガンダムにハイジにベムにデビルマンに母を訪ねて三千里にみなしごハッチに、メカドックにフローネにルーシーにダンバイン、ボトムズ、ダグラム、エルガイム、マクロス、モスピーダ、ハーロックにヤマトに。。そりゃ尽きませんよね

          大塚康夫がいっぱい

          さようなら、すべてのエヴァンゲリオン

          1995年、青島幸男と横山ノックが知事になり、地下鉄サリン事件や沖縄基地問題、フランス中国の核実験強行に阪神淡路大震災。激動の年の10月、新世紀エヴァンゲリオンがテレビ放送開始。 NIFTY-Serveを代表するパソコン通信。パソコンを持っている一部の人たちが電話料金を気にしにながら見知らぬ誰かと意見交換ができるようになった時代。インターネットという言葉がようやく産声を上げて、大学卒業を待たず新たなビジネスの世界に飛び込む第一陣が生まれた時代。 あれから26年、庵野秀明監

          さようなら、すべてのエヴァンゲリオン

          くだらない話を少し

          くだらないことを考える時間というのはなんと楽しいことなんでしょう。 少し前に、この写真の木をみてコーヒー飲んでたりしてたわけですが、今の今まで、厳密に言うとこの木をぼーっと眺めてコーヒーを飲む瞬間まで、「木という一本のモノ」はひとつの生き物としてカウントしてました。 至極当然のように思っていたのですが、いやはやこれはさほど簡単に答えられるものではないぞと考え初めてしまいます。今自分が木だと思っている一本の中に、それはそれは多くの生命体が存在するんではないか?そんなことが頭を

          くだらない話を少し

          落書きなんやけどね。

          今自分は47歳。 ちょうど4月の誕生日の翌日から、なぜか絵を描きたくなって小さなスケッチブックとペンを持って出かけることにした。これまで絵なんて電話での打ち合わせ中にメモに書く何かわからないものや、中高生の時に教科書とかに書いた好きな子の顔や想像上のおっぱいとかギターとかバッシュくらい。それなのに何故か無性に描きたくなったものだから「さてはやることなくなってとうとうアーティスト気取りでも始めるのか?」と自分をなじったものの、どうもそうではないみたい。 命を燃やすようなお仕事

          落書きなんやけどね。

          わたしの、わたしたちについて。

          先日、NPOわがことさんのオフラインイベントの冒頭でお話する機会があり、その時の様子や感じたことを書いてみます。 いきなり別の話になるのですが、一般社団法人WPHという団体がありまして、地域や職業や立場を超えて、それぞれ自身の活動や体験と言う過去の活動を受け取り直し、自身のこれからのアクション全てがみんなの幸せにどう作用するかを考え、議論し、行動する。そのための勉強会を行っていたりするのですが、そのメディア機能としてMYWE編集室というものを発足しました。ひとまずnoteか

          わたしの、わたしたちについて。

          「アホが地球を救うんや」

          カッコいい車を売ってました。 アルファロメオ。フィアット。ランチアも。ごくたまにマセラティやフェラーリまでも。 世間一般に言うキザなイタリア車と言うやつです。大学時代、頭金ほぼなしの5年ローンを組んで手にしたフィアットパンダ96年式マニュアルミッションの二輪駆動。新車としてはそれが最後の販売となると聞いて、鬼の60回払いを決行。その後一瞬国産のディーラーに入るものの間髪入れずにそのお店で働くことになって。 以来11年。売る人として、かっこいいけどよく故障し高いのに質が悪い

          「アホが地球を救うんや」

          完成させたはずの本の作り手になってみます。

          今、友人の山本くんのバイブル「発酵文化人類学」(小倉ヒラクさんの著書)を借りて、1週間に20ページくらいと言う遅さで読んでいます。トップ画像見ておわかりのように、ほんとに彼はこれを何度も何度も読んでは印をつけ、そこに自身のコメントや注釈をいれています。 凄すぎて、面白すぎてなかなか進まない! その理由は、読んではそこに書き込み、ある一定のページまで読んだ内容でそれを分解し、企画書を作ってしまうからなんです。そう、僕も借りてるのに書き込んでる!彼と話して、一冊の本をいろんな菌

          完成させたはずの本の作り手になってみます。

          ロックンロールがやってきた

          ロックンロールと聞くと、若い頃「カッコ悪い言葉だなぁ」って思ってた。なんとなく、髪の長いカッコつけてるおじさんのイメージがあって。これは、言いたくても言えなかったロックンロールという言葉を自分で言えるようになったというお話です。 中学生のときかな。なんかのドラマの主題歌だったTRAIN-TRAINにわーーーってなって、野田の新橋筋商店街のレコード屋に「TECH21」って書いてる青緑の財布を持って鬼ハンになったチャリ漕いで。向かったはいいが売り切れで予約カードを書かされて先に

          ロックンロールがやってきた

          さほど読まれないから、ちゃんと書こう。

          おそらくそれほどたくさんの人が読むわけではない。 それでも決して読者がゼロにはならない。最小単位に自分がいるから。 だったらちゃんと書こう。今日はピザ屋の話にしようと思う。 自分も含めて書いて発信することがここまで民主化されれば、当然誰かにたくさん読まれるであろう期待と言うのは薄くなる。でもなぜか僕は書きたくなるし、誰かに伝えたくなってしまう。とにかく自分の頭の中や心や実際で起こったことを知って欲しい。幼児の《ねえ見て!ねえ聞いて聞いて》と同じ。はしたないとか恥ずかしいとい

          さほど読まれないから、ちゃんと書こう。