東京国立博物館<やまと絵>展:おそるべし雪舟!あなたは桃山障壁画の祖か?なぜ樹木・草葉をそこまで突き出して描くのか?
はじめに 前回の記事で、東京国立博物館で行われている「やまと絵」展で典型的な「やまと絵」《浜松図屏風》と、これまた典型的な「水墨山水」《四季山水図屏風》が並列展示されていて、二つの屏風を対比して見ることでこれまでピンとこなかった「水墨山水」の本質に触れることができたことを紹介しました(下記を参照ください)。
「やまと絵」展は、全期間を4つに分けて作品を入れ替えます。残念ながら1回で全てを見ることが出来ません。ただ4回も見るのは大変なので、第二期の大きな目玉である《伝源頼