島尾新著「水墨画入門」岩波新書(2019):身体・五感で見る水墨。日本の独自性が分かった(気がする?)。その3
前回の記事、その2から続きます。
イリュージョニズムの山水画 記事、その2の最後に述べたように、ようやく第4章「イリュージョニズムの山水画」で初めて中国水墨画の解説が入ります。
ここでは各「節」の名称と使われたキーワードを示すだけにとどめます。
■郭煕の「早春図」
■臥遊
■風景を組み合わせる
西洋画の「正遠近法」、山水の「複数の視点」
■山水を窮める
「山のさまざまを窮めて」一般化され、普遍化された風景、「胸中丘壑」が山水画の理念
■イリュージョニズム
■范 寛