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リアルの場で世界がひらける

有限会社ノオトさん主催「ライター交流会in新潟」に参加しました。リアルイベントの参加って久しぶりで、正直なところ車で45分かけて会場に行くのが億劫だったんだけど、エイヤーって行って心から良かった。最高の時間だった。

前半は新潟ローカルマガジン「Things」編集長・近藤翔太さんと日本酒メディア「SAKE TIMES」編集長・小池潤さんのトーク。後半は交流会。ライター・編集者・クリエイティブ関連の人々が集まって、当日の参加者は約30名。会場の百年長屋SANのオシャレ空間に心が躍った。非日常感がたまらない。

さすがに参加者全員とは話せなかったけど、3分の2くらいの方と会話できたんじゃないかな。新潟ってこんなにライターがいたのか。ただただ驚いた。地元ライターや編集者と繋がりたいのに出会えない…と悩んでいたのは一体なんだったんだろう。

出会った編集者は、私が「企業インタビューをやりたいんです!」と伝えたら、渡りに船といった反応を示してくれた。え、まじで…!?これがご縁でお仕事につながったら嬉しいけど、それよりも何よりも、同業者との横のつながりって心強い。嬉しい。共に戦う仲間ができた気分。

ネットでライター仕事を探しても、なかなか思うような仕事は見つからないんですよね。でもリアルに人と会うことで、まるでパズルのピースがばっちりハマったように、ごく自然な流れで仕事につながることってあるんです。顔が見える相手には親近感が湧く。良きパートナーになれるように頑張りたいと思える。

コロナ禍でオンラインインタビューが当たり前になって、自宅で取材ができることはありがたいと感じてます。正直楽なんです。でもね、PCのモニター越しのやり取りでは距離が縮まらないことを薄々感じていました。そして楽に慣れると、外に出るのが億劫になる。より効率を求めるようになる。そこに違和感を抱き続けてきたけど、今回のライター交流会に参加して確信した。リアルの場にこそ種が落ちていると。

その種とは、仕事関連もあるけれど「好奇心の種」の面が大きい。初めて出会う人の話は、ワクワクに満ちている。驚きと発見がある。もっと知りたいと気持ちがウゴウゴする。家でひたすらキーボードを打つ生活を送り続けたら、この感覚は湧いてこない。

そうそう、東京の編集者さんが「今って、いいライターさんがいないんですよ…」と嘆いていました。フェッ!? って一瞬耳を疑いましたね。だって世はライター戦国時代。新規参入者が多すぎて、競争激化している印象がありましたから。でも冷静に考えてみると、爆増しているのはSEOライターだけなのかもしれない。その編集者さん曰く、数年前に取材ライター志望だった方はYoutubeへ移ったのではとのこと。

「いい取材ライター(現場でディレクションできると尚良し)は不足している」。これって、今から取材ライターをめざす人には朗報なんじゃないかしら。

こんな生の情報は、リアルの場ならではですよね。オンラインもいいけどオフラインは親密感が違う。今年は人に会いまくろう。そんな気づきがあった交流会でした。


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