今日の午前中に公開した、13年目の3.11への想いについての投稿(一個前の投稿)に予想以上に多くの反響がありました。

読んでいただいた皆さんありがとうございます。
「なんのこと？」と思った方、お手隙の際に読んでいただけると嬉しいです(↓以下、ご覧ください)！

普段noteをあげない私ですが、こうして毎年SNSを通じて想いを発信し、お忙しい中読んでいただきコメントやいいいねをくださり、あれだけ躊躇ってた割にやっぱあげてよかったー！となりました。背中を押してくれたこうた、ほんまにありがとう。

コメントをいただき感じたこと、追加で余談程度ですが書きたいなーと思うことができたのでまさかのpart2を投稿です。こちらもお読みいただけると嬉しいです。

まず、いただいたコメントについて。
実はありのままに言葉を連ねているので、きっと否定意見もあるんだろうな、なんて少しビクビクしながらあげているのですが、どれもすごくあたたかくて優しい感想をいただきました。(ありがとうございます😊)

震災で友人を亡くし助かった方、同じく震災に対して問題意識が薄れていく感覚を持つ方、もどかしい想いを言葉にして伝えてくれた方、また思い出させてねといってくれた方、これからも伝えてほしいと言ってくれた方、、なにより「これからも書いて欲しい」と思ってくれた方がいることや同じ想いを持ってくれた方がいたことが嬉しかったです。

環境のせいにしてはいけないけれど、やっぱり色んなコミュニティに属し、震災の話をすることがなければ次第と考える機会、思い出す機会が減ってしまう気がします。でもそのもどかしさとこれからも向き合って、自分なりにまた少しづつ踏み出したいと思っています。

関西に来てから、「福島出身ってことは震災経験してる？どうやったん？」ときかれることがありますが、「どこまで話していいんだろう」というのが率直な感想です。

あくまで私の話ですが震災当時について聞かれることは嫌ではないです。むしろ興味持ってくれてるのかな嬉しいとまで思ってます。けれど、熱量込めて話しすぎると、「そこまで求めてへん」と思われそうで、相手からしたら軽い気持ちできいたのに受け取り方によっては重く受け止めてしまうかな、と思って自分なりに省略してしまっている気がします。だからきっとnoteに吐き出してしまっているのかもしれません。重くなってもいいから話きいてやってもいいよという方がいたらまたメッセージでもいただけると嬉しいです🌸

また、高校時代からお世話になっている方から、「なにもできていないわけじゃなくて、先駆者なんだよ」とメッセージをいただきました。

このことをきっかけに4月からもまた語り部として福島に戻る機会ができたので、「語り」を通じてまた伝えれたらいいな、と思います。

最後に余談。
震災後、様々なアーティストの方々が震災に対して想いを寄せた曲をリリースされていました。その中で私が好きな曲を最後に紹介して終わろうと思います。

皆さんはハジ→の「3.11。」という曲をご存知でしょうか？
この曲は宮城県仙台市出身のシンガーソングライターのハジ→さんが3.11をテーマにかかれた曲です。

この曲の歌詞がとても核心をついているというか、助かった私たちに「はっ」と大切なことを思い出させてくれるような曲です。

その中で1番好きな歌詞を紹介します、といいたいところなのですが、歌詞に全てが詰まっていると思うので、あえて全文載せます。(知っているよ、という方はスクロールしていただいて大丈夫です)

『3.11。』

あの日　全てが変わった
ゆらり　愛しき命
僕に　できることがあるとすれば
それは　あの日を忘れずに　生きてゆくこと

もしも　明日世界が終わるのなら
君はなにを望みますか？
誰とどこでその時を迎えたいか
考えたことはありますか？

あの日　天に　召されたあなたは
きっと なんの覚悟も　できていなかったことでしょう
伝えたかった想い　果たしたかった約束
叶えられなかった夢

あの日　はかなくも散った
ふわり　愛しき命
僕に　できることがあるとすれば
それは　あなたを忘れずに　生きてゆくこと

僕らが今　生きている今日という日は
彼らが生きたかった　今日
あの日が僕らに教えてくれた
忘れてはいけないこと

もしも　僕が彼らなら
君に精一杯生きてほしいと願うだろう
もしも　君が彼らなら
君にどう生きてほしいと願うだろう？

あの日　全てが変わった
ゆらり　愛しき命
君に　僕が願うことは一つ
それは　君の今を大切に　生きてほしいこと

終わりは新たな始まり
天に　捧げる誓い
僕に　できることがあるとすれば
それはあの日を忘れずに
あなたを忘れずに　生きてゆくこと
そして　僕の今を大切に　生きてゆくこと

そしてこの歌詞に込めた想いをハジ→さんが自身のブログで紹介されていました。そちらもお読みいただけるとより一層違った想いで聴けるのではないかな、と思います。

特に、「忘れずに生きていく」このフレーズが毎回私の心に刺さります。

ハジ→さんも仰る通り、震災を思い出すことが辛い人にとっては忘れたいくらい嫌なことかもしれません。だから一概に忘れないことが一つの答えではないと思います。けれど、この事はすごく大事なことだと考えます。

今日、私が生きている今は誰かが行きたかった今日で、あの日助からなかった命、震災関連死で助かったのに自ら死を選んでしまった命、色んな人の想いを私は知らないふりをすることはできません。

知り合いにいないから想像つかない、ではなくもし自分の身の回りに同じことが起きたら。そのことを考えるだけでも、辛い想いをする人に少しでも寄り添えると思うのです。

震災に限った話ではなく、いつも笑顔のあの子は実は壮絶な体験をしているかもしれないし、自分がよかれと思った言葉は相手を傷つけているかもしれない。言葉に責任をもち、思いやりを持つことができたら。

それを踏まえて、私は今自分の想いを、自分の言葉で伝える。読んでいただいた方に背中を押され、改めて発信する覚悟を決めることができました。

少しでもこの日だけは、1人でも多くの人が震災を思い出し、ちょっとでも考えてくれるような、そんな瞬間を。また今日も、あの日を忘れずに生きていきます。