物販ビジネスがつまらないと感じる理由
最近、周りにいる物販業界が長い人たちから、「物販に飽きてきた」と言う声を聞くようになってきた。
今回は中級者以上の物販プレイヤーが、なぜ物販ビジネスをつまらないと感じてきたのか?
具体的な理由と、対処法を詳しく解説する。
これから始めようとしている初心者にとっても、先輩たちが、今、どんなことで悩んでいるのか、
それを先に知っておくことで、自分にも同ことが起きた時にすぐに対処できるようになるので、
是非、参考にして欲しい。
1番になれないと分かったから
勉強やスポーツでも同じだが、自分が最も活躍できるフィールドではないと感じてしまうと、
そのジャンルの勉強を続けようと思えなくなるのは、当然のことだ。
例えば、ゲームが好きでプロゲーマーを目指した人がいたとする。
しかし、実際にプロの世界に足を踏み入れると、周囲は強者ばかりで、自分が井の中の蛙だったことに気づかされるなんてことは、よくあることだ。
同じように、体が大きく喧嘩自慢で、プロの力士になろうと相撲部屋に入ったとしても、多くの人はわずか3日で実力の差を思い知らされ、
一週間もあればほとんどが脱走すると言われている。
なぜなら、人間には自分が最も活躍できる分野で働きたい、という強い欲求が存在するからだ。
そのため、単に「お金が稼げれば良い」と考える人だけでなく、「やるからには一番を目指したい」という野心を持つ人にとっては、
自分が最も活躍できる場所ではないと分かるとやる気を失うのも当然なのだ
あんまり儲からない
物販ビジネスで「儲からない」「裕福になれない」と感じることは、続ける上での大きな障壁になる。
たとえ業界で一番になったとしても、それが経済的な利益に繋がらなければ、人々はその道を離れることを選ぶのは当然だ。
これはビジネスの世界に限らず、その他の多くの職業でも同じことだ。
例えば、新卒で入社した会社が期待と異なり、将来性が見えないとなれば転職を考えるのは自然なことだ。
お金にならなければ人が離れていくのは当然なのだ。
この例から明らかなように、起業をして社長になり、自由に事業を行うことが目的であっても、
経済的な見返りが少なければ、その事業を続けるモチベーションを維持することは難しいのだ。
特に、物販ビジネスで将来性が見えない、または見えている将来が幸せではないように感じたなら、
継続するモチベーションが湧かなくなるのは当然だ。
このように、物販ビジネスで利益が得られない状況は事業を続ける上での意欲を削ぐ主要な要因となる。
経済的な報酬が伴わない事業に対して、多くの人が時間と労力を投資することに魅力を感じないのは、当然のことなのだ。
飽きてきた
物販ビジネスをやめる人の理由で「飽きる」というのは実はかなり、一般的なパターンに含まれる。
この現象は、ビジネスを始めてから3年〜5年の間に徐々に見られてくる。主な理由は、初めの新鮮な気持ちが徐々に薄れてしまうことだ。
これは物販ビジネスに限らず、どのような仕事でも同じことが言える。
一般的に、どんな仕事でも普通は5年程度続けると、人は「他の世界も見てみたい」と感じるようになる。
というよりも、10年以上も同じ仕事を続けていくことができる人の方が割合的には少なく、
多くの人は5年ほど経つと、新しいことに挑戦し、その新しい分野に集中していくのは普通のことなのだ。
そして、その新しい分野にもいずれ飽きが来て、再び新しいことを探し始めるのが人間というものなのだ。
『サーフィンやスノボーに一時期はハマったけど、今はやっていない』と、いう事も原理は同じことだ。
仕事も起業も同じ業種を十年も二十年も続けられて、さらに楽しいと感じれているなら、
そう思えた人は本当にラッキーなのだ。
例えば、世界旅行を5年間続けたとしたら、どの国に行っても新鮮さを感じなくなり、日本に帰国して仕事をしたくなったとしても別に誰も驚かないだろう。
むしろ、10年以上同じところに滞在したいと思える場所を見つけることができたとしたら、
その人はラッキーだったと言えるわけだ。
このように、ずっと同じ景色が継続しているなら、飽きを感じることは自然なことで、
仕事に対する新鮮さが失われると、新しい挑戦や変化を求めるのは人間の本能なのだ。
物販ビジネスで飽きが来たと感じたら、それは新しい分野に目を向ける、良いタイミングだと神様からの、サインかもしれない。
成長を感じられない
物販ビジネスで成長が感じられなくなるのは単なる飽きとは異なる問題だ。
ビジネスの成長が停滞したり、特定の業界で新しいノウハウに対する学習意欲が低下しているなら
それは成長が感じられなくなっている証拠だ。
特に、ビジネスを始めて3年が経過すると、多くの人が、「やるべきことは頭で分かっているが、実際に取り組むモチベーションが湧かない」と感じることが多くなってくる。
この時には仕事に慣れているため、業務拡大に必要な資金や、スタッフの数、雇用のリスクなどを具体的に計算できるようになり、
「それほどの努力をしてまでやりたい仕事ではない」と感じることがある。
これは成長が停止している状態であり、実際に多くのビジネスオーナーが、経験する普通のことなのだ。
物販ビジネスが「楽しい」と言う人の特徴
しかし、物販ビジネスが楽しいと目を輝かせている人が多くいることも知っておこう。
彼らの特徴や共通していることを知ることで、モチベーションを取り戻す手助けになるからだ。
始めたばかりの初心者
一方で、物販ビジネスを楽しんでいる人々、特に初心者には特有の特徴があある。
初心者は、新しいことへの期待と、初めての経験と興奮の相乗効果で、物販ビジネスを楽しいと感じる人が大多数を占める印象だ。
なぜなら、物販ビジネスを始めた当初は、新鮮さがあり、様々なことが初めての経験であるため、刺激的で面白く感じているからだ。
しかし、それでも人は年数を重ね、同じことを繰り返していると、その景色は日常となり、モチベーションは下がってくる。
それを防ぐためにも、中級者であっても、何か新しいことに挑戦することで、再びモチベーションを高めることが出来るはずだ。
このように、物販ビジネスで成長を感じなくなることは、避けられない現象の一つと言える。
しかし、その状況を受け入れ、そこから新しい挑戦に目を向けることで、新たな動機付けと成長の機会を見つけることができるのだ。
右肩上がりの状態の人
物販ビジネスに限らず、どんな分野でも成長が感じられないと思う主な理由は現状維持や業績の低下にある
特に、業績が下がっていなくても長期間にわたり現状維持が続くとモチベーションの低下は避けられない。
これはビジネスに限らず、勉強やその他の活動にも当てはまることだ。
逆に、絶えず右肩上がりの成長を見せる事業や活動は人々に楽しさを感じさせる。
これは、その分野が自分の得意な領域であるかもしれないと感じるからだ。
そのため、新しいことを一から始めることで、再び、右肩上がりの成長を体験することができる。
例えば、物販ビジネスとは関係ない、何か新しい事業やプロジェクトを始めて、
そこから、もう一度、月収100万円を目指すことは、新たなモチベーションと成長の源泉となるはずだ。
現状維持や業績の低下による停滞感から脱出し、新しい分野や挑戦に目を向けることで、
再び成長の道を歩み始めることが可能になるのだ。
解決策
さて、ここからは解決策の紹介だ。無理に物販ビジネスにしがみついてしまうと、いつまで経ってもモチベーションが回復しないかもしれない。
そのため、少し大胆だが、確実に効果のある解決方法を提示する。気持ちの問題と行動の変化の両方から、解決方法を見てみよう。
辞める(捨てる)
物販ビジネスに疲れたり、興味を失った場合の大胆な一つの解決策は、思い切ってビジネスをやめる(捨てる)ことかもしれない。
あなたがビジネスを始める際に会社員としての立場を捨てたように、物販ビジネスを手放すことも一つの選択肢だということを知っておこう。
実際、世の中には裕福になるためのビジネスの機会が数多く存在している。
問題は、多くの人が物販ビジネスだけに囚われすぎて、他のビジネスの機会を真剣に探していないため、新しい可能性に気づかないことが多いのだ。
すぐに新しいビジネスが見つかるとは限らないが、「1年以内に新しいビジネスを見つける」という目標を持つことは良いスタートになるはすだ。
これまで関わったことのない業界や、オンラインサロンで興味のある分野に積極的に登録し、
オフ会などに積極的に参加してみるのも、新しい機会を見つけるための良い方法になる。
ネット通販は1997年に始まったわけで、ある意味、古いビジネスモデルと言えるかもしれない。
その古いビジネスモデルに固執する代わりに、新しい分野での可能性を探ることで、新たな成功と満足を見つけることができるのだ。
行動を変える(考えを変える)
物販ビジネスが楽しくなくなる主な原因の一つは、日々の活動が同じで単調になってしまうことだ。
この問題を解決するための最も直接的な方法は、行動を変えることだ。
もしスタッフがいなければ、新たに雇用してみるのも一つの手段だろう。
また、事務所や倉庫を借りてみたりすることで、ビジネスの環境を変えることも有効だろう。
他の物販ビジネスを行っている人に直接会って話を聞いてみるのも新しい刺激を得る良い機会かもしれない
さらに、楽天やアマゾンだけに囚われるのではなく、自分自身のネットショップを立ち上げてみるのも良いかもしれない。
しかし、最もお勧めしたいのは、物販以外の趣味を見つけることだ。
ネット通販ビジネスを続けている人の中には、必ずしも有名な社長になりたいと思っているわけではなく、
家族や子供の育児がどこにいてもできる環境を求めてネット物販を選んだ人も多くいる。
そういった人々は、時間や場所を選ばないネット通販ビジネスを単なる生計を立てるための手段として捉えており、
ビジネスに極端な面白さを求めていなかったりする。
そのため物販ビジネスを自由な時間と場所でできる仕事と割り切って、そのメリットを最大限に活かすために他のことに集中するのも良いアイデアだ。
つまり、ネット通販の業績を自分の成長とは関連付けず、気楽にビジネスに取り組むことも、一つの方法なのだ。
このように、考えを変えることによって、物販ビジネスへの新しいアプローチを見つけ、
再びモチベーションを高めることができる。
余った時間で趣味を探求することで、ビジネスへの新鮮を取り戻すことを考えてみよう。
新しい業界に飛び込む
物販ビジネスでのジレンマを早急に解決したい場合、新しい業種に飛び込むことを考えてみるのも一つの、解決方法だ。
すぐに転換することが難しいと思うかもしれないが、1年以内に異なる業種を探して、それを並行して行うことをオススメする。
新しい分野がうまくいき始めたら、物販ビジネスからキッパリと卒業することも一つの選択肢となる。
物販ビジネスは流行に乗ったビジネスであり、現在ではノウハウも多く出回っているため、参入障壁が低く、誰でも始めやすい分野になっている。
このため、初心者は小さな利益に満足し、低い金額で販売するので、価格競争が激しくなり、
以前ほどの旨みがなくなっていることを感じてる人も多くいるはずだ。
このような状況にあるなら、潔く、後輩たちにポジションを譲り、今までのビジネスで積み上げた、貯蓄がある人だけが参入できる、より高い障壁を持つビジネスや、
数年間のビジネス経験を活かせる新しいビジネスモデルに挑戦してみることで、新たな満足感を得られるかもしれない。
既存のビジネスモデルから離れ、新しい分野での可能性を探ることで、あなた自身の全体の事業に、新しい息吹を吹き込むことができるはずだ。
何かを新しく始めて右肩上がりにする
人間は同じことを繰り返していると、自然と退屈を感じる生き物だ。
何か新しいことを覚え始めた時は、そこから上達するしか道はなかった。
たとえば、英語の発音記号を習い始めたばかりの人は、実際に外国人と会話ができた時には、興奮や感動を覚えたことだろう。
人間の成長は、金額だけではなく、自分が上達しているか、業績が向上しているか、という指標があることで、感じられるものだ。
できれば、その両方を同時に感じれることに取り組むことが最高の充実感を得られるのだから、
もし現在のビジネスがマンネリ化しているのであれば、在庫を全て処分し、現金化して、新しいビジネスやジャンルを学び、
謙虚な気持ちで新しいことに挑戦するのも、大胆な戦略だが、効果的な方法だと思う。
例えば、新しく日本で始まるライドシェアビジネスに注目し、あらかじめ中古の車とiPadを手に入れ、メンテナンスを済ませておき、
ブログやSNSを立ち上げておいて始まったらライドシェアの第一人者になると言うのも一つの解決策かもしれない。
最後に
同じ事を続けていれば、つまらなさを感じるのは普通のことだ。
世界一周の旅でも、3年もやってれば、飽きてしまうものだ。
成長が感じられない時は、無駄に抵抗せず、新しい業界に飛び込むことや不要なものを断捨離して物販から手を引くことが最も確実な解決策になるかもしれない
収入を捨てたくないという気持ちにしがみつくよりは思い切って断捨離することで心がスッキリするかもしれない。
既に物販ビジネスが長い間つまらないと感じるなら、
まずは、利益を生まない商品や、わずかな利益しか生まない商品から処分し、
断捨離を始めて、身軽になることをオススメしたい。
または、今から1年以内に新しいビジネスを始めて、
もう一度、月収100万円を目標に、右肩上がりの状態を作るため、再出発することが、最も確実な解決策になるのかもしれないことを覚えておこう。
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