とはいいます

はははは!
いつまでたっても自分の言葉にアイデンティティを感じねえ

はじめに告知でごめんだけどチラ見してください
合同写真展に参加させていただきます
日時場所は画像内にて

画像1

画像2


アルバイトに励んでみたり、このように写真展への作品づくりをしてみたり、筋力トレーニングに取り組んで、暴飲暴食してみたりしている

妹が双極性障害になった
ばかめ と思っている 酷いだろ、ごめんな とも、思っている
妹のことを、幼心弾むころから、畏怖していたので、わたしには手の施しようもない

けれど、妹を本能的に愛していたので、あんまり連絡がとれないもんだから、焦っておでこを汗でびちゃびちゃにしながら警察沙汰を起こしてしまった
心配なのか、同情なのか、または家族妹という一種のアイデンティティのことを手放せなかったのか、もう考えたところで答えが出るもんではねえね、と思うが
本能的無意識的 そういうものからずーーーーーーーーーーーうと解放されない
もしかしたら言い訳なのかも
など
などと考えていると、つるつる涙が出るので、逃げ道として、はじまった暴飲暴食は、ずいぶん生きてる!という気分にさせてくれて気持ちいいヨナア!

ちなみに妹は東京でひとりぐらし
二年制の専門学校を先日辞めたらしい
祖母伝てに聞いた

やっぱりサア、肌っていうのは食い物で構成されてると思うのだわ
筋力トレーニングなどを行っている時期、自然と健康を意識して普段の食事というものを蒸した鶏肉、野菜、大量の水の摂取とか、そんなことをしていたら、たまのはだになった。ピカピカの肌になってた。そしてここ一ヶ月、暴飲暴食をしてみたところ、顔が吹出物だとか乾燥だとかで、治安悪化の道をテトテト歩いている。
どれたけ値段の高い液体を顔面に叩き込んで得られる肌治安など、知れたもんよ。ガサガサの肌を晒しながらでかい声で言ってやります。コンニチハー

いろいろアルバイトしてみたけれど、かつてコンビニアルバイトほどの天職があっただろうか。
いまはよくわからねえ娯楽カフェと百貨店にお勤めしているわけだが、仕事に質の温度差落差で風邪をひきそうである。しかし出勤する毎に思う。アタイコンビニバイトがイイ。
仕事の質がどうとか、好きとか嫌いというより、個人的観点としての天職。この一言に尽きるワ。

百貨店は異常だ。お客様の気持ちに寄り添いたい気持ちが強すぎて、ほぼ人間としての価値はない。しかし、お客様に危害を加えることを嫌うので、たったひとつの体調不良で出勤を三日も見積もって停止される。予防がきちんとしてて素晴らしいデスコト。
仕事の質に問題を感じたことはないが、あたくし、アルバイトですの。ゴメンナサイね、ウフフ。そんな軽い気持ちで働いていられるお花畑ではなかった。かかとの高いパンプスは扁平足に九時間の拷問を与えて、清楚で愛らしいワンピースの制服は、四肢の自由を7割奪うし、夏は暑く冬は寒い。融通の利かない自動ロボット。

よくわからねえ娯楽カフェはまさか飲食を提供してるとは思えぬほどに厨房が汚い。出勤するたび厨房を片付けるお片付けさんとして雇われたのだろうと思う。ゴキブリの影を幾度となく見たが、悲鳴をあげずに目を閉じて頬笑む仏の顔を会得できる。
なんならこれはよくわからねえ娯楽カフェの勤務中にポチポチ打ち込まれた文章だ。よくわからねえでしょ? ウフフ。

ソコソコ、キチンと、学業も遂行している。ゼミという集団授業があり、時折四年生の卒業制作の進捗発表を聞かせてもらえる時間が設けられているので、ニコニコしながら毎度聞いて見るのだが、「作る気がないので企画書にしたいと思います、うフフン」という言葉を聞いてひっくり返った。それに対して動揺をみせない先生が、私は恐ろしい。そのように思う。

そう、そうそう、そう、かつてコンビニアルバイトをしていた頃の、雇われ店長を思い出す。ゼミの先生の献身な態度は、あの死にかけの、一万円を数えながら気絶して、バックヤードの飲料補充スペースに、潰した段ボールを敷いて眠る、あの、雇われ店長。あれの影が何度もだぶってみえる。

当時、朝5:00-9:00の時間でコンビニ勤務していたころ、店長はほぼ24時間出勤を毎日行っていた。眠るのはバックヤードか、定期的にしなくてはいけないレジ点検のお札を数える時間、いちまい、にまい、と数えていると気づくと気を失っていると店長はいっていた。お札を数える指先は、グロテスクにささくれで赤くなって、紫色の爪が、健康被害を十分に知らせていたが、とはいえ人員不足、店長は息をするようにバックレる留学生アルバイターの穴埋めのために、24時間勤務を献身的に行っていた。

コンビニ勤務を契約時の予定通り、辞める時分になったころ、あの雇われ店長が既婚者だったことを知る。おったまげて、ひっくり返った。と、同時に安心もした。あの、恐ろしいほど献身的な24時間勤務が、グロテスクな指先は、家庭を守るための手段でもあったのかもしれないと、わたしが勝手に想像の世界で救済を得たというだけだが。
まあしかし、その想定が本当だとしても、異常だとは、思います。

なので、私はあの雇われ店長の影を、ゼミの先生にみて、「結婚すればいいのに」とふと思ってしまう。
勝手に、私が、遠巻きに心配して、他人事の延長で救済されたいだけなのだ。ずいぶん身勝手で、なんて気分のワルいこと!
でも、なにか、そういう家庭だとか、一種のアイデンティティの尊厳、存在、持続性を守るために、という理由でもなければ、おかしなくらい、献身的だ。あの、先生。イイヤ、有りがたいことなので、あたくしが、どうこう言うもんではないってのが、そもそも。

さあて、そろそろ就職活動デスネ、おねえさま方!と意気揚々としている淑女のなかで、わたしはぽつんと、取り残され、足踏みしている。

頼れる、ゼミの先輩など、心当たりちっともありませんの。いかがしましょ?
いずれ消滅し行くガソリンスタンドの女主人になって、一夜城を築いた気分になって、親のすねでも味わっちゃおうかしらとは、これっぽっちも思っていないが。

いないが、どうするってんだよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?