見出し画像

企業やお店側から見たポイントカードのメリットとは?(後編)

こんにちは、株式会社和多利です。
「企業やお店側から見たポイントカードのメリット」、
前編では“顧客管理”という、土台となる部分についてご説明しました。

後編では主にプロモーション的観点からみた「企業やお店側から見たポイントカードのメリット」についてお届けしたいと思います。

■ 同じ商品を買うならお得に買いたい消費者心理を動かす

私たちが消費者として、同じ商品を買う時や似たようなサービスを受ける時、よほど思い入れのあるお店がない限り、まず先にどこで買えば安く買えるか調べたりしませんか?

特に家電などの、そこそこ大きな出費だったりすると、
ネットで最安値を調べたり、
ネットショッピングならいくつかのお店をピックアップして送料込の合計額を計算したり、
各企業が提供しているポイントモールを利用して、少しでもポイントを稼いだり…。

「このお店のこれが欲しい!」という独自商品を買う場合は別として、
私たちは買い物をする時、無意識のうちに(あるいは意識的に)ニーズに合った情報を参考にしています。

たとえば決済方法の種類もそのひとつ。
ここはクレジットが使えるから、ここは●●Payが使えるから、なども判断材料の1つになります。

同様に、どこででも買える商品であれば、
行ったこともなければポイントカードも持っていないお店ではなく、
普段ポイントカードを利用しているお店で買うのではないでしょうか?

そういった意味でも、ポイントカードは来店の動機づけとして有意義なものであるといえます。

ショッピング

■ 自社でコストをかけず告知ができる(共通ポイントの場合)

ここからは共通ポイントに限った話になるかと思いますが、
他業種間で貯めたり使ったりできるポイントシステムの場合、運営側で無償にて加盟店の告知を行うケースがあります。

運営企業のホームページや印刷物で新規加盟店紹介やキャンペーン情報などをポイント会員様向けにPRすることで、自分のお店を知らなかった会員様にも知っていただき、新規のお客様にご来店いただける機会を得ることができます。

加盟店紹介

とはいえ、これは私たちの規模だからできることであって、
大手ポイント会社様の場合、小規模企業や個人店舗まではなかなかフォローできないため、そのようなお店にとってはあまり現実的でないかもしれません。

しかし、大手共通ポイントの場合でも、加盟店になるとステッカーやのぼりなど店頭用プロモーショングッズの配布等があるので、多くのポイント会員様にお店の存在を知っていただくことはできなくても、お店の前を通りかかられた方やご来店されたお客様へ「このポイント使えるんだ!」という周知は可能です。
(こちらはお店の告知ができるというより来店喚起になるので、1つ前の項目「来店の動機づけ」にあたりますね)

■ 自社を知らないポイント会員様へターゲティング広告をうてる(共通ポイントの場合)

たとえば当社が運営する「Wポイント」のケースだと、
会員様がポイントをいろんなお店で共通して貯めたり使ったりできますが、
会員様の情報は運営会社である当社と、お客様がカードを作られた企業(お店)だけが保有するため、それ以外の企業(お店)が他社でカードを作られた会員様の情報を知ることはできません。

なので、自社でカード発行をしていない(ポイントが貯まる・使えるだけの)加盟店の場合は特に、自分のお店を知らない他社発行ポイントカード会員様はもちろんのこと、
自分のお店を利用してくださる他社発行ポイントカード会員様の情報も知ることができない=会員様の属性に応じてセグメントされた効果的な広告を自社でうつことはできません。

でも、もし仮に「他社発行ポイントカード会員様だけど常連様になってくださったお客様に特別なサービスを差し上げたい」とか、

逆に「新しくお店をオープンしたから他社会員様にも幅広く知っていただきたい」「会員特典をつけたいので告知をしたい」、
あるいは「売上が下がっているから集客したい」などのご要望がある場合は
会員様の情報をお店側に開示しない形で、属性を絞ってセグメントした広告をうつことが可能です。

たとえばWポイントの場合、会員様の年齢や性別、居住エリアや行動エリア、ご利用履歴などからお店のご要望に応じてセグメントし、運営会社である当社からDMやチラシを発送することで、会員様の個人情報を守りながら、お店の広告を展開しています。

そして、広告をうった後も対象会員様データの動向を把握して効果測定を行います。

画像3

「企画はあるんだけどチラシやDMを作れる人がいない」
「そもそもどういう企画をしたらいいんだろう?」

そんな場合も大丈夫。
チラシやDMの制作は当社で行いますので、企画があったら一緒に作っていきましょう!
企画を思いつけなかったら、当社から提案もいたしますので、一緒に考えていきましょう!

---------------

いかがだったでしょうか?
後編では、プロモーション的観点からみた「企業やお店側から見たポイントカードのメリット」についてお届けしました。
最後はWポイントに特化したようなお話になってしまいましたが、
こういったことは大手企業様じゃないからこそ、きめ細かく対応できるのではないかな、と思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?